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中国の文豪・魯迅が恩師と慕った『藤野先生』との絆の物語を後世に伝えたい!

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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寄付金額 3,981,500

79.6%

目標金額:5,000,000

達成率
79.6%
支援人数
129
終了まで
受付終了

福井県あわら市(ふくいけん あわらし)

寄付募集期間:2024年11月15日~2025年1月15日(62日間)

福井県あわら市

プロジェクトオーナー

あわら市の偉人・藤野 厳九郎(ふじの げんくろう)と中国の文豪・魯迅(ろじん)の心温まる交流は、あわら市と中国の紹興市との友好都市締結につながりました。
二人のエピソードは、中国では教科書に掲載され広く知られていますが、比べて日本での知名度は低い状況です。
藤野 厳九郎の生誕150年を記念した企画展を開催し、藤野家の功績をはじめ、厳九郎と魯迅の絆の物語をたくさんの人に伝えたい!
二人の絆の物語を風化させないための取組みを応援いただけますと幸いです。

【企画展「三人の藤野先生、その生涯と交流」】
会期:2025年2月22日(土)~3月30日(日)
開催場所:福井県あわら市 郷土歴史資料館、藤野厳九郎記念館

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魯迅と厳九郎の出会い

二人は、日露戦争が勃発した1904年に、仙台医学専門学校(現在の東北大学医学部)で教授と学生として出会いました。日本では明治維新が起こり、急速に近代化が進んでいました。一方で、中国は日清戦争に敗れたことから、日本に学ぶべく多くの留学生が渡って来ていました。

当時の日本では、中国を軽視する風潮もありましたが、解剖学の教授だった厳九郎は、学校初の中国人留学生の魯迅に対して親切丁寧に指導しました。厳九郎は魯迅のノートの添削まで行い、このノートは現在、中国の国宝となっています。

厳九郎は若い頃に漢学を学び、中国の歴史や文化に感銘を受け、「中国の先賢を尊敬すると同時に中国人を大切にしなければならない」という気持ちを持っていたことが、魯迅への優しく親切な対応につながりました。

魯迅が退学し、二人の別れの際には、厳九郎は「惜別」と書き添えた自分の写真を手渡しました。魯迅は中国へ帰国後もその写真を部屋に飾り、執筆活動の励みにしていたと伝わっています。
後に、二人の思い出を描いた『藤野先生』を書き上げるほど、厳九郎のあたたかさは魯迅の心に深く残り続けました。

あわら市と紹興市の交流のあゆみ

二人の交流は二年足らずでしたが、この師弟愛を縁として、1983年にそれぞれの出身地である芦原町(現在のあわら市)と紹興市との間で友好都市が締結されました。

その後、親善交流や研修生の相互派遣をはじめ、文化、教育、スポーツなど、様々な分野での交流が行われてきました。
1991年には、芦原中学校と紹興文理学院付属中学校が姉妹校調印を結んだことをきっかけに、学生同士の派遣交流が始まりました。今では、700人を超える中学生が紹興市を訪問し、活発な交流は現在に続いています。

クラウドファンディングに挑戦する理由

現在のあわら市と紹興市の友好関係の礎とも言える藤野厳九郎ですが、その知名度は市民においてさえ低い状況です。
変化が激しく、不安定な社会情勢の今こそ、日本人・外国人の区別なく、お互いに親切に思いやること、尊敬しあうこと、国際交流を深めることの重要性を思い出させてくれるエピソードを決して風化させたくありません。

また、企画展では、厳九郎の父で、地域医療に貢献した升八郎と、甥で、細菌学において世界的な発見をした恒三郎についても紹介します。
企画展に足を運んでいただき、「三人の藤野先生、その生涯と交流」をぜひ多くの方に知っていただきたいです。

関係者からのメッセージ

あわら市日本中国友好協会 会長

今年(2024年)は、厳九郎と魯迅の出会いから120年の節目の年でもあります。
元教師の私としましては、二人の師弟愛こそが教育の原点であり、現代を生きる私たちへの教訓だと思います。
また、協会としまして様々な形で紹興市の方と交流してきましたが、このような草の根レベルでの交流を基礎として、日中友好や平和外交が成り立っていくと信じています。
先日、二人が出会った学校(現在の東北大学医学部)がある、仙台市の日本中国友好協会と連携協定を締結いたしました。
仙台の皆様の熱量に感動するとともに、今一度足元を見直し、あわら市での取組みをさらに推進していきたい、と思いを新たにしました。その一環としても、本企画展は素晴らしい機会になると思います。
多くの方に応援いただけますと幸いです。

※あわら市日中友好協会は、企画展に協力しています。

藤野厳九郎記念館 スタッフ

私は中国出身です。中国では魯迅を知らない人はいませんし、魯迅と藤野厳九郎のことは、日本でいう中学2年生の教科書に掲載され、広く知られています。
来館者の中には、一つ一つの展示物をじっくりと見学し1時間以上滞在した方や、二人の師弟愛に感動して涙した方、あわら市出身で、紹興市に留学して初めて二人のことを知り、帰国後に記念館を訪れた方もいました。
二人のように、個人と個人の友情を大切にしなければいけないと思います。
この記念館にしかない資料もあるので、ぜひお越しいただき、たくさんの方に二人の美しい師弟愛を知ってほしいです。

※藤野厳九郎記念館では、企画展のサテライト展示が開催されます。

寄附金の使い道

企画展の開催にかかる経費として活用させていただきます。

※目標金額を下回った場合:いただいた寄附は、そのまま企画展開催経費として活用させていただきます。
※目標金額500万円を達成した時点で、募集を終了させていただきます。

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結果:-

お礼の品一覧

  • 2025年03月07日 19:00

    企画展 開催中!~魯迅と藤野先生の絆の物語~

    【友好都市締結40周年記念式典が開催されました】
    2月21日(金)に、「あわら市・紹興市友好都市締結40周年記念式典」が開催されました。
    紹興市からの訪問団をはじめ、仙台市日中友好協会など多くの関係者が集い、友好の絆を深めました。
    藤野厳九郎と魯迅の師弟愛が示すように、お互いを尊重し合いながら、新しい歴史を共に創り上げていくことを誓い合いました。

    【企画展 開催中!】
    2月22日(土)には、企画展の開会式が行われ、多くの人でにぎわいました。
    資料館は、北陸新幹線が停車するJR芦原温泉駅から徒歩10分!お近くにお越しの際は、ぜひご来館ください。
    ---------------------------------
    あわら市紹興市友好都市締結40周年・藤野厳九郎生誕150周年記念
    「三人の藤野先生、その生涯と交流 ~升八郎と洪庵・厳九郎と魯迅・恒三郎と遼太郎~」
    ホームページ:http://www.city.awara.lg.jp/mokuteki/education/kyoudo/tenrankai/602/p014490.html
    会場:あわら市郷土歴史資料館(福井県あわら市春宮2-14-1 金津本陣IKOSSA2階)
     サテライト展示:藤野厳九郎記念館(福井県あわら市温泉1-203)
    期間:2025年3月30日(日)まで
    ---------------------------------

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  • 2025年01月24日 12:30

    ご支援のお礼~魯迅と藤野先生の絆の物語~

    1月15日をもって、本プロジェクトの寄附受付を終了いたしました。
    惜しくも目標金額には届きませんでしたが、たくさんの皆さまにご支援をいただき心より感謝申し上げます。

    あわら市郷土歴史資料館の企画展「三人の藤野先生、その生涯と交流」の開催まで、いよいよ1カ月を切りました。
    いただいた寄附金は、この企画展の開催にかかる経費として大切に活用させていただきます。

    資料館は、北陸新幹線が停車するJR芦原温泉駅から徒歩10分!お近くにお越しの際は、ぜひご来場ください。

    また、あわら市における藤野先生の顕彰活動や日中友好の取組みを引き続き応援いただけますと幸いです。
    この度は、誠にありがとうございました。

    【企画展の概要】
    あわら市紹興市友好都市締結40周年・藤野厳九郎生誕150周年記念
    「三人の藤野先生、その生涯と交流 ~升八郎と洪庵・厳九郎と魯迅・恒三郎と遼太郎~」

    ホームページ:http://www.city.awara.lg.jp/mokuteki/education/kyoudo/tenrankai/602/p014490.html
    会場:あわら市郷土歴史資料館(福井県あわら市春宮2-14-1 金津本陣IKOSSA2階)
     サテライト展示:藤野厳九郎記念館(福井県あわら市温泉1-203)
    期間:2025年2月22日(土)~3月30日(日)

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  • 2024年12月25日 16:30

    目標額の50%を超えました!~魯迅と藤野先生の絆の物語~

    12月25日夕方時点で80名の皆様からご寄附をいただき、お陰様で目標額の50%を超えました。
    担当者一同、心より御礼申し上げます。

    【日中友好親善少年使節団が紹興市を訪問しました】
    12月8日から13日にかけて、市内の中学生14人と金津高校生6人を含む使節団が紹興市を訪れ、現地の学校の生徒と一緒に授業を受けるなど、日中の絆を深めました。
    コロナ禍の影響による中止を乗り越え、6年ぶりの派遣となりました。
    120年前の魯迅と藤野先生の出会いをきっかけとした交流が、今も脈々と続いています。

    企画展「三人の藤野先生、その生涯と交流」の開催まで2カ月を切りました!
    本プロジェクトにつきまして、お知り合いなどにご紹介いただけますと幸いです。

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    ~福井県あわら市のガバメントクラウドファンディング®~
    中国の文豪・魯迅が恩師と慕った『藤野先生』との絆の物語を後世に伝えたい!
    https://www.furusato-tax.jp/gcf/3429
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    引き続き何卒よろしくお願いいたします。

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福井県あわら市

全国幸福度ランキングで、2014年から5回連続1位を獲得した福井県の北の玄関口であるあわら市。
北陸有数の温泉地で、開湯140周年を迎えた「あわら温泉」をはじめ、宿場町としての文化が残る「金津地区」、淡水釣りやカヌーが盛んな「北潟湖」、北陸街道の歴史が息づく「吉崎・細呂木地区」、豊かな実りや美しい景観の丘陵地、田園、森林など、様々な魅力にあふれ、暮らす人も訪れる人も幸せな気持ちになれるスポットが数多くあります。
あわら市のふるさと納税返礼品は、地域に根付いた事業者が丹精を込め、まちの魅力を堪能できるものばかりです。
2024年3月の北陸新幹線 芦原温泉駅の開業により、新時代を迎えたあわら市のさらなる飛躍のため、皆様の応援をお待ちしています。