• TOP
  • 過去実績
  • 【山形県南陽市】元日銀総裁結城豊太郎の想いを未来へ遺したい

【山形県南陽市】元日銀総裁結城豊太郎の想いを未来へ遺したい

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

main_img 達成

寄付金額 2,751,000

137.5%

目標金額:2,000,000

達成率
137.5%
支援人数
91
終了まで
受付終了

山形県南陽市(やまがたけん なんようし)

寄付募集期間:2024年7月1日~2024年8月12日(43日間)

山形県南陽市

プロジェクトオーナー

激動の時代、崩れゆく日本経済を身命を賭して支え続けた結城豊太郎先生(以後、結城)。多忙な生活の合間を縫って、日本の中心から故郷赤湯の振興発展に力を注がれました。

故郷の若者たちに対する結城の想いを未来へ遺すため、皆様のご支援を賜りたいと考え、このたび、クラウドファンディングを決意いたしました。

ご賛同いただける皆様の温かいご支援をお願い申し上げます。

結城豊太郎とは

写真

南陽市赤湯の酒造業を営む結城家に生まれ、自然豊かな赤湯で健やかに育ち、旧制山形中学、旧制第二高等学校を経て、東京帝国大学へ進学しました。その後、日本経済への強い想いで高橋是清らの推薦を受け日本銀行へ入行、以後、重要な役職を歴任し42歳という異例の若さで日銀理事に就任しました。

その後時代は、結城を求め続け安田銀行副頭取や日本興業銀行の総裁を経て、大蔵大臣、日銀総裁に就任、旧日銀法の制定・改正をはじめ各役職で常に日本経済の最前線で活躍されました。

また、忙しい最中でも故郷赤湯に心を寄せ、私財を投げうって教育施設や上水道の整備、「郷学」の振興を図り、郷土発展の力としました。その実績はもちろん常におおらかな人柄から多くの人に慕われる人物でした。その証拠に結城豊太郎記念館には有志によって銅像が造られ、除幕式には大勢の住民が集まりました。

【日本経済における結城の足跡】
・1904年 日本銀行検査局入行                  
・1921年 安田保善社専務理事、同銀行(現みずほ銀行)副頭取就任 
・1925年 東京帝国大学(現東京大学)安田講堂創設に尽力
・1930年 日本興業銀行(現みずほ銀行)総裁就任
・1933年 日本商工倶楽部の創設
・1936年 東京商工会議所会頭(翌年 日本商工会議所会頭)
     商工中金創設、初代理事長就任
・1937年 大蔵大臣ののち第15代日本銀行総裁就任

※動画制作当時と一部情報が異なる場合がございます。

ご寄附の使い道について

① 井上準之助邸から移築した島津家ゆかり『臨雲文庫表門』の修繕
② 故郷赤湯・日本を支えた不世出の偉人 結城豊太郎を後世に伝えるパンフレットの作成

※なお、寄附者ご本人のお名前を一覧として施設内に表示する場合がございますので予めご了承ください。(お申し込みの際、自治体アンケートより氏名の表示を「希望する」「希望しない」をご指定いただけます。)
※南陽市では、目標金額に達した場合、達しなかった場合でも、皆さまからご支援いただいた貴重な寄付金は、全て上記の事業に活用させていただきます。

『臨雲文庫表門』移築の経緯について

結城は、海外視察の経験から、教養を高め教育の充実を図ることの大切さを実感したことで、赤湯に風也塾と臨雲文庫を創設し、この入口に立派な門を移築しました。これは、敬愛した井上準之助が亡くなった後に譲り受けたものでした。この門を移築した真意を「赤湯町水道誌(結城が支援した水道敷設事業に関するもの)」に見ることができます。

「(前略)…其の処(※臨雲文庫)と学校(※赤湯実業公民学校)との路に故井上準之助氏の門を貰ってきて其の侭建てました。之は元島津家の別宅の門で、維新の志士で此の門を潜った方もあったろうと思うのと、井上氏蔵相時代に其の政策を誤解した者か何かに依って爆弾が投げられた事もあり、故井上蔵相は生前非常に愛好して居られた門です。町の青年学徒が毎日此の門を通られたなら其の間、無言の教育にもなろう。井上さんは今尚世間の誤解が解けないが、やがては知己に認めらるる時もあるべく、自分は偉い方だと信ずるだけに此の門に愛借を持ち、自分の郷里に移す事の出来たのを甚だ満足に思います。」

とあり、結城は、郷土の青年達がこの門をくぐることで、自身の志を育むための無言の教育になるだろうと述べたのです。井上に対する敬意とこれからを担う青年達に向けた結城なりのメッセージだったのでしょう。

市指定文化財『臨雲文庫表門』

『臨雲文庫表門』の現状について

現在、門は南陽市指定文化財として結城豊太郎記念館に来館されるお客様をお迎えしています。
 
しかし、移築から90年が経ち劣化が進んだことで修繕の必要性が急激に高まっております。特に門扉の劣化が激しく、修繕せずに今後一切閉め切るか、修繕するかの選択を迫られているのです。門を閉めてしまえば「無言の教育にしたい」という結城の想いを無下にすることになってしまいます。結城の想いをつなぐため、この門をこれからも無言の教育として活かしていくために何卒皆様のご協力を賜りますようお願い申し上げます。

修繕箇所の様子(一部)

結城豊太郎を未来に伝えたい(パンフレット作成等)

後世に伝えるべき偉人 結城豊太郎。世界恐慌の発生や関東大震災、そして相次ぐ大戦。まさに波乱と激動の時代にあって、日本経済を必死に支えながらも、故郷赤湯を心から愛した結城の姿を今を生きる人々にこそ知って欲しい、そして未来につなぐためにパンフレットの作成をしたいと考えました。

記念館では、結城の功績や想いを伝える活動をしていますが、結城について詳しく知るには、記念館においでいただくしかなく、限定的になっていました。そこで結城の人柄を中心にパンフレットを作成し、広く配ることでいつでもどこでもより多くの人に結城の姿を伝えることができるようにしたいと考えました。

地元の中学生が結城について学ぶ様子
地元の住民が結城について学ぶ様子

最後に ~結城の想いを未来へ~

結城は自身が定めた風也塾士規七則において「来者の為めに加ふる所あるを期すべし」と述べました。
「先人から受け取ったバトンをつなぐためには、次世代が受け取ってくれるような工夫が必要だ」という意味です。私たちには、結城の想いを後世へ伝える責任があります。

結城を通じ、多くの皆様とのご縁を結ぶことで、次世代へ門や想いをつなぐことができますよう、クラウドファンディングという方法で広く皆様にご支援をお願いできればと思う次第です。

皆様と共にいつまでも消えることのない結城の姿を遺し続けられますよう、どうかお力をお貸しください。

結城豊太郎記念館館長からのメッセージ

館長 佐藤 広行

写真

このページをご覧いただきありがとうございます。

結城先生を表す言葉として「故郷は国の本なり」という言葉があります。地方が元気になれば国が良くなるという意味です。結城先生は、常に中央から故郷赤湯に想いを寄せ、臨雲文庫や風也塾の創設、大火に見舞われた過去を受けて実施した上水道の敷設など、当市の振興発展や青少年の教育に多大なる貢献をしていただきました。

また、結城先生の教えは、当市の教育のあらゆる点に取り入れられておりこれからの南陽市、日本を支えていく若者たちに受け継がれています。このたびの取組みは、そのような想いをつなぐ活動の一部であると考えています。皆様からお寄せいただいた貴重な寄付により、先人たちが守り繋いできた結城先生の想いや文化財を未来へ遺せるよう事業を遂行して参りたいと思います。

多くの皆様にプロジェクトの趣旨にご賛同いただき、ご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。

  • 2025年01月31日 10:30

    臨雲文庫表門第二期工事決定!

    皆様にご寄付いただき、昨年12月に予定の修繕を終えた結城豊太郎記念館「臨雲文庫表門」でございますが、追加となる第二期工事が決定いたしました。

    昨年実施したガバメントクラウドファンディングや賛同いただいた企業様より予定額を上回るご寄付を頂戴したことから、より良い状態で門を遺すべく第二期工事を実施するに至りました。

    内容といたしましては、下記の2つを計画いたしました。
    ・表門の木部(黒く塗られている木の部分)の塗装整備
    ・正面に掛けられている表札「結城記念館」「臨雲文庫」の再建

    経年劣化により塗装が剥がれている箇所が多く目立ち、風雨の影響を受けやすくなっている表門の木部は、洗浄したうえで、新たに塗装をし直すことで見た目も良くなり、劣化を防ぐ役割が期待されます。表札は、現在文字が見えない状態となっているため、同じ内容同じ色の塗料で作り直すことといたしました。なお、既設の表札は、記念館で保管し今後の資料といたします。

    雪の影響も心配される状態でありますが、慎重な工程を踏みながら凛とした姿で暖かな春を迎えられるよう精一杯進めて参ります。

    今後の経過についてもお知らせしていく予定ですのでどうぞよろしくお願いいたします。

    もっと見る

    この進捗情報を読んで「エールを送りたい」
    と感じたらぜひ拍手を

    拍手をありがとうございます。
    あなたのエールがプロジェクトの支えになります

    まだコメントはありません

    コメントを投稿するには、 ログインとプロジェクトへの寄付が必要になります。

  • 2024年12月17日 16:00

    臨雲文庫表門の修繕工事完了いたしました

    皆様にご寄付いただき、修繕に着手していた結城豊太郎記念館臨雲文庫表門修繕工事について、当初予定していた門扉・門柱付近の修繕が完了いたしましたのでご報告させていただきます。

    今回は、経年劣化により修繕が必要となった差し丁番の調整と根巻金物の交換、上部戸当たりの調整など、事故が起こらないように緊急を要する箇所に手を加えました。

    写真は、施工前・施工中・施工後を掲載しております。綺麗になったことはもちろん全体の歪みを調整したことで、大きな振動も無く開閉することができるようになりました。また、腐朽部は最小限の除去に留め、「埋め木」という工法を採用したことで文化財の保存にも慎重な対応を取ることができました。
    通行ができない状況となっておりましたが、完了に伴いこれまで同様、門をくぐってご来館いただけるようになりましたので、是非結城豊太郎記念館にお越しください。

    今回、改めて門と向き合うことで結城先生が移築した想いやその時の情景、これまで守り繋いできた先人の想いをより強く感じる事ができました。改めて皆様の温かいご寄付あってこその結果であると心より御礼申し上げます。
    担当者一同、これまで以上に結城先生の遺徳を大切に繋いで参りますので、今後とも結城豊太郎記念館をよろしくお願いいたします。このたびは、誠にありがとうございました。

    なお、今後の予定が経ち次第こちらでご報告させていただきますので、お待ちいただきますようお願い申し上げます。

    もっと見る

    この進捗情報を読んで「エールを送りたい」
    と感じたらぜひ拍手を

    拍手をありがとうございます。
    あなたのエールがプロジェクトの支えになります

    まだコメントはありません

    コメントを投稿するには、 ログインとプロジェクトへの寄付が必要になります。

  • 2024年10月29日 13:39

    結城豊太郎記念館臨雲文庫表門修繕が始まりました!

    このたび皆様よりご寄附いただきました『臨雲文庫表門』の修繕が始まりました。
    根巻金物を外し、木部の腐朽具合を確認しながらこれから慎重に工程を進めて参ります。

    修繕する過程でないと分からなかった事実や新たな疑問が少しずつ見つかっており、担当いただく株式会社加藤工匠の職人の知見も頂戴しながら、情報を収集することで、謎の多いこの門を知る機会にしたいと思います。

    今後、企画展などで皆様にお知らせできますよう検討して参ります。現状行っている修繕作業は、年内完成を目指して行って参ります。今後も修繕の様子を皆様にお届けして参りますのでどうぞよろしくお願いいたします。

    もっと見る

    この進捗情報を読んで「エールを送りたい」
    と感じたらぜひ拍手を

    拍手をありがとうございます。
    あなたのエールがプロジェクトの支えになります

    まだコメントはありません

    コメントを投稿するには、 ログインとプロジェクトへの寄付が必要になります。

  • 2024年08月09日 09:32

    目標金額達成のお礼およびプロジェクト募集終了のお知らせ

    この度は、結城先生が遺した門の修繕やパンフレット作成等を目的としたプロジェクト『元日銀総裁結城豊太郎の想いを未来へ遺したい』に対し、ご支援をいただき誠にありがとうございました。
     
    当初、90日間での達成を目指した本プロジェクトでしたが、大変ありがたいことに多くの方々にご賛同いただき、想定を大きく上回る早さで目標を達成することができました。そのため、誠に勝手ではございますが8月13日(火)23時59分をもって募集を終了させていただくこととなりました。

    より迅速で確実な修繕を行うためにネクストゴールは設定せず、このタイミングで本プロジェクトを打ち切り、工事を行う決定をしたことに何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
    これからご支援を予定してくださっていた皆様におかれましては、改めてお詫び申し上げます。臨雲文庫表門のみならず結城先生に関係するものは、歴史のあるものばかりです。また別の機会に改めてご支援賜りたく、引き続きご協力の程よろしくお願いいたします。

    沢山の方々からご支援やご声援をいただき、結城先生の遺徳を未来へ引き継がなければならないということを強く認識する機会となりました。皆様からいただいたご支援をしっかりと形あるものに結びつけ、未来へ引き継ぐことをお約束し、お礼とご報告に代えさせていただきます。

    もっと見る

    この進捗情報を読んで「エールを送りたい」
    と感じたらぜひ拍手を

    拍手をありがとうございます。
    あなたのエールがプロジェクトの支えになります

    まだコメントはありません

    コメントを投稿するには、 ログインとプロジェクトへの寄付が必要になります。

山形県南陽市

つながり つどう 縁結ぶまち 南陽

山形県南陽市は、北に丘陵、南に沃野が広がり、都市の利便性と自然環境が調和した、すぐれた伝統と歴史をもった魅力あふれるまちです。

湧き出る温泉と豊かな自然に恵まれ、四季折々の彩と美しい悠久の自然が息づくまち「南陽市」。
都会では味わえない、ぬくもりのある故郷がここにあります。

  • GCFとは?

このプロジェクトへの応援メッセージ

  • 故郷の偉人・結城豊太郎先生がさらに広く世の人々の知るところとなりますよう、市当局のさらなる御努力を願ってやみません。

    2024年7月2日 12:16

  • ぜひ豊太郎翁の遺徳を末永く残してください。

    2024年8月1日 22:17

  • 結城豊太郎の志が故郷赤湯で受け継がれていくことを願っています。

    2024年7月29日 15:43

  • 結城豊太郎の功績が後世に伝わるよう願っております

    2024年7月28日 21:02

  • 祖父、結城豊太郎の記念館を応援いたします

    2024年7月28日 20:15

  • 妻の故郷です。応援しています。

    2024年7月14日 23:18

  • 後世に残る記念館を作ってください

    2024年7月14日 12:10

  • 故郷は心の糧です

    2024年7月8日 22:15

  • 少額ですが、お役立てください。

    2024年7月3日 18:50

  • 頑張ってください!

    2024年7月3日 10:24

はじめての方へ