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廃業施設を解体して,薩摩半島最南端から望む絶景を取り戻したい!

カテゴリー:観光・PR 

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寄付金額 530,000

10.6%

目標金額:5,000,000

達成率
10.6%
支援人数
43
終了まで
受付終了

鹿児島県南九州市(かごしまけん みなみきゅうしゅうし)

寄付募集期間:2019年7月8日~2019年10月5日(90日間)

鹿児島県南九州市

プロジェクトオーナー

鹿児島県南九州市頴娃町・番所鼻自然公園。
東シナ海越しに薩摩富士こと開聞岳を望み、徒歩で日本地図を作製した伊能忠敬が「けだし天下の絶景なり」と称したとされる景勝の地でありながら、これを遮る廃業施設の存在が長年に亘り公園の課題でした。
本プロジェクトでは、地域と行政が一体となった取り組みを通じ来訪者が増えつつあるこの公園において、官民が連携して廃業施設の解体に取り組み、美しい景観を取り戻すことでさらに公園の魅力を高めることを目的としています。

このクラウドファンディングは『ふるさと納税』対象事業です!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄附ができる制度のことです。控除上限額内の2,000円を越える部分について所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

ふるさと納税をもっと知る
私はふるさと納税をいくらできる?(寄附金控除額のめやす)

【注意】
・南九州市民の方のお申し込みは「ふるさと納税で応援(緑ボタン)」からお願いします。
・ふるさと納税の趣旨を踏まえ、南九州市民の方へお礼の品は送付しておりません。

番所鼻自然公園に再び光が差すまで

NPO法人の存在

「番所鼻自然公園」は、昭和50年代に、行政が主体となり整備も行われた公園でしたが、近年は雑草や雑木が生い茂る場所となっていました。

ここに来訪者が訪れはじめることになったきっかけは、平成22年に日本で唯一のタツノオトシゴの養殖場「タツノオトシゴハウス」が開設されたことがきっかけでした。

この養殖場が観光施設として公開されたことを機に、地域の有志で活動するNPO法人が、園内にタツノオトシゴの観光モニュメントを設置したことで、少しずつ賑わいが生まれることになります。

こうした地域の自発的な動きに呼応して、行政が公園の再整備事業に着手し始め、モニュメントの設置から1年後には景観を望む広場や遊歩道などが徐々に整備されました。

その後は、NPO法人と行政の連携により、指宿温泉・知覧の周遊コースの立ち寄りスポットとして広く紹介されていくことになり、今では、年間約8万人が訪れる公園へと変貌を遂げました。

一方、急速に観光地と化した公園には、観光案内板などのソフト的な問題に加え、本プロジェクトの実施に至る観光地ならではの問題が顕著に表れてくることになります。

写真

 

天下の絶景を取り戻したい!

「旧番所会館」の解体

「番所鼻自然公園」の園内には、タツノオトシゴハウスのほかにも食事処や宿泊施設が営業を行っていますが、すでに役目を終えた施設も存在しています。

「旧番所会館」は、市有地(公園)の上に建設された建物で、かつては宴会場として地域住民をはじめ多くの人に愛されるなど、園内の賑わいの一役を担っていた施設でしたが、幾人の経営者を経て、平成15年ごろからは廃業施設となり、当時の姿がそのまま取り残されています。

近年、地域やNPO法人、行政の協働により、急速に賑わいが生まれた園内に寂しく残るこの施設は、建物の老朽化が進み外壁の剥落が生じるなど、観光地にありながら景観を阻害し大変危険な状況となっています。
加えて、所有者は廃業後無資力な状態にあり、行政からの解体の要求に応じることも出来ず、長らく放置された状態が続いていました。

本来であれば建物の所有者の責任により解体を行うべきところではあるのですが、多くの来訪者が訪れる園内の安全性を考慮し、市ではこのたび建物を撤去することを決断するに至りました。

しかしながら、解体を決めた市においても、財政的な負担は非常に大きく、解体費用を捻出することは容易ではありません。

今回のご支援は、美しい景観を取り戻すために、「旧番所会館」を解体する費用の一部を皆さま方へ支援をお願いさせていただくものです。

【旧番所会館の解体費用の内訳】

■建物の撤去費用:約51,000千円
(本体建物の解体、内部備品等の処分、工事車輌用仮設道路の整備などの費用)

※目標金額に達しなかった場合、不足分については市が負担し、本プロジェクトを実施いたします。また、目標金額以上の寄附を頂いた場合、公園活性化に向けた費用として活用させていただきます。

 

関わる人が同じ方向を目指して

繰り返し行った官民連携会議

解体の決断に至るまでには、この課題解決に向け繰り返し協議を行ってきました。

特に平成28年からは、公園の利活用や公共マネジメントについての在り方を考える官民参加型の「パークマネジメント会議」を設け、理想の公園像の掘り下げと理念の共有のための議論も活発化し、「遊べる・稼げる・地域と繋がる公園」を目指すべき姿として設定するなど意識の共有化も行ってきました。

手弁当からはじまった地域活動により賑わいが生まれはじめたこの公園は、今では、地域主体のイベントなどの様々な催しも開催されるなど、日を追うごとに来園者が増えつつあります。

解体後は、イベントの際にも安心して活用できるスペースとして整備を進めることにより、公園の魅力をさらに高め、地域の賑わいや交流人口の拡大につなげたいと考えています。

この景観を阻害していた「旧番所会館」の解体プロジェクトによって風光明媚な景観を取り戻すとともに、地域にとって悩みの種であった防犯・衛生上の問題や、南国鹿児島ならではの台風被害の悩みから解放されることができます。

本プロジェクトにご賛同いただける皆さまには、この地域が抱える課題を一緒に乗り越えていただくことで、これから先も継続的に関わっていただけるファンになっていただきたいと考えています。

■年内の撤去を目指して

地域の声とともに整備を進めます

事業実施のスケジュールです。2019年12月までの解体を目指します。
2019年9月~ 解体作業開始
~2019年12月 解体作業終了(予定)

地域の声とともに整備を進めます

 

事業に携わる方の思い

南九州市長 塗木 弘幸

■未来永劫に引き継ぐために

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このプロジェクトの実施地である「番所鼻自然公園」は、私が社会人として長く勤めた地域に存在しており、景観の変化とともに時代の移り変わりを感じてきた思いのある場所です。

この公園に十数年来取り残されている廃業施設の撤去は、未来永劫に引き継ぐべき景観を保全していかなければならない、今を生きる私たちの責務であると考えています。

そのためには、皆さまの応援と後押しが必要となります。

本プロジェクトを契機に、ここを訪れるファンの方が増えることを心から願っています。

一人でも多くの皆さまの御支援を、よろしくお願い申し上げます。

南九州市役所都市計画課 前原 久志さん

■賑わいのある美しい公園を目指して

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約40年前に行政が自然公園と位置付けて整備を行ったこの公園は、時代とともに公園としての魅力に欠け来訪者が減少していました。

タツノオトシゴハウスのオープンをきっかけに、地元のNPO法人が中心となって再び手が加えられてきましたが、この「旧番所会館」の存在だけは、長い間行政だけでは解決できなかった課題でした。

数年前から、地域やNPO法人、行政が一体となってこの問題について協議を重ねる中で、如何様に周辺整備を進めたとしても、来訪者に危険が及ぶ建物を撤去しない限り、来訪者の更なる増加と景観保全はできないとの認識は一致しています。

本プロジェクトを契機に、公園本来の姿である開聞岳を望む「絶景」を取戻し、資源の有効活用により地域活性化を図っていきたいと考えています。

 

住民の声

㈱シーホースウェイズ(タツノオトシゴハウス) 加藤 潤さん

■公園に魅せられた一人として

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私は番所鼻自然公園の景勝に魅せられ、海のない埼玉県から平成22年にこの地に移住し、この地でタツノオトシゴ観光養殖場を立ち上げました。

それ以来、公園にとって最大のこの課題と常に向き合ってきましたが、動かぬ大きな山と感じていたこの問題が、市の英断により事態が動き出したことは万感の思いです。

これから応援頂く皆さんとともに、さらに魅力ある公園をつくっていきたく思っています。どうぞよろしくお願いします!

 

寄附者のみなさまへ

南九州市からのメッセージ

本プロジェクトの御支援に、心よりお礼申し上げます。
あの「伊能忠敬」が絶賛し先人たちが眺めたであろう景観を取り戻すためには、廃業施設の解体が必要不可欠です。
ぜひ、皆さまのお力添えをいただきますようよろしくお願い申し上げます。

現在進捗情報はありません。

鹿児島県南九州市

南九州市は、鹿児島県の薩摩半島南部に位置します。
四季を通して温暖で豊かな自然に恵まれ、この環境下で栽培される「お茶」や「さつまいも」は、全国の市町村の中で生産量日本一を誇ります。
特に、市内全域で栽培される「知覧茶」は、全国茶品評会で農林水産大臣賞を数多く受賞するなど、その品質は高い評価を得ています。

本プロジェクトの舞台である「番所鼻自然公園」は、江戸時代、日本地図を編纂した伊能忠敬が測量のために訪れたとされる場所で、ここから望む青い空と青い海、別名「薩摩富士」と称される錘状の形をした“開聞岳”を望む景観を総じて「天下の絶景」と称えたとされる地です。

この地には、数十万年前の火山活動によって噴出した溶岩流が岩礁となり、長年にわたる波の影響によって環状に侵食された、全国的にも珍しいほぼ円形の岩礁が存在しています。
薩摩半島は、海幸彦・山幸彦の神話にまつわる竜宮伝説の舞台とされていますが、独特の神秘的な地形から、この「海の池」の中には竜宮城の入口があったのではとの伝説が残されています。

毎年5月には、この公園を舞台に、音楽にマルシェ、ワークショップ、カヌー体験など、地域が主体となり実施する「ばんどころ絶景まつり」が開催されています。
この公園を訪れ、心地よい潮風とともに夏の訪れを感じてみてはいかがでしょう。