タンチョウの里鶴居村 音楽で繋がるプロジェクト

カテゴリー:まちづくり 

main_img

寄付金額 649,000

32.4%

目標金額:2,000,000

達成率
32.4%
支援人数
36
終了まで
64
/ 91

北海道鶴居村(ほっかいどう つるいむら)

寄付募集期間:2025年4月1日~2025年6月30日(91日間)

鶴居村×鶴居村音楽祭実行委員会

プロジェクトオーナー

私たちは、鶴居村に音楽の文化を根付かせ、音楽を通じて地域の振興を図り、その発展に寄与したいという強い思いを抱き、村内の有志によって結成されました。そして、2023年に鶴居村で初めてとなる音楽祭「タンチョウの里鶴居村音楽祭」を開催しました。

この音楽祭には、村内在住のオーケストラ指揮者である石川征太郎氏を音楽監督として迎え、地域に愛される音楽祭を目指して企画を進めています。テーマは「鶴居村だからこそ実現できる音楽祭」。鶴居村の自然や人々とのつながりを感じながら、ここでしか味わえない特別な音楽のひとときを提供し、地域に新たな活力と豊かさをもたらすことを目指しています。

地域に愛される音楽祭の開催を

鶴居村をはじめとする釧路地域全体では、年々人口が減少し過疎化が進行しています。この影響で、都市部のように本格的な音楽演奏を聴く機会は限られており、地域の住民にとって生の演奏を聴くチャンスそのものが非常に貴重となっています。

そのため音楽を愛する人をはじめ、この地域の多くの人々が、より多くの演奏を楽しむことができる場を提供することが重要だと考えています。この鶴居の地において、本格的な音楽演奏を実際に聴くことのできる機会を設けることで、地域住民が音楽に触れる楽しさを実感できるとともに、演奏家たちにも他では味わえない特別な体験を提供できる音楽祭の開催を企画します。

この音楽祭は、地域に音楽の文化を深く根付かせるとともに、演奏家と地域住民、そして音楽を愛する人々が一堂に会し、共に音楽を楽しむ貴重なひとときを作り出すことを目指しています。

タンチョウの里鶴居村音楽祭2024の様子

挨拶 石川 征太郎(音楽監督)

東京藝術大学を卒業後、ドイツで指揮を学び、2019年に帰国してから音楽活動を本格的に始めましたが、思いもよらぬ新型コロナウイルスの影響で、多くの演奏の場を失いました。そんな中、私は自分探しの旅に出ることになり、鶴居村の自然の豊かさや人々の温かさに触れることができました。

直感的に、「この村なら、音楽で感性を磨きながら大自然に囲まれ、地域のために何かできるかもしれない」と感じ、移住を決意しました。

ここ鶴居村で、音楽を通じて地域振興を図りたいという思いが強くなり、2023年には地域の皆様のご理解を得て、村初の音楽祭を開催することができました。昨年の音楽祭には、私が指揮してきたオーケストラのメンバーとともにスペシャルオーケストラを結成し、総勢約800名の方に音楽祭へお越しいただき、音楽を通じて多くの方々に喜んでいただけたことは、私にとって大変意義深いものでした。

本年も、昨年に引き続きスペシャルオーケストラを編成し、さらに充実したプログラムをお届けしたいと考えています。そのために、皆様のご支援が不可欠です。この度、クラウドファンディングを通じて、音楽祭開催に向けたサポーターを募集させていただきます。地域に愛され、地域に貢献できる音楽祭を開催するため、どうかご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

私がこの活動を通じて一番大切にしたいのは、音楽とともに地域社会がより深くつながり、人々が共に喜びを分かち合える場所を創り出すことです。そのための事業費を確実に確保し、皆様にとってもより意義深い音楽祭を提供できるよう、全力を尽くしていきます。何卒よろしくお願い申し上げます。

寄附金の使い道

皆様からいただいた寄附金は、運営費や演奏費用の一部として活用させていただきます。
・目標金額に達しなかった場合は、規模を縮小して実施します。
・目標金額以上の寄附が集まった場合は、規模を拡大して実施します。

タンチョウの里鶴居村音楽祭2024

1日目(11月22日(金)) 
村内全小中学校へのアウトリーチ活動
2日目(11月23日(土)) 
村内各地でミニコンサート
3日目(11月24日(日)) 
メインコンサート(鶴居村村民スポーツ・健康増進施設)

■第一部

・久石譲:となりのトトロ
・久石譲:「ハウルの動く城」から人生のメリーゴーランド
・谷村新司:いい日旅立ち
・坂本龍一:戦場のメリークリスマス
・坂本龍一:美貌の青空
・坂本龍一:Rain
--------------------------------------
ヴァイオリン:成田達輝
チェロ:上村文乃
ピアノ:中野翔太

■第二部

・ビゼー:歌劇「カルメン」より抜粋
「前奏曲」「アラゴネーズ」「間奏曲」「セギディーリャ※」
「ハバネラ※」「アルカラの竜騎士」「トレアドール」「密輸業者の行進」
「ノクチュアル(夜想曲)」「闘牛士の歌」
「衛兵の交代」「ジプシーの踊り※」  他
--------------------------------------
指揮:石川征太郎
メゾ・ソプラノ:林美智子
管弦楽:タンチョウの里鶴居村音楽祭スペシャルオーケストラ

■第三部

・加藤昌則:木こりの詩
・黛敏郎:文楽
・ガーシュウィン:3つの前奏曲
・武満徹:翼、武満徹:小さな空
・ドビュッシー:ピアノ三重奏から抜粋
・シベリウス:水滴
・ハーライン:星に願いを  他
--------------------------------------
ヴァイオリン:成田達輝
チェロ:上村文乃
ピアノ:中野翔太
メゾ・ソプラノ:林美智子

鶴居小学校へアウトリーチ活動
ミニコンサートの様子(成田達輝)
メインコンサートの様子

タンチョウの里鶴居村音楽祭2025(案)

昨年に引き続き、成田達輝さん(ヴァイオリン)、上村文乃さん(チェロ)、中野翔太さん(ピアノ)をお招きするとともに、スペシャルオーケストラを結成し、特別なプログラムを準備します。

また、初の試みとして、村外での公演も企画しており、「日本で最も美しい村」連合に加盟する標津町でのコンサートも予定しています。以下のスケジュールで開催する予定です。

1日目(11月26日(水)) 
村内小中学校アウトリーチ活動、ミニコンサート
2日目(11月28日(金)) 
村内保育園アウトリーチ活動、標津町コンサート
3日目(11月29日(土)) 
ディナーパーティーコンサート
4日目(11月30日(日)) 
メインコンサート(鶴居村村民スポーツ・健康増進施設)
※やむを得ない事情により、予定プログラムが変更になる場合があります。

各地から演奏家の方々が集まり、スペシャルオーケストラを結成しました!

ウィーンの至宝と称されるBösendorferが寄贈されました

世界三大ピアノのひとつである「ベーゼンドルファー(Bösendorfer)」のピアノが、鶴居村に寄贈されました。この寄贈は、鶴居村で文化的な活動が一層盛んになることを願い、その一環として、地域振興のための重要な役割を果たしてもらいたいとの思いから実現しました。

今後も、地域の音楽愛好者やアーティストたちがこの素晴らしい楽器を通じて交流し、さらなる音楽文化の発展に貢献することが期待されています。また、タンチョウの里鶴居村音楽祭においても、このベーゼンドルファーのピアノが使用され、音楽祭の魅力を一層引き立てることとなります。

出演者の紹介

昨年に引き続き、地域に愛され、鶴居村らしさを感じる音楽祭を開催したいという強い思いから、村内在住の指揮者・石川征太郎氏をはじめ、共鳴していただいたヴァイオリニスト・成田達輝氏、チェリスト・上村文乃氏、ピアニスト・中野翔太氏の4名の国内外で活躍する音楽家たちと共に、音楽祭の開催に向けて準備を進めています。

※なお、やむを得ない事情により、出演者が変更となる場合がございます。ご了承ください。

石川 征太郎 指揮

1985年生まれ、東京都出身、鶴居村在住、鶴居中学校吹奏楽部の指導員を務める。
東京藝術大学音楽学部指揮科、ロベルト・シューマン音楽大学デュッセルドルフ指揮科卒業および同大学院修了。
藝大卒業時にアカンサス音楽賞受賞。2011、2012年度ロームミュージックファンデーション奨学生。2015年国際リヒャルト・ワーグナー協会奨学生。2016年第1回フェリックス・メンデルスゾーン国際指揮者コンクール第2位受賞。
レパートリーはバロックから現代音楽まで幅広く、国内外で新作初演も積極的に行なっている。2016年サントリー芸術財団サマーフェスティバル国際作曲家委嘱シリーズ<カイヤ・サーリアホ>に出演。2018年にはハンブルク州立歌劇場にてペーター・ルジツカのオペラ「ベンヤミン」の副指揮を務め、世界初演の成功に貢献するなど国内外で幅広く活躍している。

石川 征太郎 指揮

成田 達輝 ヴァイオリン

ロン=ティボー国際コンクール(2010)で第2位およびSACEM著作権協会賞受賞、エリザベート王妃国際音楽コンクール(2012)にて第2位およびイザイ賞受賞、仙台国際音楽コンクール(2013)で第2位受賞。
著名指揮者および国内外のオーケストラと多数共演し高い評価を得るとともに、リサイタルや室内楽においても圧倒的なテクニックと多彩な表現力を披露している。現代作曲家とのコラボレーションも積極的に行っている。
海外での演奏活動も積極的に行っており、2018年、2019年には韓国平昌で行われた音楽祭に参加し、ソン・ヨルム、スヴェトリン・ルセフらと共演。2018年はミンスクで行われたユーリ・バシュメット音楽祭にも参加している。
使用楽器は、ストラディヴァリウス“Tartini”(宗次コレクションより貸与)。

成田 達輝 ヴァイオリン

上村 文乃 チェロ

桐朋学園大学ソリストディプロマコース卒業後、ハンブルク音楽演劇大学、バーゼル音楽院、スコラカントゥルムバーゼル(古楽科)に留学。
日本音楽コンクール第2位、イタリアトレヴィーゾ国際音楽コンクール、インディアナポリス国際バロックコンクール優勝など入賞歴多数。第23回ホテルオークラ音楽賞受賞、
国内外のオーケストラとの共演や霧島国際音楽祭、宮崎国際音楽祭、チェロビエンナーレアムステルダム等の音楽祭に出演。バッハ・コレギウム・ジャパンのメンバーとしても活躍中。ピリオド楽器を用いた歴史的演奏法にも取り組み、活躍の場を広げている。

上村 文乃 チェロ

中野 翔太 ピアノ

1999年からジュリアード音楽院プレ・カレッジに留学。同音楽院を経て、2009年に同大学院を卒業。 第15回出光音楽賞受賞。
これまでにデュトワ指揮/NHK交響楽団、小林研一郎指揮/読売日本交響楽団、小澤征爾指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、アシュケナージ指揮/NHK交響楽団等と多数共演。
近年は、大植英次指揮/大阪フィルとガーシュウィン『ラプソディー・イン・ブルー』、ジョナサン・ノット指揮/東京交響楽団とシェーンフィールド『4つのパラブル』を共演、神奈川県民ホールで開催された『浜辺のアインシュタイン』に出演した他、 坂本龍一氏の指名によりピアノとオーケストラの作品を演奏。圧倒的な技術に裏打ちされた、豊かな表現力と透明な音色が高く評価されている。

中野 翔太 ピアノ

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

  • 2025年04月09日 13:30

    Bösendorfer 寄贈記念 中野翔太ソロ・コンサートの開催について

    2025年2月、鶴居村に「ウィーンの至宝」と称されるBösendorferのピアノが寄贈されました。この寄贈を記念して、タンチョウの里鶴居村音楽祭にも協力アーティストとして出演していただいている「中野 翔太」氏をお招きし、ソロ・コンサートを開催いたします。今年も、音楽祭の開催だけにとどまらず、さまざまな音楽イベントを企画、実施することにより、村の文化振興を促進し、地域活性化に貢献する取組を行います。

    もっと見る

    この進捗情報を読んで「エールを送りたい」
    と感じたらぜひ拍手を

    拍手をありがとうございます。
    あなたのエールがプロジェクトの支えになります

    まだコメントはありません

    コメントを投稿するには、 ログインまたは会員登録をして、プロジェクトに寄付をする必要があります。

北海道鶴居村

ひがし北海道に位置する鶴居村は、人口約2,500人の小さな村で、村名の由来ともなる特別天然記念物タンチョウ(鶴)をはじめ、希少な動植物を育み多様な生態系を維持する日本最大の湿地「釧路湿原国立公園」を有する自然環境豊かな村です。村の最大の魅力は、その「美しさ」です。雄大な自然に囲まれ、牧草・森林地帯が広がるのどかな村で、「日本で最も美しい村」連合にも加盟しています。