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藻場を再生して水産資源回復とCO2吸収~持続可能な漁業と地球環境保全を目指して~

カテゴリー:食・農林水産業・商工業 

main_img 達成

寄付金額 1,720,000

114.6%

目標金額:1,500,000

達成率
114.6%
支援人数
85
終了まで
受付終了

佐賀県NPO支援(さがけん えぬぴーおーしえん)

寄付募集期間:2024年10月4日~2025年1月1日(90日間)

佐賀県庁 × NPO法人 浜-街交流ネット唐津

プロジェクトオーナー

佐賀県沿岸域では、近年の温暖化にともない南方系大型ウニ(ガンガゼ)の北上により磯焼けが拡大しており、水産資源に大きな影響を及ぼしています。磯焼けは海藻のCO2吸収・固定(ブルーカーボン)にも影響を及ぼすことになります。私たちは、ふるさと寄附金を活用した藻場再生に取り組んでおり、水産資源保護・増大を図るとともにCO2吸収量を少しでも増やしたいと考えています。

磯焼けが水産資源と地球環境に及ぼす悪影響をストップ

藻場の役割は魚介類の育成・保護と地球環境保全

藻場は魚介類にとって産卵場、稚魚育成場、餌場等の多様で重要な役割を果たすとともに、光合成によるCO2吸収・固定(ブルーカーボン)、酸素供給等の地球環境保全にも重要な役割を果たしています。

 ところが、ガンガゼによる食害により磯焼けが急拡大しています。ガンガゼは、他のウニに比べ味が劣ることから商品価値が低く漁獲対象となっていません。その結果、ガンガゼが増えすぎ磯焼けした海域では、本来生息するアワビやウニ等が減少するとともに、水産資源全体に大きな影響を及ぼしています。藻場を再生させるためには、ガンガゼ駆除と母藻投入(海藻の胞子を放出させるため)等の地道な取り組みが必要です。
 私たちは、ふるさと寄附金を活用して令和4年から藻場再生に取り組んでおり、初年度に0.064ha、2年目には0.3haの面積の藻場再生に成功しました。令和6年の目標は0.48haです。数年後には以前の藻場へ回復させて、水産資源保護・増大を図るとともに海藻によるCO2吸収量を少しでも増やし地球環境保全にも貢献したいと考えています。

ガンガゼ駆除と母藻投入による藻場再生

1.ガンガゼ駆除と母藻設置による藻場再生

これまでの海域をさらに拡大してガンガゼ駆除と母藻投入を実施し、令和7年の藻場再生面積目標を1haとします。
 ※SDG's 14.海の豊かさを守ろう
       (海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する)

2.藻場再生による地球温暖化対策

地球温暖化対策としてCO2などの温室効果ガスの削減目標が示されています。これまでCO2吸収源として森林による吸収・固定(グリーンカーボン)が大きいとされてきましたが、2009年に国連環境計画(UNEP)が報告書『ブルーカーボン』を発表し、CO2吸収源としての海の可能性を提示しました。地球温暖化対策としても藻場の回復が期待されています。
【参考】海の森 ブルーカーボン CO2の新たな吸収源(国土交通省港湾局 2021年3月)
 ※SDG's 13.気候変動に具体的な対策を
(気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る)

母藻投入

寄付金の使い道

◆目標金額 1,500,000円
1)寄附金の使い道
 〇ガンガゼ駆除経費  500,000円
 〇事務経費       300,000円
 〇返礼品代、送料    475,000円
 〇県手数料        225,000円
・目標金額に達しなかった場合は、規模を縮小して実施します。
・目標金額以上の寄付が集まった場合は、規模を拡大して実施します。

藻場再生による水産資源回復とCO2吸収による地球環境保全

藻場再生による水産資源の回復により漁家経営向上と水産基地機能の維持を図り、安定した水産物を供給することで消費者の保護につながります。さらに、CO2吸収による地球環境保全につながります。

再生した藻場
再生した藻場

事業実施によって達成したい目標値や成果

・ガンガゼ駆除面積:2ha
・藻場再生面積:1ha

藻場再生へ向けたスケジュール

2025年4月 藻場再生検討会議開催(捕獲海域、定期モニタリング等計画策定)
2025年4月~2026年2月 ガンガゼ駆除、新芽発芽状況モニタリング
2025年7~9月 母藻投入

本プロジェクトに関わっている方々の声

藻場再生グループのメンバー

藻場を再生して持続可能な漁業を 藻場再生グループ代表 東宝丸 井上健一

豊かな海を後世に残したい

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全国からいただきましたふるさと寄附金を活用して令和4年から藻場再生事業に取り組んでいます。ガンガゼ駆除と母藻投入などの取り組みを行った結果、おかげさまで令和4年に0.064ha、令和5年には0.3haの藻場再生に成功しました。すでに藻場内での魚介類の産卵や稚魚の遊泳も確認されています。また、ブルークレジットの申請基準もクリアしましたので、今後申請へ向けて検討していきたいと考えています。ご支援宜しくお願いします。

和光丸 山本昭二

藻場再生で水産資源保護とCO2削減 

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海の中の様子は日頃見ることができないため磯焼けは大きな関心がもたれていませんが、「海の砂漠化」ともいわれ海洋生態系や地球環境に大きな悪影響を及ぼすことになります。これまでの活動で大きな成果が出ていますので継続して取り組んでいただきたいと考えています。

佐賀市 原田さん

魚の町”唐津”の水産資源の回復に期待しています

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 私は唐津の魚が大好きで毎月唐津を訪れています。最近は全国的に磯焼けが進んでいると聞いていましたが、唐津でも磯焼けによる水産資源、特にウニやアワビ、サザエの漁獲量が減少していることを聞き驚いています。新聞で漁業者の皆さんが藻場再生に努力されていること、そして成果が出ていることをしりました。海の中の作業は大変だと思いますが、頑張ってください。

NPO法人 浜-街交流ネット唐津 代表理事 千々波行典

持続可能な漁業と地球環境保全のための藻場再生へのご支援をお願いします

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地球温暖化による影響は環境、生活、産業などいたるところに大きく影響しており、漁業への影響もみられています。
温暖化を抑えるためには温暖化ガス排出の削減が急務で、私たち一人ひとりの意識向上と行動も求められています。当法人も再生可能エネルギーを使用しています。
今回の藻場再生事業で、水産資源回復を図るとともに、温暖化抑制の一助となればと考えています。ご支援宜しくお願い申し上げます。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

現在進捗情報はありません。

佐賀県NPO支援

佐賀県のふるさと納税は、皆さまが支援したい佐賀県内のNPO等を指定して寄附することができます。お返しの品は指定されたNPO等が自らの創意工夫で送ることで、県の事務経費を抑え、できる限り多くの額を指定されたNPO等にお渡しし、“自ら考え行動する自発の地域づくり”を応援しています。