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伝統工芸のある暮らしと産地を体感できる宿泊施設の整備を応援してください

カテゴリー:観光・PR 

main_img 達成

寄付金額 16,224,000

324.4%

目標金額:5,000,000

達成率
324.4%
支援人数
424
終了まで
受付終了

福井県越前市(ふくいけん えちぜんし)

寄付募集期間:2024年11月18日~2025年2月15日(90日間)

福井県越前市

プロジェクトオーナー

越前市は、歴史、文化、食、自然など地域資源が豊富であり、特に伝統産業については世界的に評価されているなど高い技術を持つ職人が工房を構えています。例えば、重厚なつくりの「越前箪笥」、近年、世界の一流レストランやシェフの間で高い評価を得ている「越前打刃物」、1500年ほど前から漉き続けられている、美しく多様な「越前和紙」といった、魅力的な資源が数多くあります。このほか、越前市周辺には越前焼や越前漆器、眼鏡、繊維の産地も近く、伝統工芸・産業の国内随一の集積地です。本市では2015年頃から「手仕事」をキーワードに産業観光に取り組んでおり、2022年からは本物の価値に対して理解と共感をいただけるようクリエイターやデザイナーの方々にも働きかけを行っています。

今回、このプロジェクトを通して、本市が伝統工芸の産地として全国的にも非常に希少で価値のあるまちであることを多くの方に知っていただき、越前市に行ってみたい・滞在してみたいと思っていただけるような宿泊施設を整備していきます。
皆様の熱いご支援を心よりお待ちしております。

世界に誇る「手仕事」の集積地

滞在価値向上で、高付加価値な観光地づくりを

越前市では、世界的に評価されている伝統工芸(越前箪笥、越前打ち刃物、越前和紙)に焦点をあて、2015年頃から「手仕事」をキーワードに産業観光に取り組んできました。
2022年からは、クリエイターやデザイナーといった「プロ層」の方々にも広く働きかけを行い、2023年には、この取り組みが、第16回産業観光大賞(日本観光振興協会主催)にて最高賞の「金賞」を、2024年には、「第8回ジャパン・ツーリズム・アワード(日本観光振興協会などが主催し国内外の観光による持続可能な地域活性化の取り組みを表彰)」では観光庁長官賞を受賞しました。

本市の本物の「手仕事」はとても奥深いものであり、まだまだ本物の魅力を多くの方に十分に伝えて切れていないのが課題です。「手仕事」の価値を活かし、越前ブランドの認知度やその価値を向上させ、文化・観光・経済の好循環を創出していくための環境づくりにご協力ください。

持続的な産業観光のための環境づくり

地域に触れる、「本物」の価値に触れる

全国でも稀な伝統工芸・産業産地の集積地であるこの地域に、2024年、北陸新幹線「越前たけふ駅」が開業しました。高速道路、幹線道路の整備も進み、本市は県内のモノづくり産地へのアクセスがしやすい、クラフトツーリズムの拠点となり得る場所になりました。市内の伝統工芸産地3エリアの中でも、新たな交通網整備により観光ポテンシャルが拡大するエリアがこの越前和紙の産地・今立五箇エリアです。

2023年度、越前市ではこの五箇エリアを中心に、伝統工芸を含む「本物」の価値を持つ観光素材を活かし、インバウンドや富裕層、クリエイター等のトップ層、プロ層をターゲットとした観光地域の高付加価値化や観光消費額の増加に取り組む計画を策定しました。計画の策定には地元の和紙生産事業者にも複数ご参画いただき、2024年度より各事業を進めているところです。

現在、本市にゆっくり滞在して、地域の伝統・文化・風土等、市の特徴に深く触れていただくための宿泊施設は数が限られているのが現状です。
また、北陸新幹線の県内開業など交通の利便性の向上から、観光客のニーズも年々多様化しております。このように本市へ来訪する方々の受入環境の整備の一環として、古民家の雰囲気の良さを活かした「手仕事のまち」を体感でき、また旅の目的になるような上質な宿の整備を進めています。具体的には、伝統工芸を設えた客室の設置や、越前和紙の素材と背景を体感できる食事体験の提供、伝統工芸の産地ツアーや工房体験、観光ガイドなど滞在型の体験コンテンツの提供も行っていきたいと考えています。

【宿泊施設概要】
・客室(3室程度/各部屋に簡易キッチン、ダイニングスペース、浴室・トイレ・洗面台)
・ラウンジスペース(来客受付、兼 職人と観光客が交流できるイベント等にも利用)
・厨房(和紙の原料を使った食事メニューなど夕朝食の準備を行う)、中庭の整備

■寄附金の具体的な使い道

(目標金額 未達成時や目標金額 以上の寄附が集まった場合の寄附金取扱い含)
伝統工芸品を設え本市の特徴を取り入れた宿泊施設の整備に係る費用に活用させていただきます。

寄付金額が、宿泊施設の整備に係る事業費を超えた場合は、本プロジェクトの元にもなる「越前和紙バレー創造事業整備計画」に位置付けられた事業(例えば、和紙の里再整備事業、テナント施設整備事業など)に活用させていただきます。

価値への共感がもたらす可能性

認知度向上から繋がる地域経済への波及

本市には、絶えず引き継がれた「越前和紙」「越前打刃物」「越前箪笥」の3つの伝統工芸があり、現在国外にも認知が広がっている手仕事です。
伝統工芸の産地が集積し、本物が残る本市は、全国からみても非常に珍しい地域でありますが、来訪いただいた際にその価値を体感できるところは少ないのが課題としてあります。また、観光客だけでなく、デザイナーや建築士、クリエイター、シェフなど「プロ層」の方々にも、伝統工芸の魅力や本物の価値への共感と理解の促進、さらには新たな「ビジネス」機会を創出する場をつくりたいと考えています。
そのためにも、まず、エリア内に文化体験型の宿泊施設を一棟整備し、その後は、ハイエンド層をもてなす上質な宿や団体で使用できる宿など、タイプが異なる宿泊施設の段階的な整備を検討しています。工房などの近くに宿泊が可能となり、アクセスしやすいことは利用者の満足度向上に繋がります。また、宿泊施設を同エリア内に集積させることで、産地ガイドや体験プログラムを共同で提供する取り組み、まちの外からの来訪と滞在の波及効果から、飲食店や土産物店などのテナント出店を呼び込みやすい環境も生まれます。
宿泊施設の整備が持続可能な地域づくりのきっかけとなり、観光に訪れる方だけでなく、地域住民の方にとっても良い影響がもたらされることを期待します。

五箇の町並み 岡太神社・大瀧神社へ続く参道

紙祖神 岡太神社・大瀧神社

里宮の本殿と拝殿は江戸時代後期の社殿建築の粋を集めて建てられたもので、幾重にも波が寄せあうような複雑な屋根やいたるところに施された彫刻の壮麗さは圧巻。1984年(昭和59年)、その歴史的記録の確かさと建築の美しさから、国の重要文化財に指定された。岡太神社には紙の神様、川上御前が祀られている。

産業観光の拠点を目指して

多様なニーズの観光客受入を目指します

事業の実施スケジュールです。2025年に一棟目を開業し、タイプの異なる宿泊施設を段階的に整備をしていく計画です。

2024年 事業計画・着手
2025年 改修完了・開業、各種イベント企画・運営/客室増床計画

越前市 市長 山田賢一

新幹線駅開業、交通網整備により首都圏や中京圏からのアクセスも向上し、紫式部(人生でただ一度だけ都を離れて住んだのがこの越前市)を主人公とした大河ドラマが放送されるなど、本市観光にとって1,000年に1度のチャンスが到来しています。多くのメディアにも取り上げられ、越前市に興味をお持ちいただき、来訪される方も増えたように感じます。
とは言え、越前市の魅力を十分にかつ深く触れて頂いた方は少なく感じており、伝統、歴史、文化、食、自然、人といった本市の魅力を今回のプロジェクトを通して体感いただきたいと思います。
観光資源を磨き上げていくと同時に、少しでも長く滞在できる環境を整えることで、本市の観光に来られた方の満足度を高め、「もう一度越前市に行きたい!」という『越前市のファン』を増やしていきたいです。また、このような『越前市のファン』の口コミなどから広く認知してもらえるような、魅力的な地域づくりを目指したいと考えます。
本市の取り組みにご賛同いただき、ご協力を頂けましたら幸いです。よろしくお願いいたします。

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株式会社デキタ 時岡壮太代表取締役

産地活性化をまた一歩進める宿

2年前はじめて工芸イベント「RENEW」に参加させてもらいその熱気に感動をしました。地域の隅々まで企画が入りこんでいること、参加されている方(企画側も来場者も)の平均年齢が若いこと、に他のイベントとは違うオンリーワンの魅力を感じました。つねに新しい挑戦をつづけるアントレプレナーシップが越前鯖江エリアの産地持続の根底にあると聞き納得した記憶があります。そんな工芸産地に惹かれ集まる若い世代と、挑戦を続ける職人さんたちが混じり合うことで、次々と話題と人の流れが発生する、産地持続のエコシステムが生まれつつあります。本クラウドファンディングは、そんな工芸産地の新しい動きを加速させるためのものです。産地に訪れる方が職人さんと交流する、工芸の魅力に触れる、まちに入りこむ、そんな機会をつくる宿の開発が進んでいます。ぜひ越前鯖江にて新しいまちづくりの動きを体感ください。

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寄附者のみなさまへ

越前市からのメッセージ

1500年の歴史のある日本一の和紙産地、越前市今立エリア。公家や武士の公用紙や、日本最初の紙幣を漉いていた産地で、「作れない紙はない」と言われるほど、品質・種類・生産量ともに日本一を誇ります。
しかし職人の高齢化や後継者不足など、1500年以上かけて蓄積されてきた伝統工芸の存続が危ぶまれている今、持続可能な地域を目指す活動に取り組んでいく必要があります。地元の強みを生かしたまちづくりを推進し、新たな雇用や関係人口を生むきっかけや、地域の魅力向上により住民の皆さんがより地域に対する誇り、愛着を持っていただくことに繋がれば幸いです。
本プロジェクトのご支援に、心より御礼申し上げます。
本物の魅力を感じられるまち、越前市にぜひお越しください。お待ちしております。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

  • 2025年02月04日 10:08

    古民家ホテル『SUKU』の開業に向けて、着々と準備が進んでおります

    現在、設計士や施工業者との打合せを重ね、多くの方々とのご協力のもと、宿泊施設の改修工事が始まっております。
    また、建物だけでなく、宿泊体験のプランの整備やシェフ監修のお宿で提供するメニューの試作、広報の制作など、着々と準備が進んでおります。
    地域の職人やクリエイター等、新たな地域の接点となる場づくりのため、多くの方々にご尽力いただき、少しずつ形になりつつあります。
    引き続き、施設の出来上がりを楽しみにお待ちいただけますと幸いです。

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  • 2025年01月29日 11:15

    目標金額達成!ご支援、誠にありがとうございます!!

    令和6年11月18日に開始をしました「伝統工芸のある暮らしと産地を体感できる宿泊施設の整備の応援」に関しますガバメントクラウドファンディングが、目標金額500万円を大きく上回り達成することができました。
    皆さまからいただきました多大なるご支援に深く感謝を申し上げます。

    プロジェクトの当初の目標金額は達成しましたが、宿泊施設の整備プロジェクトは、中・長期的な取り組みとなり、魅力的で持続的な産業観光のための環境づくりに向けて、引き続きご支援を募集することとしました。

    宿泊施設・古民家ホテル「SUKU(すく)」は、越前和紙などの地域の伝統工芸を取り込んだ空間を整備するとともに、越前和紙や産地との関係性を深める体験や和紙エリアに特化した食や工芸体験のプランを提供し、宿泊者に対して越前市の伝統工芸を十分体感いただく工夫を凝らした施設になります。
    現在、工事が進んでおり、夏のオープン(プレオープンは6月頃)を目指して整備を進めておりますので、多くの方のご来訪をお待ちしております。

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福井県越前市

越前市の歴史は大変古く、大化の改新の頃に越の国の国府が置かれて以来、北陸の政治・経済・文化の中心として栄えました。また、伝統工芸品である越前和紙・越前打刃物・越前箪笥の産地であり、伝統産業が息づき、趣のある重厚な文化を感じることができるまちです。特に今立エリアは、地域の風土に根差した職人の工場が多くあり、現在も手技を守り続け、各産地では手仕事の現場を体感することができます。今回の本プロジェクトも、この今立エリア内に宿泊施設の整備を予定しており、宿泊を通して本市の伝統産業の魅力を十分に体感いただける仕掛けを設ける予定です。
また、本市は環境調和型農業に取り組んでおり、多様な生き物をはぐくむ自然共生型農業の先進地でもあります。本市の米やそば、麦、野菜などの農産物を活用した料理は絶品です。
本市に少しでも滞在いただき、伝統産業、文化、町並み、食などの魅力を体感しに福井県越前市へお越しください。