【令和7年度】愛馬の無病息災を願う祭り「チャグチャグ馬コ」の継承のために

カテゴリー:観光・PR 

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寄付金額 564,000

56.4%

目標金額:1,000,000

達成率
56.4%
支援人数
23
終了まで
73
/ 90

岩手県滝沢市(いわてけん たきざわし)

寄付募集期間:2025年4月7日~2025年7月5日(90日間)

岩手県滝沢市

プロジェクトオーナー

今も馬事文化の残る滝沢市では、農耕に疲れた愛馬を慰安し、その無病息災を願う「チャグチャグ馬コ」という伝統的なお祭りがあります。毎年6月第2土曜日に、色鮮やかな装束を身に着けた農用馬が、滝沢市の鬼越蒼前神社から盛岡市の盛岡八幡宮までの約14kmを行進します。
過去には100頭を超える装束馬が参加していましたが、現在では60頭程度まで減少しており、大きな課題となっています。
チャグチャグ馬コの現状や課題、馬主さんの思いを知っていただき、ファン獲得や継続的支援につなげていくため、このプロジェクトを始めます。

※寄附金額は2,000円以上でお願いしております。
※寄附金額が目標に達しなかった又は、目標を超えた場合であっても、全額をチャグチャグ馬コの実施や継承のために活用します。

チャグチャグ馬コの継続のために

令和5年度に滝沢市初のガバメントクラウドファンディングを実施し、第2弾となる令和6年度はチャグチャグ馬コの開催時期に合わせることで大きな反響を呼び、県内外からたくさんのご寄附をいただくことができました。
そして、第3回となる令和7年度。
今回も昨年同様にチャグチャグ馬コの開催時期に合わせてガバメントクラウドファンディングを実施いたします。

集まった寄附金は、チャグチャグ馬コの実施や継承のために活用しております。

2024年10月27日には、東京都中央区で開催された第51回 日本橋・京橋まつりのメインイベントである大江戸活粋パレードにて、チャグチャグ馬コが初参加!
同好会滝沢支部などの装束馬4頭が行進し、首都圏の来場者や外国人観光客に向けてPRしてきました。

これからの課題は「継続した支援」

① 装飾品の新調、修繕

集まった寄附金は、装束代として馬主さんの負担軽減のお手伝いに使用させていただきます。

② 装飾馬の派遣

現在の滝沢市では農用馬の頭数が減少し、県内外から馬を借りてチャグチャグ馬コを開催しています。
集まった寄附金は、チャグチャグ馬コ行事の開催資金として活用させていただきます。

③ 地域への馬事文化への継承

現在、6月の第2土曜日に行われているチャグチャグ馬コですが、元々は旧暦の端午の節句に行われていました。
昭和33年(1958)からは新暦の6月15日に変更になり、平成13年には観光客や出馬者が参加しやすいようにと、現在の開催時期である6月の第2土曜日に行われるようになりました。

時代と共に移り変わる開催時期ですが、以前は平日に行われる事もあったため、スタート地点である鬼越蒼前神社の近所にある保育園の子などが馬を写生したり、見物に来ていました。
現在は土曜日に開催されるため、滝沢市内でも遠くに住んでいる子どもは、チャグチャグ馬コを見たことがない、という子も。

滝沢市では、保育園などに装束馬を派遣し、小さな子がチャグチャグ馬コに触れる機会を作りたいと考えています。
将来、チャグチャグ馬コに関わりたいと考える子どもが一人でも増えるよう、地域へ馬事文化を広める活動に力を入れていきます。

滝沢市の市有馬「滝姫」「鈴音」の今

滝姫の様子

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名 前 /滝姫(たきひめ)
品 種 /ブルトン種
性 別 /メス
生年月日/平成24年3月28日
毛 色 /栗毛
産 地 /岩手県滝沢市
母馬名 /校伯(こうはく)
父馬名 /粒鴨(りゅうおう)
所 有 /滝沢市

初代市(村)有馬である「校伯」の第10子
※滝沢市(村)が購入後の第2子

2025年3月14日 撮影

実は滝姫、この時点で第8子を妊娠中。
出産予定日は3月17日とのことで、滝沢市全体が赤ちゃんの誕生を楽しみにしています。

鈴音の様子

写真

名 前 /鈴音(すずね)
品 種 /ブルトン種
性 別 /メス
生年月日/令和5年5月22日
毛 色 /栗毛
産 地 /岩手県滝沢市
母馬名 /滝姫(たきひめ)
父馬名 /植池(しょくち)
所 有 /滝沢市

二代目市有馬である「滝姫」の第7子

2025年3月14日 撮影

たてがみを整えてもらい上機嫌で厩舎へ戻る鈴音。もうじき満2歳を迎えます。
1日に20kg以上のエサを食べるとのことで、会いに行く度に見違えるほど大きく成長しています。

滝姫と鈴音は「馬っこパーク・いわて」で暮らしています

普段、この2頭の他たくさんの馬たちをお世話している加藤さんにお話を伺いました。
・・・・・
馬は体重が重いほどに1日の食事量も多くなります。
まだ身体の小さな鈴音でも1日に20kg近く食べるので、食費もそれなりに…。
また、馬房を清潔に保つためにはどうしても人の手、人件費が必要です。
滝姫と鈴音がこれからも元気で過ごせますように、引き続き皆様にご支援いただけますと幸いです。
・・・・・

滝沢市長から皆さまへ

滝沢市長 武田 哲

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滝沢市のクラウドファンディングのページをご覧いただきありがとうございます。
チャグチャグ馬コは、農用馬とともに暮らし、家族と同様に扱ってきた愛馬精神が花開いた祭りです。全国に留まらず全世界に誇ることができる文化だと考えております。
現在この文化・伝統の継承が危機を迎えています。このプロジェクトを通じて、馬を愛する文化・伝統と華やかなだけではないその現状を皆様に知っていただき、継続的に応援いただくファンになっていただければ幸甚に思います。
人と馬とが一緒に築いてきた風景を後世に残していくため、皆様の温かい御支援をどうぞよろしくお願いいたします。

滝沢市担当課から皆さまへ

滝沢市 経済産業部観光物産課 齊藤 一真

昨年度は目標額を大きく上回る160万円を超える御寄附を全国の皆様から頂きました。皆様の温かいご支援に感謝申し上げます。
昨年10月にはチャグチャグ馬コが東京都に行き、中央区京橋地区から日本橋室町地区までの目抜き通りを行進し、多くの方々にチャグチャグ馬コを披露することができました。この行進には市有馬の滝姫も参加しましたが、市有馬の飼育にも皆様の御寄付を活用させていただいており、滝沢市の馬事文化継承にもつながっております。
チャグチャグ馬コには、きらびやかな装束に身を包んだ愛馬を誇らしげに自慢する馬主さんの想いが詰まっています。一方、農用馬の維持には大きな負担が伴います。このプロジェクトを通じ、馬を愛する文化・伝統と華やかなだけではないその現状を皆様に知っていただきたいと思います。後世にこの祭りを繋いでいくため、皆様の御支援どうぞよろしくお願いいたします。

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チャグチャグ馬コ同好会から皆さまへ

チャグチャグ馬コ同好会滝沢支部 支部長 藤倉 広美

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令和6年度に滝沢市ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディングを実施した際には、目標額を大きく超える160万円以上のご寄付をいただきました。皆様による温かいご支援に深く感謝申し上げます。
私自身も長年、チャグチャグ馬コに出馬し、その伝統と魅力を肌で感じてきました。色とりどりの装束から聞こえる「チャグチャグ」との鈴の音、そして多くの人々の笑顔や沿道からの声援…それは何にも代え難い喜びと感動です。
「馬」「装束」「後継者」の3つの資源を大切に守りながら、私たちは未来へ向けた活動を続けています。馬を増やすための活動、伝統的な装束の保存、そして何よりも大切なのは、次世代へこの伝統を受け継ぐ「後継者」を育てることです。
皆様からの温かいご支援を励みに、若い世代にもチャグチャグ馬コの魅力を伝え、地域を盛り上げていけるよう、様々な取り組みを行っています。市内保育園でのふれあいイベントや、地域のイベントへの馬の派遣を通して、子どもたちに馬との触れ合い、そしてチャグチャグ馬コへの関心を育んでいます。
令和7年度も、チャグチャグ馬コが、皆様の心を躍らせる伝統行事として輝き続けられますよう、精一杯努力して参ります。皆様のご支援を賜りたく存じます。

チャグチャグ馬コ伝承会から皆さまへ

チャグチャグ馬コ伝承会 会長 鈴木 学

「チャグチャグ馬コ伝承会」は、チャグチャグ馬コ同好会の若手が中心となって令和6年に設立された団体で、世界に誇る伝統文化の「チャグチャグ馬コ」を未来につなぐために活動を行っています。
華やかな装束をまとい、鈴の音を響かせながら行進する馬コの姿は、地域の歴史と誇りを象徴する大切な文化ですが、近年では馬を取り巻く環境の変化や飼育負担による飼養頭数の減少、装束づくりの技術継承や馬の引手などの担い手不足によってチャグチャグ馬コの継続が難しくなってきています。
そこで、この伝統文化を守り伝えていくため、今年も滝沢市がガバメントクラウドファンディングを実施することになりました。私たち伝承会もこの取り組みを全力で応援し、次世代につなげる活動を続けてまいりますので、チャグチャグ馬コの鈴の音を未来へ響かせるためにも皆様からのご支援ご協力をお願いいたします。

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寄附金の使い道

・チャグチャグ馬コ馬資源確保事業(市有馬の飼養管理など)
・チャグチャグ馬コ関連事業(チャグチャグ馬コ行進の実施、装束馬の派遣事業など)

※目標金額に達しなくても、本プロジェクトの事業費として全額を活用させていただきます。
※目標を超える寄附金が集まった場合は、本プロジェクトまたは当該寄附の趣旨に沿うような事業に活用させていただきます。
【事業実施のスケジュール】
2025年8月~2026年8月:上記の実施

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

現在進捗情報はありません。

岩手県滝沢市

滝沢市は、岩手県の県央部、盛岡市の北西部に隣接し、交通の要所にあります。
宮沢賢治も愛した秀峰南部片富士、十和田八幡平国立公園に含まれる岩手山の麓には牧場や農林試験研究機関が広がり、馬返し登山口は深田久弥の日本百名山である岩手山の表玄関であり、鞍掛山と共に、登って良し、眺めて良しの名山として知られています。
サケも遡上してくる雫石川、北上川、諸葛川などが流れ、豊かでのどかな自然に里や街、人のくらしが調和しています。
平成12年2月15日には人口5万人を達成し、人口日本一の村となりました。
平成26年1月1日に市制移行し、「住民自治日本一の市」に向けた、幸福感を育む礎を市民みんなで創ることにより、市民が夢と希望を持ち、将来にわたり生き生きと暮らせる活力のある地域の実現を目指しています。