酒田港いか釣り船団出航式で困難に立ち向かう海の男たちを応援したい!
カテゴリー:食・農林水産業・商工業
寄付金額 1,023,000円
目標金額:1,000,000円
- 達成率
- 102.2%
- 支援人数
- 28人
- 終了まで
- 受付終了
山形県酒田市(やまがたけん さかたし)
寄付募集期間:2019年5月15日~2019年8月14日(92日間)
山形県酒田市
毎年6月上旬、山形県船友漁労長会に所属する13隻の中型いか釣り船が船団を組みスルメイカ漁に出航します。酒田市と山形県漁業協同組合では、海の男たちを応援するため、家族や大勢の市民とともに「いか釣り船団出航式」を賑やかに開催し、半年以上の長期にわたる操業の安全と大漁を祈願します。全国的なスルメイカの不漁に加え、昨今の諸外国との様々な課題により、日本海沿岸の漁場における緊張感が増し、船団は多くの不安や困窮を抱えています。それでも今期の漁に向う男たちを応援するため、出航式をはじめとして、船上での食事や寄港時の生活環境などを支援します。酒田港の8割を占めるスルメイカの水揚量を増やし、「いかのまち酒田」を旗印として地域水産業の活性化が図られることを期待するものです。
酒田港の水揚げ重要品目 スルメイカ
スルメイカの水揚げ量を増やし、地域水産業を活性化したい!
毎年開催している「いか釣り船団出航式」。色鮮やかな大漁旗をはためかせた中型いか釣り船が汽笛を鳴らし、五色のテープを握る家族や市民が声援を送る中、勇壮な和太鼓の演奏に見送られながら、船団が次々と出航します。
中型いか釣り船は出航すると1ヶ月から40日にわたって沖合いで操業します。この時期は港に帰ることなく船上での生活。北上するスルメイカを追いながら酒田港から西へ約600kmの大和堆から北海道沖、ロシア海域まで展開し、翌年の2月頃まで過酷な漁が続きます。
全国的な傾向として、ここ3年ほど、スルメイカの水揚量は大きく落ち込んでいます。さらに追い討ちをかけるかのように外国船の違法操業が多発し、緊張感が高まる漁場で操業する船団をなんとか支援したい。そんな想いからこのプロジェクトを立ち上げました。
酒田港は水揚げ全体の約8割がスルメイカとなっており、まさに「イカのまち」。いか釣り船団出航式を賑やかに開催することにより、地域水産業の活性化につなげていきたいと考えています。
みんなで見送ろう!いか釣り船団出航式
今年の出航式は6月9日(日)開催
毎年6月上旬に開催する「いか釣り船団出航式」は、酒田市と山形県漁業協同組合が主催し、酒田港水産第2岸壁で賑やかに開催します。
色鮮やかな大漁旗をはためかせ、五色のテープを握る家族や市民が声援を送る中、勇壮な和太鼓の演奏に見送られながら出航する様子は、酒田の初夏の風物詩にもなっており、約3,000人の市民、関係者が埠頭で見送ります。
式典では、主催者と来賓から贈られる激励の言葉に対し、船団長から力強い決意表明が行われると、駆けつけた大勢の市民から大きな声援と拍手が贈られます。
式典が終わり、出航までの僅かな時間、乗組員は家族や親戚、関係者との一時の別れを惜しみながら盃を交わし、翌年2月まで続く過酷な漁に耐え、何よりも無事で帰ってくることを誓い合います。
いかのまち酒田を目指して
スルメイカは酒田にとって重要な資源
1万ケース前後のスルメイカを漁獲した船は、1ヶ月~40日ぶりに港に帰ります。乗組員と漁協職員により半日以上かけて水揚げされ、加工場などに出荷されるほか、県内外の消費地に向けて流通します。
乗組員は、次の航海への支度を整えると、僅かな時間を利用して湯に浸かったり、買出しをしたりと、一時の休息を楽しんだ後、再び漁場を目指して出航します。
酒田市内にあるスルメイカ加工会社では、塩辛や刺身に加工した商品を、地元はもちろん首都圏などに販売展開しており高い評価を得ています。
今年は、船凍いかを学校給食の食材として供給する予定で、地産地消による地域経済の活性化にも期待しているところです。
船団が私たちに届けてくれる美味しいスルメイカは、酒田の水産業だけでなく地域産業全体に大きく貢献する、重要な資源となっています。
■出航式成功に向けて
賑やかに見送りたい!
2019年5月 ポスター、チラシ作成、市広報、HP等により開催告知、船主・来賓への案内、出演者の手配など
2019年6月 会場清掃活動、会場設営
※目標金額に到達しなかった場合も、別途資金を用意し、事業を実施いたします。
事業に携わる方の思い
酒田市 丸山市長
■いか釣り漁業が地域水産業を引っ張る!
山形県の漁業者はこの10年間で半分に減りました。
庄内浜は130種類もの魚介類が水揚げされる豊かな海。四季を通して多品種少量が特徴とされ、春はサクラマス、ヒラメ、夏はスルメイカ、秋は庄内おばこサワラやマダイ、ブリ、冬はマダラ、トラフグなどが水揚げされますが、漁業者の減少により水産業の衰退が深刻な課題となっています。
酒田市では、酒田港の最重要品目であるスルメイカに注目し、いか釣り漁業の活性化による「いかのまち酒田」をアピールすることにより、地域水産業全体の活性化につながることを期待しています。
佐藤 長悦郎船団長
■来たれ若人。漁業の火を絶やすな!
山形船団13隻のうち11人の漁労長は本県出身者で構成されています。船籍は北海道や石川県、富山県などに跨っていることは、本県出身の漁労長に対する信頼が厚いことの証でもあります。
しかし近年は、漁業者の高齢化が進み、後継者不足という大きな課題もできています。
第38正徳丸の佐藤長悦郎漁労長(船団長)は、「このままでは我々の漁業を続けることができなくなってしまう。もし若い人で漁業に少しでも関心のある人がいたら、ぜひチャレンジして欲しい。体力勝負のきつい仕事ではあるが、面白いことも沢山あるやりがいのある仕事。陸での生活が合わない人もいると思う。経験の有無は問わない。若い人のチャレンジを期待している。」と話します。
「後継者問題は待ったなしの状況。遠洋漁業が消滅したように、我々の漁業も危機的状況にある。漁そのものは自分達の努力で昨年を上回ることを目標に、船団で力を合わせて頑張りたい。」
今年から挑戦する酒田市出身 佐藤 泰志さん
■地元に貢献できるよう頑張りたい!
酒田市出身の佐藤さんは、今年から中型いか釣り船の乗組員になることを決意。
実は父親が中型船の乗組員だった佐藤さんは、幼い頃から父の後姿を見て育ったが、これまではあまり意識したことはなかった。
しかし、自分も父となり、あらためて父親の仕事を理解していく中で、家族を養ってくれた偉大さと、普段は口にすることはない仕事に対する父の誇りを感じたことが、この道を選んだきっかけだと話してくれた。
「船団の一員となり、少しでも地元に貢献できるように頑張りたい」と話す佐藤さん。
私たちは、新たな道に挑戦する若者を全力で応援します!
市民を挙げて海の男たちを盛り上げる!
陸にいる皆が応援しています
昨今の諸外国との様々な問題により、日本海沿岸の漁場は緊張感が増し、船団は多くの不安や困窮を抱えています。このような状況の中、今期もいか釣り船団はスルメイカを追い酒田港から出航していきます。その勇気に心が震えます。がんばってください!
寄附者の皆様へ
鮮度抜群の「酒田船凍いか」を皆さんにお届けします
山形船団が漁獲するスルメイカは、釣り上げてすぐに一尾ずつ急速冷凍されるため鮮度抜群です。お刺身や塩辛はもちろん、スーパー等で一般の消費者へ販売され、様々な料理に利用されています。
酒田市では、「酒田船凍いか」の商標登録を行っており、確かな品質を皆さんの食卓にお届けします。ぜひご賞味いただきたいと思っております。
お礼の品一覧
酒田船凍いかの他にも酒田市の魅力が詰まったお礼の品をお届けします。
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SE0313 山形牛 ロース焼肉用 600g
34,000円
- 凍
申込:通年
配送:決済から30日前後で発送 ※着日指定・離島への発送はできません。
『山形牛』とは、山形県内において最も長く肥育・育成された黒毛和種で、公益社団法人日本食肉格付協会が定める肉質4等級以上のものです。 山形県は夏は暑く、冬は寒い気候で、昼夜の寒暖差も激しいです。そのような環境で育った山形牛は、サシがきめ細かく入っており、見た目も美しくとろけるような柔らかさです。また、脂はまろやかな甘さでさっぱりとしており、赤身の濃厚な旨みを際立たせます。 300gずつで2パック入っていますので、ご家族や親しい仲間と2回焼肉を楽しむことも、大勢で焼肉パーティーを楽しむこともできます。 ●本お礼品が届きましたら、すぐに内容をご確認いただき、冷凍庫で保管していただけますようお願いいたします。 ●本お礼品は冷凍でのお届けとなります。お使いになるときは、前夜から冷蔵庫内で自然解凍していただくことをお勧めします。この方法ですと、時間はかかりますが、肉の旨味成分の流出が最小限に抑えられ、より美味しくお召し上がりいただけます。 ●お届け直後は特に美味しく味わっていただけますので、本お礼品が届きましたらお早めに召し上がっていただくことをお奨めいたします。 ※画像はイメージです。 大商金山牧場
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SE0309 日本の米育ち金華豚・三元豚味噌漬けギフト
32,000円
- 蔵
申込:通年
配送:決済から30日前後で発送 ※離島へのお届けはできませんので、あらかじめご了承ください
日本の米育ち金華豚・三元豚の美味しさが濃厚に味わえる肩ロース肉をオリジナルのみそに漬け込みました。お肉は厚みのあるスライスですので、しっかりと食べ応えがあり、米育ち豚の白身(脂)部分は、上質な甘味が感じられます。袋の中にも味噌を充填しておりますので、召し上がる直前まで、味噌に漬け込んだ状態のまま、お届けいたします。 ※着日指定・離島への発送はできません。 平田牧場
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2019年08月09日 17:48
ありがとうございます!目標金額に達しました!
皆様の温かいご支援により、8月9日に目標金額に達しました。心より御礼申し上げます。いただきました寄附金につきましては、出港式に要した経費に充てさせていただくほか、イカ釣り船団の乗組員への食糧支援などに使わさせていただきます。
7月末から8月上旬にイカ釣り船団が次々と酒田港に入港し、船内で急速冷凍した『酒田船凍イカ』を水揚げしました。不漁だった昨年をさらに下回る水揚量となるなど、今期の漁も厳しい状況が続いていますが、燃料と食糧を積み込んだ海の男たちは、10月からの最盛期に期待を寄せて再び漁場を目指して出向します。
おかげさまで本プロジェクトの目標金額は達成できましたが、海の男たちの挑戦はまだまだ続きます。今後も、様々な形で海の男たちへの支援をよろしくお願いいたします!もっと見るまだコメントはありません
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山形県酒田市
北に鳥海山、南に月山を望み、雄大な庄内平野の中央を流れる最上川の河口に位置する酒田市は、江戸時代、西回り航路が整い、北前船交易により湊町、商人の町として栄え、今も上方文化を感じることができる史跡や建築物が多い街です。近年は、国際貿易港である酒田港を中心に、国際交流都市として発展を続けています。
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