• TOP
  • 過去実績
  • 特定外来生物「コクチバス」の密放流を防ぐ看板設置など周知活動にご協力を!

特定外来生物「コクチバス」の密放流を防ぐ看板設置など周知活動にご協力を!

カテゴリー:自然・環境 

main_img 達成

寄付金額 1,040,000

104%

目標金額:1,000,000

達成率
104%
支援人数
42
終了まで
受付終了

岐阜県(ぎふけん)

寄付募集期間:2024年12月2日~2025年2月28日(89日間)

岐阜県

プロジェクトオーナー

長良川の鮎は地域団体商標である「郡上鮎」をはじめ、「美濃鮎」、「清流長良川のアユ」など高いブランド力を有しており、「友釣りの聖地」としてのステータスを獲得しています。毎年多くの釣り人に訪れてもらえるよう、各漁場において、放流や産卵環境整備など持続可能な漁場創出に努めています。また、長良川と鮎は地域の経済や歴史、食、文化と深く結びついており、2015年、「清流長良川の鮎」が世界農業遺産に認定されました。
 
その長良川で2023年5月、特定外来生物のコクチバスが確認されました。鮎などへの食害が危惧され、さらには生態系を脅かす存在となっています。生息が広がっていない段階での徹底的な駆除を行うため、現在、関係者が一丸となり、コクチバスの完全駆除に取り組んでいます。今年10月末までで1,304尾の駆除を行っています。
 
直接駆除の他、「多くの目で監視することによる密放流の防止」が重要であり、これまでも、チラシの配布をはじめ、ポスターや看板の設置を行い、コクチバスの持ち出しや密放流の監視の強化の他、リリースを禁止していることを周知してすることにより生息数を減らす対策を行っています。
 
これから冬季を迎え、釣り人が少なくなる中、密放流の防止とリリースの禁止に係る広報・啓発を強化する必要があり、啓発看板の増設やパトロール車などに貼るステッカーの作成に係る費用のご支援をいただきたいと考えております。
ぜひとも本趣旨に賛同いただき、「清流長良川の鮎」守るためご協力をいただきますようよろしくお願いいたします。

「友釣りの聖地」長良川

長良川の鮎は地域団体商標である「郡上鮎」をはじめ、「美濃鮎」、「清流長良川のアユ」など各漁場で漁獲される鮎は高いブランド力を有しており、その鮎を求めて毎年多くの釣り人が長良川を訪れています。

写真
写真

長良川は、「友釣りの聖地」としてのステータスを獲得しており、この鮎漁場を維持するために、地元漁協では、放流による鮎資源の確保や漁場環境、産卵環境の整備など鮎を守り増やす取り組みを積極的に行い、持続可能な漁場創出を進めています。

長良川は、日本三大清流の一つに数えられており、都市部を流れる川でありながら、流域の人々の暮らしの中で清流が保たれ、今も天然の鮎が生息しています。そんな、長良川と鮎は地域の経済や歴史、食、文化と深く結びついており、2015年にこうした人の生活、水環境、漁業資源が密接に関わる里川(さとかわ)全体のシステム、いわば「長良川システム」が世界農業遺産に認定されました。
「長良川システム」は、自然と人との長年にわたる営みから鮎文化をはじめとした固有の伝統文化や生活習慣が育まれ、私たちの暮らしを豊かなものにしてきました。

コクチバスの侵入による世界農業遺産「清流長良川の鮎」への脅威

2023年5月、その長良川で特定外来生物でブラックバスの一種であるコクチバスが確認されました。
コクチバスは、冷たい水域や速い流れに対応でき、肉食性のため、他県の先例によると、鮎の友釣りの仕掛けがコクチバスに切られ、鮎の友釣りが成り立たなくなったり、鮎を放流した翌日のコクチバスの胃内容物の約60%が鮎であったというような被害が確認されており、清流長良川のシンボルである鮎などへの食害が危惧され、さらには生態系を脅かす存在となっています。

写真

コクチバスを含め特定外来生物は河川への侵入・定着を一度許すと完全駆除は難しいとされています。このため、長良川において壊滅的な被害が起こる前で、生息場所、生息数が広がっていない段階での徹底的な駆除が必要です。
現在、関係者が一丸となって、県内のコクチバスの完全駆除に取り組んでおり、令和6年2月から10月までに1,304尾の駆除を行っています。

写真

駆除と同様に重要な啓発によるコクチバス対策

直接駆除の他、「多くの目で監視することによる密放流の防止」が重要な対策です。
コクチバスは「特定外来生物による生態系等に係る被害防止に関する法律(外来生物法)」により飼育、運搬、保管等が禁止されており、もちろん密放流は法律違反です。また、岐阜県では、内水面漁場管理委員会指示により捕獲したコクチバスを再度放流する行為、いわゆるリリースを禁止しています。

写真
写真

密放流の防止、リリースの禁止について広く知らせるため、ポスターの掲示やチラシの配布をはじめ、多くの河川利用者の目に触れる場所への看板の設置などを行う必要があると考えています。これにより、関係者だけでなく一般の方々の「目」を河川に向けることで、コクチバスの持ち出しや密放流の監視強化が図られ、生息域の拡大防止につながると考えています。また、漁獲したコクチバスをリリースせず、駆除することで生息数を減らすことができます。 

寄附金の使い道

これから、冬季を迎え、鮎や渓流魚釣りが禁漁期であることから、釣り人などの「目」が少なくなる中、密放流の防止やリリース禁止に係る広報・啓発をより一層強化する必要があります。
いただいた寄附金は、啓発看板の増設やパトロール車などに貼るステッカー作成に係る費用として活用させていただきます。

写真
写真

また、目標金額以上に集まった寄附金は、広報啓発のぼりなど様々な普及啓発グッズの作成費用として活用させていただきます。目標金額に達しなかった場合でも、いただいた寄附金を活用しながら普及啓発活動を実施していきたいと思います。

岐阜県農政部里川・水産振興課 コクチバス対策室から皆さまへ

写真

「友釣りの聖地」そして、世界に誇る「清流長良川の鮎」を守るために、関係者が一丸となってコクチバスの駆除を進めています。
ぜひとも、本プロジェクトの継続にご賛同いただき、皆様からのご支援を賜りたくご協力をお願いします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

お礼の品一覧

  • 2025年03月12日 16:45

    多くのご支援有難うございました!「特定外来生物「コクチバス」の密放流を防ぐ看板設置など周知活動にご協力を!」

    本事業へのご賛同及びご支援ありがとうございました。おかげさまで目標金額に達することができました。
    皆様からのご支援を看板の設置、自動車へ貼り付けるマグネット・卓上のぼりの作成といった様々な形の啓発活動費用に充てさせていただきます。また駆除数も令和7年2月末時点において1,750尾となり、着実に完全駆除に向かっていると考えています。皆様からのご支援に応えられるよう、今後も駆除活動及び周知広報活動に努めてまいります。

    もっと見る

    この進捗情報を読んで「エールを送りたい」
    と感じたらぜひ拍手を

    拍手をありがとうございます。
    あなたのエールがプロジェクトの支えになります

    まだコメントはありません

    コメントを投稿するには、 ログインとプロジェクトへの寄付が必要になります。

岐阜県

岐阜県は日本のほぼ中央に位置しており、人口は、192万7053人(岐阜県人口動態統計調査結果・令和6年1月1日現在)で、関市には、日本の人口重心(ひとりひとりが同じ重さを持つとしたときに日本全体の人口を一点で支える点)があります。面積は約1万621平方キロメートルで、全国第7位の広さを誇り、7つの県(愛知、長野、富山、石川、福井、滋賀及び三重)に囲まれた数少ない内陸県の一つで、県土の80.6%が森林です。
広い山地は水豊かな河川の涵養地で、乗鞍岳、位山、大日岳等の山々を結んだ山地を分水界として、太平洋と日本海へ注いでいます。太平洋側は木曽川、長良川、揖斐川と本県を代表する三川を含む木曽川水系を始め、庄内川(土岐川)、矢作川の3水系、日本海側は神通川(宮川)、庄川、九頭竜川(石徹白川)の3水系の合計6水系があり、大小とりまぜて437もの一級河川を擁しており、これら河川の総延長は3,326㎞にも及んでいます。
また、本県は古くから「飛山濃水の地」と呼ばれ、東部県境には海抜3,000mを超す山々が連なる「日本アルプス」と呼ばれる飛騨山脈があり、西部県境には2,000m前後の両白山地や伊吹山地等があります。これら山地の間に飛騨・美濃高原があり、北部から南部へと高度と起伏を減じながら海抜0mの水郷地帯に及んでおり、豊かな自然に恵まれています。高所に源を発する河川は、上流から下流へと流れる中で、多くの魚種を育んでおり、古来より鮎を中心とした様々な河川漁業が営まれています。