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ふるさと寄付金で再生した藻場が吸収するCO2をブルーカーボンクレジット化

カテゴリー:自然・環境 

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寄付金額 202,000

20.2%

目標金額:1,000,000

達成率
20.2%
支援人数
15
終了まで
受付終了

佐賀県NPO支援(さがけん えぬぴーおーしえん)

寄付募集期間:2025年1月17日~2025年4月16日(90日間)

佐賀県NPO支援×NPO法人浜-街交流ネット唐津

プロジェクトオーナー

藻場は魚介類にとって重要な役割を担っていますが、近年はガンガゼ等の食害により消滅しつつあり、水産資源減少の大きな要因となっています。私たちは2022年からふるさと寄付金を活用して水産資源回復を目的とした藻場再生に取り組み6,000㎡の藻場の再生に成功しました。

一方、国内では2050年のカーボンニュートラルへ向けて各界でCO2削減の取り組みが行われており、その中で注目を浴びているのがブルーカーボンクレジットです。ブルーカーボンクレジットは、藻場等が吸収・固定したCO2を基に計算される「カーボンクレジット」の一種で、CO2の削減や吸収量を取引可能な形で定量化したもので、温暖化対策を市場ベースで推進する仕組みです。

私たちも再生藻場でカーボンニュートラルへ向けて貢献したいと考え、2025年度にクレジット化を申請することとしました。これにより企業等による投資が生態系の保全・修復に再投資できることが考えられます。また、企業もブルーカーボンクレジットを利用することで持続可能性を重視した取り組みをPRし社会的責任を果たせることとなります。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

再生した藻場のCO2吸収によるカーボンニュートラル推進

藻場(ガラモ場)のCO2吸収量は2.7t-CO2/ha/年

再生した春藻場2024.3月
再生した夏藻場2024.7月

日本は「2050年カーボンニュートラル」を宣言し、脱炭素社会を目指しています。そうしたなか、新たなCO₂吸収源として海藻等が吸収する「ブルーカーボン」に注目が集まっています。

海藻等の海の植物は、海水に溶けているCO2を光合成作用で吸収・隔離し、食物連鎖や枯死後の海底への堆積などで炭素を貯留します。これらをブルーカーボンといいます。

藻場の機能
ブルーカーボン(国交省)

ブルーカーボンのCO2吸収量は、陸上の森林と比べて単位面積あたりの吸収量が高いとされており、2009年国連環境計画(UNEP)報告書『ブルーカーボン』では、CO2吸収源としての海の可能性を提示しています。

私たちが再生に成功した藻場(ホンダワラ等)の場合、CO2吸収量は2.7t-CO2/ha/年とされています。

ブルーカーボンクレジット申請へ向けた調査と申請

ブルーカーボンクレジットは、海藻等が吸収したCO2の量を「クレジット」として認証し、そのクレジットを売買する仕組みです。このクレジットは、温室効果ガスの削減努力をしている企業や国が購入することができ、温暖化対策に役立てることができます。申請に向けては、綿密な現地調査と申請書の作成が必要です。

クレジット制度概要

①ブルーカーボンクレジット申請へ向けた調査
ブルークレジット申請へ向けて、再生した藻場の海藻の種類、被度、面積等の詳細な調査を実施します。

②クレジット申請
ジャパンブルーエコノミー技術研究組合への申請

※SDG's13.気候変動に具体的な対策を(気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る)

寄附金の使い道

◆目標金額 1,000,000円

◆寄附金の使い道
 〇申請へ向けた予備調査 300,000円
 〇申請費用 100,000円
 〇事務費 150,000円 
 〇返礼品代、送料 300,000円  
 〇県手数料 150,000円

※目標金額に達しなかった場合は、規模を縮小して実施します。
 目標金額以上の寄付が集まった場合は、規模を拡大して実施します。

藻場再生へ向けたスケジュール

2025年
・3~5月 予備調査(海藻の種組成、被度、面積等)
・7月 クレジット申請

カーボンニュートラルへ向けた漁業者の意識高揚

2050カーボンニュートラルへ向けて各界が努力していますが、環境省のCO2排出量の推移をみてもこのままではその達成は厳しいようです。

私たち漁業者が水産資源回復を目的に行っている藻場再生が成功してブルーカーボンクレジット化を行うことで、国民一人一人が取り組みべきカーボンニュートラルへ向けた国民の意識高揚にもつなげたいと考えます。

再生藻場で水産資源回復とCO2吸収 藻場再生グループ

ブルーカーボンで排出CO2削減

全国からいただきましたふるさと寄附金を活用して2022年から藻場再生事業に取り組んでいます。ガンガゼ駆除と母藻投入などの取り組みを行った結果、おかげさまで2024年に6,000m2の藻場再生に成功しました。

すでに藻場内での魚介類の産卵や稚魚の遊泳も確認されています。また、ブルークカーボンレジットの申請基準もクリアしましたので、今後申請へ向けて進みたいと考えています。ご支援宜しくお願いします。

皆様のご支援で再生した藻場の力でカーボンニュートラル実現へ

NPO法人 浜-街交流ネット唐津 代表理事 千々波行典

ブルーカーボンクレジットを活用したカーボンニュートラルの実現は、自然由来のCO2吸収力を活かすことによって、CO2排出量削減と吸収量の増加を同時に進めるアプローチです。

この仕組みは、特に海洋生態系を保全・再生しながら、気候変動対策の一環として経済的な仕組みを提供します。皆様のご支援よろしくお願い申し上げます。

お礼の品のご紹介

現在進捗情報はありません。

佐賀県NPO支援

佐賀県のふるさと納税は、皆さまが支援したい佐賀県内のNPO等を指定して寄附することができます。お返しの品は指定されたNPO等が自らの創意工夫で送ることで、県の事務経費を抑え、できる限り多くの額を指定されたNPO等にお渡しし、“自ら考え行動する自発の地域づくり”を応援しています。