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石田三成ゆかりの戦国ロケット「流星」を打ち上げたい!

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

main_img 達成

寄付金額 1,006,000

100.6%

目標金額:1,000,000

達成率
100.6%
支援人数
19
終了まで
受付終了

滋賀県米原市(しがけん まいばらし)

寄付募集期間:2019年10月8日~2019年12月31日(85日間)

滋賀県米原市

プロジェクトオーナー

「流星」は、米原市に伝わるロケット型ののろしで、地元の伝承では関ヶ原の戦いの際に西軍の石田三成が使ったのろしが、その起源といわれています。長さ4~5メートル、総重量15キロほどのロケットを火薬の力で打ち上げます。点火された流星は200~300メートルくらいの上空まで上がると、先端に仕込まれた和傘が開き、ゆらゆらと舞い落ちてきます。
前回の打上げは米原市制10周年を記念して打ち上げた平成27年。全国でも「流星」のような伝統が残る地域はわずか3か所ほどですが、米原市の流星は火薬の調合から製造、打上げまで一貫して行うとても貴重なものです。流星製作者や打上げ技術者の高齢化、打上げ場所の制約などにより伝承が困難になる中、4年ぶりとなる流星の打上げが決まり、この機会に伝統技術の継承と後継者の育成を図ります。

戦国ロケット「流星」を後世に残したい!

石田三成が伝えた戦国ロケット「流星」

戦国武将 石田三成

「流星」は関ケ原の戦いで、西軍の石田三成軍が佐和山城にいる味方へ戦況を伝えるために使用したともいわれているのろしの一種です。江戸時代に入り大きな合戦がなくなると、戦いのためのものから、娯楽のためのものへと変化し、各地域の地元のお祭りや霊仙山の山開きなどの祝い事の際に打ち上げられる「縁起物」となりました。

前回は市制10年を記念して打上げ

地域での流星の製造技術は火薬の調合も含め、地元の人たちが先輩や長老からの「口伝え」により伝えられてきました。しかし、年々火薬の取扱いや打上げ場所などの規制が厳しくなり、地域での流星の製造と打上げは困難になりました。
戦国ゆかりの伝統行事である「流星」の伝統を何とか継承しようと、流星保存会を立ち上げ、昭和43年(1968年)には滋賀県の選択無形民俗文化財の指定を受けることができました。文化財としての指定を受けることで、「流星」は打上げを伝承する地域が一体となって参加して開催されるイベントでのみ、打ち上げることができるようになりました。

◆流星を守るためのハードル

全国には「流星」と呼ばれる同様のものが米原市以外に3つの地域で伝承されていますが、中でも米原の流星はロケットの製造から火薬の調合までのすべてを地元で製作していることから、最も原初的な形として学術的な価値が高いとも言われています。

しかし、今、「製造・打上げに携わる人の高齢化」や「後継者の育成」、「打ち上げる場所」の大きな課題に直面しています。流星は、米原市流星保存会が製作していますが、火薬の扱いは非常に危険で作業も日中に限られます。また、流星の製作には1カ月半ほどの時間を要し、後継者の育成も容易ではありません。そして、流星は100~300メートルほどまで打ちあがり、落下してくるため、安全面などを考慮した打上げ場所を選ばなければなりません。これまでは、広大な田んぼの中で打ち上げを行ってきましたが、道路の開通や建物の設置などにより、打上げ場所を新たに探す必要がでてきました。

◆流星を打ち上げないと伝統が消えてしまう

「流星」は米原市の伝統であり、地域の誇りです。後世に流星の伝統を引き継ぐためには、流星を製作し打ち上げなければ、伝統を引継ぐことはできません。少なくとも5年に1度は打ち上げなければ伝統が消えてしまう可能性があることから、米原市流星保存会を中心に、市や商工会など地域が一体となって、3~5年をめどに定期的に打ち上げることを目指して取り組んでいます。

2019年10月27日に打ち上げ決定!

奥伊吹スキー場が舞台に

前回の打ち上げ2015年。2019年は4年目の年になります。今年はくしくも新元号「令和」がスタートしたおめでたい年。縁起物である流星の打ち上げにふさわしい年です。今年の打ち上げに向けて、昨年度から関係者で協議を進めてきました。そして、2019年10月27日(日)に奥伊吹スキー場で流星を打ち上げることが決定しました。
奥伊吹スキー場を経営する奥伊吹観光株式会社様にご協力をいただき、スキー場のゲレンデから打ち上げます。

この打上げを機会に、技術の伝承を図り、後継者の育成を図っていきます。現在、打上げに向けて関係者で現地を視察して打ち上げる高さや火薬の量、警備の問題や観覧者の送迎などの詳細を協議しています。また、米原市流星保存会では流星の製作も始まりました。石田三成ゆかりの戦国ロケット「流星」を後世に引き継ぐため、皆様の応援をお願いいたします。

【寄附金の使い道】
・流星の製造・打上げに係る費用:600,000円
・会場設営・警備費:250,000円
・送迎バス借り上げ料:150,000円
※目標金額を超えた場合は、次回の流星打上げの資金とさせていただきます。
※目標金額に達しなかった場合は、一般財源から歳出し、事業実施いたします。米原ガンバレ!ふるさと応援寄付基金からの一部充当も検討します。
(米原ガンバレ!ふるさと応援寄付基金:米原市の活力あるふるさとづくりの資金に充てるため基金)

【戦国ロケット「流星」の打上げスケジュール】
2019年10月27日(日)には流星12本の打上げを予定しています。
オープニング 12:00~
打上げ 12:30~14:30頃まで
※天候等により予定時刻が前後する場合があります。
※荒天中止

事業に携わる方の思い

米原市 市長 平尾道雄

■戦国ロケット流星・夢とロマンをのせて大空へ!

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人口減少社会に入り、「地域の伝統をどう守るか」は大きな課題となっています。米原市の流星は原初的な姿を残す、全国的にも大変貴重な伝統行事です。私たちにはこの伝統を守る責任があると考えています。

今回の流星が令和への夢とロマンを載せて大空へ高く打ちあがり、伝統が着実に継承されることを期待しています。戦国ロケット「流星」をぜひ応援してください。よろしくお願いいたします。

米原市流星保存会会長 山下真三さん

■安全かつ素晴らしい形で米原の流星を残したい

写真

「流星」のような行事は誰かが行っていかないとなくなります。保存会では時代にあった形で、流星を守るための努力をしています。

花火師の協力を得たり、口伝えだけだった製造技術を記録したりと、安全かつ素晴らしい形で米原の流星を残すよう取り組んでいます。

若手の会員にも製造を任せたり、伝承の絶えてしまった地域の人たちにも参加してもらいながら後継者の育成を行っています。

本当は少なくとも毎年打ち上げないと、伝承がうまくいきません。そのための努力をしていきたいと思いますが、その上で『定期的に打ち上げを行う』ことが、少なくとも流星を絶やさないためには重要です。

お礼の品をご紹介

  • 2020年01月10日 18:00

    目標金額達成の報告と引き続きの応援のお願い

    2019年12月30日、本プロジェクトの目標金額を達成いたしました。
    たくさんのご寄附と心温まる応援メッセージを頂き、誠にありがとうございました。
    皆様のご期待に応えられるよう、引き続き戦国ロケット「流星」の伝統継承に取り組んでまいります。

    また、目標金額を上回りました寄附金は、次回の「流星」の打ち上げ経費として活用させていただきます。

    次回の具体的な打上げ日程等はこれから関係者で協議していくことになりますが、次回打上げの際は、ぜひとも米原市にお越しいただき、流星をご観覧ください。

    今後とも米原市を応援いただけますと幸いです!

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  • 2019年10月24日 17:00

    戦国ロケット「流星」の打上げに向けて火薬詰めが行われました

    戦国ロケット「流星」打上げまで1週間と迫った10月19日、「流星」の火薬詰めが行われました。

    安全のため人里離れた山沿いの作業小屋で行われ、電気を使うことができないため、日の光があたる日中のみの作業です。

    「火薬詰め」は煙火消費従事者の認定を受けた保存会の会員により、すべて手作業で行われます。
    当日は米原市流星保存会の会員が集まり、ロケットの噴射に使う鉄管を固定するための作業台の組み立てから始まりました。

    鉄管を作業台に固定すると、底には丸板を敷き、少しずつ火薬入れながら、滑車を使って木づちで火薬を打ち込んでいきます。
    火薬の調合も会員の手作業で行われます。昔から引き継がれた割合で調合された火薬は、流星の製造地域ごとに異なり、地域ごとに代々引き継がれるそうです。

    また、鉄管には横穴が2か所開いており、横穴に通された導線は鉄管とともに結び付けられる日傘に結ばれます。
    流星の点火後、火薬の力を使い、空中で日傘を切り離す役目だそうです。

    「流星」はこうした1つ1つの工程を実施する中で会員で共有しながら次世代に引き継いでいます。

    いよいよ打ち上げまで1週間を切りました。

    戦国ロケット「流星」を次世代に引き継ぐため、皆様の応援をよろしくお願いいたします。

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滋賀県米原市

米原市は滋賀県東北部地域の中心に位置しています。日本百名山の1つである伊吹山がぞびえ、総面積の63%を占める森林に蓄えられた水は、清流姉川や天野川となって地域を流れ、母なる琵琶湖に注ぐという、水と緑に包まれた自然豊かな地域です。伊吹山のお花畑や長岡のゲンジボタル、醒ヶ井の梅花藻など美しい自然や貴重な動植物の宝庫であり、また、歴史ではヤマトタケル伝説や石田三成と豊臣秀吉出会いの地・観音寺など数多くの史跡を残しています。
滋賀県唯一の新幹線駅・米原駅をはじめ、名神高速道路、北陸自動車道ICが立地しており、アクセスは抜群です。ココチよいまち 米原にぜひお越しください。