石川県 金沢市
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中田屋の代表銘菓きんつばの詰め合わせ 石川 金沢 加賀百万石 加賀 百万石 北陸 北陸復興 北陸支援



お礼の品について
容量 | きんつば12個 |
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消費期限 | 冬季(10/1~5/31)製造日より14日 夏季(6/1~9/30) 製造日より10日 |
アレルギー品目 |
※ 未確認のアレルギー品目があります ※ 表示内容に関しては各事業者の指定に基づき掲載しており、一切の内容を保証するものではございません。 ※ご不明の点がございましたら事業者まで直接お問い合わせ下さい。 |
事業者 | 株式会社中田屋 他のお礼の品を見る |
お礼の品ID | 4585933 |
お申し込みについて
申込条件 | 何度も申し込み可 |
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発送期日 | 準備でき次第順次発送 |
配送 |
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艶やかでふっくらとした大納言小豆を厳選。うっすらと焼き上げた皮と、しっとりと一体化する餡の炊き具合、さらりとした甘さを引き立てる塩加減。「きんつば」は簡素な菓子ながら中田屋の技のすべてを語ります。
■事業者情報
事業者名/株式会社中田屋
連絡先/076-252-4888
営業時間/9:00~18:00
定休日/年末年始
※市内において、原材料の仕入れから、生地づくり、焼き上げ、梱包までの工程を行うことにより、相応の付加価値が生じているもの






茶の湯とともに和菓子文化が発展した金沢

皆さん、日本三大菓子処はどこかご存知ですか?ここ石川県金沢市は京都、松江と並ぶ和菓子どころ。江戸時代、文化振興に力を入れていた加賀藩では、藩主から庶民にいたるまで広く茶の湯に親しみ、和菓子文化が大きく発展しました。
金沢市内をめぐると、多くの和菓子店があることに気付くはず。このまちの暮らしには和菓子が深く根付いており、地元の人は贈り物や季節の行事に、また気軽なおやつにと、ことあるごとに和菓子を買い求めます。
「きんつばといえば中田屋」といわれる名店

和菓子のまち金沢で、きんつばといえば真っ先に名前が挙がるのが、昭和9(1934)年創業の中田屋です。小豆、小麦粉、寒天、砂糖、塩のみというシンプルな材料で作るきんつばは、素材本来の味わいを大切にしたこだわりの逸品。このきんつばが、今回ご紹介する返礼品です。
昭和中期、金沢芸妓の口コミで人気商品に

「きんつばは、ひがし茶屋街のお茶屋の女将さんや芸妓さんたちが広めてくれたお菓子なんですよ」と話すのは、中田屋管理部部長の薗田輝夫(そのだ てるお)さん。ひがし茶屋街は金沢に3カ所ある茶屋街のひとつで、金沢芸妓が洗練された踊りや唄で客人をもてなしています。
「もともと金沢銘菓の『柴舟(しばふね)』が看板商品だったんです。ところが細々と作っていたきんつばが女将さんや芸妓さんたちの間で評判になり、今ではこちらが看板商品となりました」と薗田さん。日頃から芸を磨くために一流にふれ、目や舌が肥えている金沢芸妓の口コミですから、説得力をもって人気が広がっていったことが想像できます。

金沢芸妓を魅了したきんつば、そのおいしさの秘密は何でしょうか。薗田さんに尋ねると、「それなら、職人に説明をバトンタッチしましょう!」と、餡を作る加工場へと特別に案内してくれました。
シンプルなお菓子だからこそ、素材選びに妥協はできない

加工場を訪ねると、今まさに製餡の真っ最中。大鍋の中で餡がぐつぐつと煮立ち、小豆のいい香りがふんわりと漂います。現場を仕切るのは、製造部部長の吉村貴宏(よしむら たかひろ)さん。入社以来、製餡ひとすじのベテラン職人です。

こちらが材料の北海道産大納言小豆。「粒が大きくてしっかりしているでしょう。契約農家さんが丁寧に、苦労して作ってくださっています」と、吉村さんは愛おしそうに小豆を見つめます。
小豆と対話しながら餡を炊き上げる

中田屋のきんつばは、餡の粒立ちが特長のひとつ。ひと口ほおばれば小豆の存在感が口いっぱいに広がる、そんな小豆の粒感が魅力となっています。
小豆を炊く極意を尋ねると、「“攻める”って感じでしょうか」と吉村さん。「柔らかすぎず、固すぎず、粒を残して炊く塩梅にかなり神経を使いますね。これ以上火を入れると柔らかすぎる、というギリギリを攻める感覚です」。
一日として同じ条件はない。だから感覚を研ぎ澄ませる

小豆の持ち味を引き出すために、気温や湿度によっても炊き方を変えているという吉村さん。「こればかりは機械ではできない、職人の経験と勘がものをいう世界だと思います」。入社したばかりの頃、先輩職人に言われたのは「とにかく小豆を見ていろ」。毎日、小豆の表情をひたすら見つめ、その日の条件によってどう変化するのか徹底的に覚えたのだそう。
寒天と砂糖・塩を加え、小豆の表情とにらめっこしながら炊くこと約3時間。ふっくらと炊きあがった餡を流し固め、四角く切り、薄い衣をつけて丁寧に焼き上げたら出来上がり。「餡が命ですから、気を抜けません。炊き方が変わったら、お客さまはすぐ気付きますからね」。中田屋では創業時から製法を一切変えることなく、小豆の風味を活かしたきんつばを作り続けています。
これぞ職人技!計算し尽くされた食感と味わい

私は中田屋のきんつばが大好物です。ここからは“中田屋きんつば愛”があふれ出てしまうことを、あらかじめご了承ください。私がこのきんつばをいただく時は、まず両手でふたつに割り、断面に顔をのぞかせる小豆の粒を目で楽しむことにしています。ご覧ください、この粒の大きさと存在感、そして艶!

ぎっしりと詰まった小豆の粒々を眺めて満足したら、ひと口ぱくり。ふっくらと炊き上げた餡は優しく控えめな甘さで、小豆の風味が際立ちます。甘みをまろやかにしているのは、ほどよくきいた塩気。塩が本当にいい仕事をしています。
しっとりと焼き上げた薄衣は、餡が透けて見えるほどの繊細さ。食感を大切にするために、焼き上げた後にはみ出した衣の“耳”を丁寧にカットするなど、一切の手間を惜しまないのが中田屋流です。これほどまでに完成度の高い逸品、ぜひ多くの方に味わっていただきたい。お茶はもちろんコーヒーとも相性抜群ですよ。ぜひご賞味あれ!

金沢の名店が、きんつばに込めた思い
“中田屋きんつば愛”が抑えきれなかった今回の取材。何人かの社員の方と話す機会がありましたが、誰もが商品や仕事に誇りを持っている様子が印象的でした。
中田屋では、全社員がきんつばを焼くことができるそうです。また研修の一環として茶道や生け花などをたしなみ、おもてなしの心を育んでいるのだとか。大切にしているのは、商品を通じて金沢の和菓子文化を伝えたいという思い。中田屋のきんつばは、味わいも、作り手の思いも、とっても深いのです。

中部支部(石川県金沢市担当) / 森井 真規子(もりい まきこ)
石川県小松市在住のライター。航空自衛隊、海外生活を経て故郷にUターン。金沢のライター事務所で修業を積み、2005年からフリーランスで活動しています。出会う人やモノ、コトのストーリーを丁寧にすくいあげ、分かりやすい言葉で伝えることを心がけています。
総務省の家計調査で、金沢市は菓子類への支出金額が全国トップクラス。和菓子・スイーツめぐりは、金沢観光のテッパンです。
お礼の品感想
きんつばの中で一番好き
餡の小豆の美しさに感動してください。金沢のお土産として知り合いにいただいて気に入り、人にも勧めまくっています。
このお礼の品を選んだ理由
- おいしそう・面白そうだったから
- 地元やゆかりのある地域だから
- おいしい
- オススメ
ゲストさん|女性|50代
投稿日:2023年9月8日 21:07
おいしい
以前金沢土産でいただいて美味しかったので、ふるさと納税であると知って寄付させていただきました。
極薄の皮の中のふっくらと炊かれた小豆が一口食べるごとに心地よく、上品な甘さのあんこは、ついもう一つ…と食べてしまいそうになります。とても美味しいです。
大事に味わいながら食べようと思います。
このお礼の品を選んだ理由
- おいしそう・面白そうだったから
- 生産者・事業者を応援したいから
- おいしい
- 応援したい
- オススメ
- リピートしたい
ゲストさん|男性|40代
投稿日:2021年1月8日 13:53
カテゴリ |
菓子
>
饅頭・羊羹・大福
>
羊羹
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- 自治体での管理番号
- CD01-NT
金沢市について
「金沢の文化を後世へ」
金沢には、古くから守り継がれてきた大切な文化があります。
日々の暮らしに根付く文化は、工芸、食、建築と多岐にわたり、
今日の魅力ある金沢を作り上げています。
それらの文化の力の源泉は、ほかならぬ「人」であり、
人を育むことによりその個性を築き上げてきました。
金沢市では、皆様からいただいた寄附金を
「文化の人づくり」に活用しています。
応援いただいた皆様へは、感謝の気持ちを込めて
若手の伝統工芸作家たちの作品等を
多数ご用意しております。
ふるさと納税を通して、未来の金沢の文化を担う
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