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明治天皇も御訪問された歴史的建造物「開成館」を修復したい!!

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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寄付金額 949,000

94.9%

目標金額:1,000,000

達成率
94.9%
支援人数
46
終了まで
受付終了

福島県郡山市(ふくしまけん こおりやまし)

寄付募集期間:2024年10月1日~2024年12月31日(92日間)

福島県郡山市

プロジェクトオーナー

本市を象徴する歴史的建造物である「開成館」
2021年、2022年の2度にわたる福島県沖地震で大きな被害を受けました。
災害・老朽化からの復旧と耐震補強を施すことにより、安心安全に利用いただける施設として整備します。

2度の福島県沖地震の影響で修復が必要な「開成館」

被害を受ける前の開成館

開成館は、今年、市制施行100周年を迎えた郡山市発展の礎となった安積開拓の事務所が置かれた建物で、1874年(明治7)年の完成から今年で150周年を迎えています。
しかしながら、2021年・2022年の2度にわたる福島県沖地震で大きな被害を受け、現在、休館(注)を余儀なくされています。
郡山市では災害・老朽化からの復旧と耐震補強を行うことにより、安心安全に利用いただける施設として整備を進めています。本市を象徴する歴史的建造物を修復する総事業費10億円の本プロジェクトに御支援をお願いします。

(注):敷地内の官舎及び入植者住宅は復旧し、2023年度から公開中。

被害を受けた後の開成館

寄附金の使い道

寄附金は、開成館の保存修理、耐震補強工事、展示室リニューアル等に要する費用の一部に充てさせていただきます。

※寄附額が目標金額に達しなかった場合でも、上記事業に活用させていただきます。

スケジュール

2024年10月1日~2024年12月30日 ガバメントクラウドファンディング
2025年1月  改修工事開始
2028年7月  改修工事完了
2028年    展示リニューアル後、再開館

様々な役割を担った開成館

農学校として使用された際に作成されたエッチング

開成館は、1874年(明治7)に区会所(郡役所の前進)として建築され、郡山発展の礎となった安積開拓・安積疏水の核となる福島県開拓掛が置かれました。
その後、郡役所、県立農学校、桑野村役場などとして使用されました。当時地方にはまだ洋風の建築法が伝わっていませんでしたが、地元の大工たちが苦労の末建てた擬洋風建築の開成館に、人々は驚き感心したと言われています。

また、明治天皇東北行幸に際し、一度目の1876年(明治9)には宿泊所として、二度目の1881年(明治14)には昼食会場として使用されました。
その他にも大久保利通、木戸孝充、伊藤博文、松方正義といった明治時代を代表する著名人が数多く訪れています。

出典:国立国会図書館「近代日本人の肖像」

戦後には、引揚者の住宅難の一策として市営住宅に使用され、荒廃した時期もありましたが、保護運動が起こり、1965~1966年(昭和40~41)に行われた復元工事により建設当時に近い姿を取り戻しました。
開成館は、歴史上の意義とともに現存する擬洋風建築として貴重であったことから、1960年(昭和35)には県の重要文化財に指定され、2009年(平成21)には経済産業省が選定する近代化産業遺産に、さらには2016年(平成28)には日本遺産のストーリーの構成文化財になっています。
現在では安積開拓・安積疏水の歴史を伝える資料館として、市内外から広く利用されています。

子ども達が歴史を学ぶ場としても利用されています。

郡山発展の礎となった 「安積開拓」と「安積疏水」

安積疏水完成当時の十六橋

本市の発展の裏には、先人たちの尽力による安積開拓と安積疏水の開さくという挑戦がありました。
この開拓は1873年(明治6)に旧福島県と地元の商人たちによって結成された開成社による大槻原(現在の開成地区)一帯の開墾から始まりました。
次第に軌道に乗り始めた開拓を、安積野全域に拡大すること、そして灌漑用水を猪苗代湖から通水することを国に掛け合い、1876年(明治9)、明治天皇の東北行幸の際にこの地を見た政府高官の大久保利通らは安積開拓の有望性を認め、氏族授産の開拓地を安積の地に決定し、国営事業として全国の9藩から旧氏族500戸を入植させ、この開拓を進めることになりました。

また、明治政府初の国営農業水利事業として安積疏水開さくも決定し、1882年(明治15)、延べ85万人の労力と、当時の最新技術を導入して全長約130キロメートルの安積疏水は完成を迎えました。
この挑戦の恩恵として、農業用水に活用されることで米の収穫量が事業前の約10倍に増え、鯉の養殖が盛んになり、それぞれの生産量が全国有数になる一方、発電や工業用水、飲料水にも利用され、安価で豊富な電力により、本市は工業都市としても発展していきました。

不毛とされていた土地が先人の尽力で実りの大地に生まれ変わりました。

日本遺産ストーリーの構成文化財

これまで紹介した安積開拓・安積疏水開さく事業をメインテーマとした、猪苗代湖・安積疏水・安積開拓を結ぶストーリー【未来を拓いた「一本の水路」ー大久保利通”最期の夢”と開拓者の軌跡 郡山・猪苗代ー】は、平成28(2016)年、文化庁による日本遺産に認定されました。
ストーリー認定に併せて38の文化財が構成文化財として登録されましたが、開成館もその一つになっています。
郡山市では開成館をはじめとした構成文化財を活用し、観光振興や郷土愛の醸成につながる取り組みを行っています。
・一本の水路ブランド認定事業
・一本の水路出前講座
・JICA(国際協力機構)と連携した視察研修
・日本遺産の宝探し
・一本の水路ロゲイニング

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

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結果:-

お礼の品一覧

  • 2025年01月06日 14:22

    【プロジェクトの受付期間終了】ご支援いただき、ありがとうございました。

    2024年12月31日をもちましてプロジェクトの受付が終了しました。
    46名の皆様に御寄附をいただきました。

    開成館の改修の進捗については、またご報告させていただきます。
    たくさんのご支援誠にありがとうございました。

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  • 2024年10月08日 16:08

    郡山市制100周年・開成館建築150年を記念した企画展「THE 開成館」開催中!

    10月4日(金)から市制施行100周年・開成館建築150年を記念した企画展を開催中。
    詳しくは下記サイトより

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  • 2024年10月08日 15:59

    開成館の現状(2024年10月8日)

    開成館は、震災で損傷した土壁がこれ以上崩れないように養生しています。

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福島県郡山市

福島県の中央に位置し、東北地方で仙台市に次いで第2位の経済規模を誇る東北の拠点都市です。
首都圏から東北新幹線で約80分というアクセスの良さに加え、東北・磐越自動車道は縦横に交差し、鉄道や交通の利便性が高いことから「人」「モノ」「情報」がつながり、交流する「経済県都」「知の結節点」として成長を続けています。

2024年、郡山市は市制施行100年を迎えました。