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【第3弾】災害で傷ついた「奇跡の島・春国岱」、ここにしかない自然を後世に遺し伝えたい!

カテゴリー:災害 

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寄付金額 2,320,000

13.9%

目標金額:16,577,000

達成率
13.9%
支援人数
112
終了まで
62
/ 90

北海道根室市(ほっかいどう ねむろし)

寄付募集期間:2025年4月1日~2025年6月29日(90日間)

北海道根室市

プロジェクトオーナー

広大な自然が広がる北海道。中でも、東端にある「春国岱(しゅんくにたい)」は、根室市街地からほど近いところにありながら、数千年前の手つかずの自然が現存していることから「奇跡の島」とも呼ばれています。恵まれた自然環境により様々な動植物が多数生息しており、特に野鳥は全国で確認されている鳥類の約半数が観測されるなど「野鳥の宝庫」としても知られており、2005年には「風蓮湖・春国岱」がラムサール条約に登録され、国際的にも重要な湿地として位置づけられることとなりました。

この貴重な自然を守ることを目的に、自然散策路「ふるさとの道」として「アカエゾマツコース」、「キタキツネコース」の橋を整備し、長年、根室市民をはじめ多くの観光客に親しまれてきました。

しかし、度重なる自然災害により橋の壊滅的な被害を受けて以来、「アカエゾマツコース」は封鎖され、「キタキツネコース」も木道部分の破損により迂回路を設けるなどの対応をせざるを得なくなり、生息する動植物の観測ができず、また、春国岱の魅力を全国に伝えられない状況が続いていました。

このため、平成29年度に「ふるさとの道 アカエゾマツコース」の復旧にかかるクラウドファンディング型ふるさと納税を実施し、全国各地より多数のご支援をいただくことができ、寄付金額も目標額とした1億円に達することができました。
工事竣工の際は根室市民とともに開通式を執り行い、再び春国岱に多くの方が訪れるようになりました。

一方で、残る「キタキツネコース」木道部分は未だ破損しているため迂回路の対応となっており、また、その先のロープコースは低気圧による高波や満潮時には水没するなど、安全性が懸念されております。
第2弾となる今回は、このキタキツネコースの木道補修とともに、ロープコースの変更作業を行い、安全な散策体制を確保したく、改めてご支援をお願いするものです。

この「奇跡の島・春国岱」を後世に遺し伝え続けるためにも、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

 

壊滅した自然散策路「ふるさとの道」を取り戻す

数千年の歳月により誕生した「奇跡の島」

「春国岱(しゅんくにたい)」は根室湾と風蓮湖を隔てた全長約8km、面積約600haの巨大な砂州で形成された湿地・原生林です。数千年をかけて運ばれた土砂が堆積した島に草木が生え、海岸とは思えないような幻想的な風景を作り上げています。市街地からほど近いところにありながら、このような手つかずの自然が今も残されていることから「奇跡の島」とも呼ばれています。

様々な環境がバランスよく配置されている春国岱には、多くの生物や珍しい草木が存在し、特に野鳥は全国で確認されている鳥類の約半数が観測されるなど、「野鳥の宝庫」としても知られています。

このため、2005年には、特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に位置付けられ、「風蓮湖・春国岱」が「ラムサール条約」に登録されることとなり、以後、根室市ではこの貴重な自然を守るため、自然散策路「ふるさとの道」を整備し様々な自然環境保全事業を実施してきたほか、自然保護意識の醸成を目的に、大人から子どもまでが学んで楽しめる自然公園として利用してきました。

~四季折々の春国岱の顔~

【春】

森は濃緑の苔と純白のミズバショウで彩られ、やさしい小鳥たちのさえずりが響きます。渡り鳥たちが子育てのために、はるか南からやってくると、花の楽譜に鳥が舞う華麗な季節を迎えます。

【春】

【夏】

タンチョウのつがいが優雅な姿を、海岸砂丘ではハマナスの美しい花と香りを、そして森では夏鳥たちのコーラスを思う存分楽しみ、体で感じることができます。

【夏】

【秋】

シベリアから子育てを終えて寒さから逃れてきたカモやオオハクチョウなど渡り鳥たちが数千数万羽という群れで水辺を占拠し、春国岱は一年でもっとも賑やかな季節を迎えます。

【秋】

【冬】

大空を舞う優雅なオオワシ、ツンドラからやってきた冬の妖精・ユキホオジロ、氷上でくつろぐアザラシの群れなど、冬ならではの魅力的な生き物たちとの出会いが待っているはずです。

【冬】

自然災害により壊滅した「ふるさとの道」

しかし、2014年、2015年と度重なる暴風・高潮・高波災害により、「アカエゾマツコース」は封鎖され、「キタキツネコース」も木道部分の破損により迂回路を設けるなどの対応をせざるを得なくなり、生息する動植物の観測ができず、また、春国岱の魅力を全国に伝えられない状況が続いていました。
この結果、春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンターは、2013年には約10,000人の来館者がいましたが、「ふるさとの道」が被害にあって以降、2014年は9,800人、2015年は9,000人、2016年は8,700人と年々減少傾向となっています。

このため、平成29年度に「ふるさとの道 アカエゾマツコース」の復旧にかかるクラウドファンディング型ふるさと納税を実施し、全国各地より多数のご支援をいただいたことで、寄付金額も目標額を達成し復旧工事も無事に完了いたしました。
工事竣工の際は根室市民とともに開通式を執り行い、以降、再び春国岱に多くの方が訪れるようになっています。

一方で、残る「キタキツネコース」木道部分は未だ破損しているため迂回路の対応となっており、また、その先のロープコースは低気圧による高波や満潮時には水没するなど、安全性が懸念されております。
第2弾となる今回は、このキタキツネコースの木道補修とともに、ロープコースの変更作業を行い、安全な散策体制を確保したく、改めてご支援をお願いするものです。

【第3弾】災害に強い「ふるさとの道」整備のために

春国岱原生野鳥公園自然散策路「ふるさとの道」の「キタキツネコース」は全長約61mであり、木道約21m、ロープコース約40mで構成しています。
現在の「キタキツネコース」は木道21m部分の桁が浮き上がっており、木道全体が歪み、歩行に支障が出ているため安全確保ができない状況にあります。
そのため、2024年5月に木道の横に迂回路を定め、通行していただいているものの、低気圧時の高波や満潮時には、この迂回路とロープコースのいずれも水没してしまいます。

そうしたことから、今回、木道部分を「ダイヤモンドピア工法」という非常に耐久性のある方法により実施するとともに、ロープコースを水没の可能性が低いコースへ変更する工事を行う予定です。

この工事により、自然散策路「ふるさとの道」は2017年度に工事を行った「アカエゾマツコース」とともに、完全復旧となる見込みです。
これまで以上に、春国岱の特異で多様で豊かな自然を楽しんでいただき、かつ、貴重な自然環境を荒らさず、多くの方が楽しめるバリアフリーである木道の復旧・維持をしていきます。

ご支援いただいた寄附金の使い道

具体的な使い道の詳細は以下です。

春国岱原生野鳥公園整備事業(キタキツネコース木道補修工事関係)...16,577,000円

※目標金額を超えた場合、満たなかった場合でも、本事業に活用させていただきます。

ご支援いただいた寄附金の使い道

「ふるさとの道」復旧工事スケジュール

皆さまから頂いたご寄附をもとに以下のスケジュールで行われます。
2025年1月 工事入札・契約締結
2025年2月 準備工
2025年4月 補修工事(引き潮時期)
2025年8月内に供用開始予定

「ふるさとの道」復旧工事スケジュール

ふるさと納税で
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ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

現在進捗情報はありません。

北海道根室市

根室市は、北海道の東端に位置し三方が海に囲まれていることから、沿岸には花咲ガニ・エゾバフンウニ・ホッキ貝・ナガコンブ等多種多様な水産生物が数多く生息しています。豊かな自然環境は野鳥の宝庫としても知られ、日本で観察できる半数を超える約330種の野鳥が観測でき、風蓮湖、春国岱、長節湖などには毎年全国各地から多くの方がバードウォッチングに訪れています。
その他、クルーズ体験やカヌー体験、フットパス、酪農体験など、都会にはない自然を相手にする北海道ならではのアクティビティも人気を呼んでいます。
また、根室市は「北方領土返還要求運動原点の地」として、これまで長きに渡り北方四島の早期返還を願い、市民一丸となって世論の先頭に立ち、運動を展開しています。
まちの再生・発展のためには解決しなければならない課題が非常に山積していますが、すこしずつまちの活性化を目指し歩みを進めてまいりますので、今後の根室市にご注目ください。