「門デフ」装備のD51形SLの往年の雄姿を「国鉄色」塗装で甦らせたい!
カテゴリー:観光・PR
寄付金額 932,400円
目標金額:15,000,000円
- 達成率
- 6.2%
- 支援人数
- 52人
- 終了まで
- 受付終了
東京都世田谷区(とうきょうと せたがやく)
寄付募集期間:2019年8月30日~2020年6月30日(306日間)
東京都世田谷区

世田谷区では、昭和のものづくりを学ぶ際の教育資料とするよう、昭和の近代化を担った産業遺産である蒸気機関車を公園に展示しています。
世田谷公園で静態保存しているD51-272が、令和元年8月、製造から80年を迎えたのを機に、JRグループ監修の下、D51形蒸気機関車(SL)及びヨ5000形車掌車(ヨ-14740)を「国鉄色」で塗装し、往年の雄姿を再現します。
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ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
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令和の世代に昭和のものづくりを伝えたい!
昭和を駆け抜けた「デゴイチ」から学ぶこと

「火室」で石炭を燃やして「カマ(ボイラ)」で作った蒸気でシリンダーを動かし、ロッドで車輪に伝え、線路を駆け抜けるSLには、ものづくりの魂が宿っています。
「カマ」が収縮して機関車が傷まないよう24時間火を落とさず見守る機関区の技師、まるで生き物を扱うかのようにSLを操作する機関士、坂道などで調整しながら、釜へ石炭を均一に放り込み続ける機関助士。
機関区やキャブ(運転室)、車掌車(緩急車)の人々の手により運行されていたSLに関心を持つことをきっかけに、ものづくりの面白さを知ってもらい、日本のものづくりを担う人材を育てていきたい。
令和を生きる子どもたちに、昭和の近代化を担った産業遺産D51-272を国鉄時代の姿で伝えていくためには、皆さんのご支援が必要です。ご協力をお願いします。
昭和の近代化を担った産業遺産!SLの雄姿を再現したい!
昭和の近代化を担った産業遺産D51-272

D51形蒸気機関車D51-272は、昭和14年8月に神戸で製造され、令和元年に80歳を迎えました。
現役時代は、山陽本線の広島、小郡、糸崎、を経て、柳井で終戦を迎え、戦後は長らく熊本で活躍しましたが、鹿児島本線の電化に伴い、山陽本線と美祢線が接続する山口県の厚狭機関区へ転属し、昭和47年9月に引退しました。
D51-272は、国鉄門司鉄道管理局小倉工場製のデフレクター(除煙板)「門デフ」を装備したD51形で現存する最後の1両で、大変貴重なSLです。
連結されているヨ5000形車掌車(ヨ14740)は、急行運転のためにヨ3500形を改造(時速75km→85km)したもので、車内は現役当時のままになっています。
車掌車は、多くが解体され、残された車両もほとんどが無人駅の駅舎や倉庫に転用されてしまいました。
ダルマストーブや扇風機などの装備がすべて残されている車掌車はほとんど残されていないため、大変貴重な車掌車といえます。
子どもたちを乗せ元気に走るSLの分身

また、世田谷公園には、本物のD51-272のほかに、ミニSLが週末、休日、水曜日に、本線278.5m、引込線74.9m、軌間220mmの軌道を旅客運行しています。機関区に所属する蒸気機関車は、D51-272のほか、大蔵運動公園で静態保存するC57-57を国鉄(現JRグループ)が忠実に再現したものです。
区内にある大学の鉄道研究会に機関区での調整や運転をお願いし、試行錯誤を重ね、無煙炭と水で走行する小さな蒸気機関車が、連結した客車に子どもたちを乗せ、昭和57年から定期運行を始めました。
現在は、燃焼室(ボイラー)の調整が難しいことから、定時運行のため、補助動力のモータをバッテリーで駆動させ、運転や保線、踏切手は高齢者などが、切符の販売や改札は障害者などが担当して運行しています。
ミニSLのD51-272近くに静態保存されていることもあり、本物のD51-272も子どもたちから愛されています。
貴重な産業遺産を次の世代に伝えたい!
ふるさと納税で「門デフ装備最後のデゴイチ」往年の雄姿を再現!

昭和14年(1939年)8月に製造されたD51-272は、令和元年、傘寿(80歳)を迎えたました。
定期的に補修や塗装を施してきましたが、製造から80年を経て、腐食や老朽化が進み、定期的に行ってきた、さび落としやさび止め、塗装のほかに、急速に腐食が進む車体を修復する必要性が高まっています。
また、車掌や列車掛が乗務した車掌車(緩急車)は、昭和60年(1985年)の運用廃止以降、新造車両の甲種輸送や大型貨物の控車として使用されている一部の車両を除き、観光用トロッコ列車の客車、物置、無人駅の駅舎に転用され、保存車両は僅かとなり、往時の装備を残すヨ5000形車掌車も貴重な産業遺産になりました。
今回のSL国鉄色塗装プロジェクトは、貴重な産業遺産であるSLの修繕と国鉄色塗装を保守管理に関する技術を国鉄から継承するJRグループがきちんと行い、長寿命化を図ることで、SLの往年の雄姿を末永く後世に伝えていく、という使命を帯びた、大切なプロジェクトです。
SL国鉄色塗装プロジェクトに対する、全国の皆様の温かいご支援、ご協力をお願いします。
寄附金の使い道:蒸気機関車と車掌車の塗装・修復に要する費用
・蒸気機関車および車掌車の修復・塗装(外装):1,500万円
※募集期間に目標額に達しなかった場合は、期間を延長することがあります。
※最終的に目標額に到達しなかった場合は、世田谷区みどりのトラスト基金に積立て、SLのメンテナンス等に活用させていただくことがあります。
※目標額を超えるご寄附をいただいたときは、金額に応じて、保存車両の修復や線路等の修復に充てさせていただきます。
※世田谷区みどりのトラスト基金:世田谷の貴重なみどりを守り、みどりとふれあい、憩える場所を増やすために使われる基金

事業に携わる方の思い
ミニSL(D51-272)の初代運転士清水道雄さん
■昭和の近代化を担った貴重な産業遺産を次の世代に遺しましょう!

清水道雄さんは、昭和57年に開通したミニSL(D51-272)の初代運転士のひとりです。世田谷にキャンパスがある大学の鉄道研究会に所属していた当時、区の要請を引き受けてくださいました。
縮尺五分の一のデゴイチは国鉄の技師の皆さんが製作したもので、石炭(無煙炭)を火室で燃やしてボイラーで水を沸騰させ、高温高圧の水蒸気を弁で調整しながらシリンダー(気筒)の動きをロッド(鉄棒)で伝え、動輪を回すという本格的なものです。
このほかにも、デフレクター(除煙板)の裏から潤滑油をベアリング(軸受け)に垂らしてボール(玉)やローラー(円筒)を使わないなど、本物と同じ仕組みで作られています。※現在は、補助動力のモーターで定時運行しています。
当時、清水さんと同僚は、本物のD51形蒸気機関車の操作手順書を熟読して、定時運行に臨みました。
世田谷公園のD51-272は、「門デフ」が装備されたD51形唯一の保存機で、連結された車掌車(緩急車)のヨ5000形(ヨ14740)とともに、貴重な産業遺産です。
精巧に再現したミニSLのD51-272とともに展示されていることが、他の保存機と異なる点です。
このD51-272(実機)往年の雄姿を国鉄色で再現し、末永く保存していくため、皆さんのご協力をお願いします。

お礼の品をご紹介
寄附者名の掲示のほか、ご寄附のお礼と国鉄色塗装のご報告を兼ねて、国鉄色塗装後のD51-272の写真をお送りします。
また、お寄せいただきましたご寄附の金額に応じて、一般公開前に車掌車内やキャブ(運転室)に入場できる内覧会(撮影会)などの特典をご用意します。
特典につきましては、詳細が決まり次第、ご案内させていただきます。
内覧会等の特典をご希望の方は、下記お礼の品よりご寄附をお願いいたします。
現在進捗情報はありません。
東京都世田谷区

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