越前打刃物のシンボル「昇龍」を大阪・関西万博で世界に披露!

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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寄付金額 678,000

19.3%

目標金額:3,500,000

達成率
19.3%
支援人数
17
終了まで
65
/ 89

福井県越前市(ふくいけん えちぜんし)

寄付募集期間:2025年4月3日~2025年6月30日(89日間)

福井県越前市

プロジェクトオーナー

越前市には、「越前和紙」「越前打刃物」「越前箪笥」という伝統的工芸品があり、歴史に裏付けられた高い技術を持つ職人が数多くの工房を構えています。
その中でも越前打刃物は、近年、世界各地の有名シェフに包丁が使われるようになり、国内外で高い評価をされるようになってきましたが、その認知度はまだまだ低いというのが現状です。
そこで、国内だけではなく世界各国から様々な人が訪れる大阪・関西万博に出展し、多くの人に知ってもらうことで、越前打刃物を手に取る方を増やしていきたいと考えています。

世界に誇る「越前打刃物」を知ってもらいたい!

約700年の歴史ある産地をこれからも続けていく

約700年前に鎌の製造から始まった越前打刃物は、江戸時代にその高い技術によって製造された越前鎌を越前漆器の漆かき職人が全国行脚する際に売り歩いたことから全国に広まり、江戸中期にはその生産量が日本一となっていました。

その高い技術は現代になっても評価され、1979年に刃物産地としては全国で最初に国の伝統的工芸品の指定を受けました。

また、近年では、その歴史と技術を守りながら、機能性や洗練されたデザインを追求した包丁が、世界各国の有名シェフに使われたりテレビドラマで採用されるなど、国内だけではなく海外でも高い評価を得ています。

しかし、越前打刃物は、昔から受け継がれた工法で製造しているため、他の刃物産地と比べ生産量が少なく、多くの方に手に取ってもらうことができないことから、その認知度は高いとは言えない状況です。

そこで、認知度を高めるべく、越前打刃物のシンボル「昇龍」を多くの人が訪れる大阪・関西万博に出展させたいと考えています。

皆さまのご支援を必要としております。どうぞ、皆さまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。

越前打刃物のシンボル「昇龍」を大阪・関西万博に出展

越前打刃物の技術を世界に披露する

今回、大阪・関西万博を越前打刃物の認知度向上の大きな機会ととらえ、越前打刃物のシンボル「昇龍」を越前市外で初めて展示することを考えました。

「昇龍」は、越前打刃物の開祖である刀匠・千代鶴国安が、刀剣づくりにふさわしい土地を求めて旅をしている最中、池から昇天する龍の夢を見て、この地に移り住んだという伝説をモチーフに、昭和39年に制作されました。約3千点の越前打刃物で構成され、重さ約500キログラム、長さ3.6メートル、高さ1.8メートルの巨大オブジェで、越前打刃物のシンボルとなっております。

その「昇龍」の披露の場として、大阪・関西万博において、2025年7月28~31日に開催される「LOCAL JAPAN展(主催:2025年日本国際博覧会とともに、地域の未来を創造する首長連合)」に出展する機会をいただきました。

展示にあたっては、打刃物の産地として当市とつながりが深い、三木金物の産地である兵庫県三木市と連携し、「昇龍」と三木金物のシンボル「金物鷲」の共演による、越前打刃物そして日本の職人が持つ技術を披露したいと考えています。

また、「LOCAL JAPAN展」終了後には、改めて越前市内で多くの方がご覧いただけるよう「昇龍」を展示いたします。

■寄附金の具体的な使い道

ご支援いただいた寄附金は、大阪・関西万博において開催される「LOCAL JAPAN展」に出展するための費用及び出展後の越前市内での展示に関する費用に活用させていただきます。

【目標金額に達しなかった場合】
目標金額に達しなかった場合でも、出展内容や展示方法を整理し、本プロジェクトを実施するために活用させて頂きます。
【目標金額以上の寄附をいただいた場合】
目標金額を超えた分については、越前打刃物の振興のために行う本市の事業(和紙・打刃物・たんす産業振興事業など)に活用させていただきます。

千代鶴國安(ちよづるくにやす)は南北朝時代の刀匠で、元弘3年に良い水を求めて「京の粟田口(あわたぐち)」から越前の国府に移り住みました。
國安は刀剣を鍛えるのに適した水をこの地で見つけ、刀剣ばかりでなく、農民のために鎌を作ったと伝えられています。気の入った刀ができるごとに、砥石を削って狛犬を作り、この池に沈めたという言い伝えが残っています。

越前打刃物のものづくりを次世代へ

認知度向上からつながる伝統継承

越前市はモノづくりのまちとして、越前打刃物をはじめとした伝統工芸など地域の宝があふれています。越前市では、この地域の宝を活かして、住み続けたい、帰ってきたい、行ってみたい、住んでみたいと思われるような地域のブランド力向上を目指し様々な取り組みを行っています。

本プロジェクトは、その地域の宝のなかでも越前打刃物を取り上げ、国内だけにとどまらず、世界へ発信することで、越前市への人の流れを呼び込み、越前打刃物を中心とした地域での消費拡大や認知度向上、交流人口の拡大につながります。

また、越前打刃物が持つ価値に共感する方が増えることにより、新たなビジネス機会が創出されたり、ブランド価値が向上するだけではなく、新たに越前打刃物の職人になりたいと思う方が増えることで後継者育成に繋がったりなど、持続可能な産業の振興に寄与できる可能性があります。

越前打刃物の認知度が向上することにより、越前打刃物を手に取る方が増えるだけではなく、越前市への来訪者が増えるなど、産地全体、そして地域住民にとっても良い影響がもたらされることを期待します。

越前打刃物の認知度向上を目指して

世界の人が越前打刃物を知る機会を作ります

事業実施のスケジュール

大阪・関西万博において、2025年7月28日から開催される「LOCAL JAPAN展」に出展します。
開催期間: 2025年7月28~31日(会場:大阪 夢洲 EXPOメッセ『WASSE』)

越前市 市長 山田賢一

越前打刃物は約700年の伝統を誇り、古来より越の国の玄関口として栄えてきた歴史のある越前市を代表する伝統的工芸品です。また、近年では、職人の皆様のご尽力により、伝統的な技術を生かしながら、現代に合った製品を開発されてきたことで、国内外の有名シェフなど新たに越前打刃物のファンになっていただく方が増えてきています。
さらに、昨年には、新幹線駅開業や交通網整備により首都圏や中京圏からのアクセスも向上したこと、紫式部(人生でただ一度だけ都を離れて住んだのがこの越前市)を主人公とした大河ドラマが放送されたことなどで、多くのメディアにも取り上げられ、越前打刃物に興味をお持ちいただいた方が、産地に来訪されることも増えたように感じています。
とは言え、越前市を代表する越前打刃物の魅力を十分にかつ深く触れて頂いた方はまだまだ少なく感じており、今回のプロジェクトを通してさらに多くの方に興味をもっていただきたいと思っています。
この先も越前打刃物の伝統を守り続けるためには、越前打刃物に携わる方、手に取っていただける方を増やしていくことが必要です。その第一歩として、多くの方にその魅力を知っていただくことがとても重要だと考えておりますので、このプロジェクトにご賛同いただき、ご協力いただけましたら幸いです。よろしくお願いいたします。

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寄附者の皆様へ

越前市からのメッセージ

越前打刃物が今後も継続していくためには、多くの人に知ってもらい、携わってもらうことがとても重要なことになっていきます。そのための第一歩である本プロジェクトのご支援に、心よりお礼申し上げます。

また、本プロジェクトにより、越前打刃物や当市にご関心を持たれた方は、ぜひ本物の魅力が感じられる越前市においでください。お待ちしております。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

お礼の品をご紹介

現在進捗情報はありません。

福井県越前市

越前市は、歴史、文化、食、自然など地域資源が豊富であり、特に伝統産業については世界的に評価されているなど高い技術を持つ職人が工房を構えています。
例えば、世界の一流レストランやシェフの間で高い評価を得ている「越前打刃物」、1500年ほど前から漉き続けられている美しく多様な「越前和紙」、重厚なつくりの「越前箪笥」といった魅力的な資源が数多くあります。
このほか、越前市周辺には越前焼や越前漆器の産地もあり、国内有数の伝統工芸の集積地である越前市にぜひお越しください。