地域の発展を願い、未来永劫続けていく願掛けされた神事を伝えていきたい。

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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寄付金額 123,000

6.1%

目標金額:2,000,000

達成率
6.1%
支援人数
6
終了まで
79
/ 90

島根県安来市(しまねけん やすぎし)

寄付募集期間:2024年4月24日~2024年7月22日(90日間)

島根県安来市

プロジェクトオーナー

やすぎ月の輪まつりは「月の輪神事」を核として8月14日から17日の4日間開催し、安来の夏の風物詩となっています。
月の輪神事は、『出雲国風土記』に記述がある毘売崎(ひめざき)伝承に由来し、1300年以上続く伝統ある祭事です。
2023年度は、初めての試みとして、ガバメントクラウドファンディングにて寄付を募らせていただいた結果、市内外の方から約240万円の寄附をいただきました。残念ながら天候の影響により花火については中止となりましたが、14~17日の神事につきましては無事実施することができました。
伝統ある祭事を持続可能な取組みにするため、今年も皆様のご支援を募集させていただきます。
今年は8月11日に神事を盛上げるイベントとして花火大会を開催し、活気あふれるまつりとなるよう計画しています。
1300年を経て今も行われる月の輪神事の伝統を維持するとともに、次世代へ継承していくよう取り組みを行います。

歴史と伝統ある月の輪神事を後世へ繋いでいくために!

未来永劫続けていく神事

語臣猪麻呂(かたりのおみいまろ)の娘

やすぎ月の輪まつりの核となる「月の輪神事」は、8月14日から17日の4日間開催しています。
月の輪神事は、『出雲国風土記』に記述される毘売崎(ひめざき)伝承に由来しています。
天武3年(674年)に、一匹のワニ(鮫)に襲われ亡くなった、語臣猪麻呂(かたりのおみいまろ)の娘の霊を慰めるため、毎年8月14日から4日間踊り続けたといわれ、その慰霊祭が月の輪神事の起原とされています。

その昔、安来で疫病が流行した時、神事を永久に続けることを条件として疫病退散の願掛けをしました。
この永代願(えいだいがん)と呼ばれる願掛けのため、何があっても神事は続けなければならないと信じられ、コロナ禍でも中止することなく行われています。

50年ほど前は神事を見ようと多くの方であふれかえっていましたが、近年は人口減少と生活様式の変化により、以前のような人出も活気も失われつつあり、神事への若い世代の参加者も減少しています。

歴史と伝統ある月の輪神事を後世へ繋いでいくため、多くの方に神事を観ていただき、地域一体となって盛り上がる月の輪まつりとなるよう取り組みます。
皆さまのご支援よろしくお願いします。

多くの人々と一緒に盛り上げる神事であるために

神事を盛り上げる花火大会

やすぎ月の輪まつりは、8月11日の花火大会と、8月14日から17日の4日間行われる月の輪神事で構成されています。
月の輪神事という名の由来は、娘を襲ったワニ(鮫)を退治し、ワニを槍に突き刺した姿が三日月の形に似ていたことからきています。
神事は4つの町内が山車と囃子を出し、安来市街を練り歩き、神社に参拝します。
山車は小学生が引き、囃子は中学生以上の若い世代が担い巡行を盛上げます。
見どころは4町内の囃子が一斉演奏する「神事四重連」で、町内のエース級が演奏するため見ごたえがあります。

まつりの開幕を彩り、神事を盛上げるイベントとして8月11日に安来港で花火大会を開催します。
安来港は小さな港で、打ち上げ場所が観覧場所から近いため頭上で花火が開くような感覚になります。

安来の夏にはなくてはならない、月の輪まつりの花火大会。迫力満点の花火を打ち上げます。
また、家族やグループで安心して楽しんでいただくために有料席を設け、多くの方にゆったりと観覧いただけるスペースを作ります。

【寄付金の使い道】
やすぎ月の輪まつりの開幕を告げる花火大会や、まつりを盛り上げる企画を実施します。
やすぎ月の輪まつり費用(事業費、宣伝費、会場設営費、事務費等)にかかる200万円についてご支援をお願いします。

【内容】
月の輪神事活動費及び花火大会実施費用

【事業実施のスケジュール】
・2024年3月  月の輪まつり振興会
・2024年3月~ 実行委員会による準備開始
・2024年8月  開催

※目標金額に達しなかった場合、安来市一般会計及び繰越金により補填します。
※目標金額以上の寄付をいただいた場合、すべてやすぎ月の輪まつり費用に充当し、今後の発展につなげます。

月の輪まつりに携わる方の思い

奉賛会会長 今田 茂治さん

伝統ある神事を後世に伝えていかなければならないという使命感を感じています!

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月の輪神事は1300年以上続いており、未来永劫続けていく願掛けがされています。
私の知る限りでは、台風の影響で2度だけ延期したことがありますが必ず4日間行っています。
この伝統ある神事を維持するだけでなく後世に伝えていかなければならないと使命感を感じています。

月の輪神事は、子どもたちが引く山車と大人が演奏する囃子で構成されています。
囃子を担うのは中高生を中心とした若い世代です。囃子には楽譜がなく先輩から教わり習得し、それを後輩に伝え、現在に受継いでいます。
神事が近づくと、自身の成長と後輩への指導のため練習に励んでいます。
また、地元小学校で神事について説明し、太鼓を披露して、子どもたちに関心を持ってもうよう取り組んでいます。

多くの方に月の輪まつりにお越しいただき、神事を観ていただくことで、参加者のモチベーションが上がるとともに神事への関心が高まり担い手の増加につながると思います。

やすぎ月の輪まつり実行委員長 本間 多加志さん

町を守っていくため、祭りを盛り上げたい!

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私は以前浅草に住んでいた経験があり、そこでの祭りは地域一体となって作られていて、祭りによって町全体が家族のようであり、地元の人々の絆を強くしていました。

安来にも「月の輪まつり」という素晴らしい祭りがあります。年々人口が減っている島根県の田舎町ですが、人と人のつながりが深い、住みやすい町を守っていくため、祭りを盛り上げていきたいと思っています。

皆さまのご協力を賜れれば幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

お礼の品の紹介

花火観覧席(S席)

最前列でゆっくり花火が鑑賞できます

駐車場付きの観覧席です。
最前列で花火観賞でき、会場近くに駐車場を確保しますので駐車場の心配はありません。
家族やグループで迫力満点の花火が楽しめます。
限定5席です。

花火観覧席(A席)

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駐車場付きの観覧席です。
ゆったり花火観賞でき、会場近くに駐車場を確保しますので駐車場の心配はありません。
家族やグループで花火が楽しめます。
限定3席です。

現在進捗情報はありません。

島根県安来市

安来市は島根県の東部、鳥取県との県境に位置し、どじょうすくい踊りで知られる「安来節」の発祥の地です。その唄声やお囃子が市民の心に深く刻まれ、大切な文化として根付いています。
また、安来港は古くから「たたら」製鉄の鉄の積み出し港として栄え、現在では高級特殊鋼「ヤスキハガネ」などの鉄鋼業が市の主要産業として発展し、その歴史を伝えています。
市全体に広がる豊かな耕作地では、お米やいちご、タケノコ、日本酒など多くの産品が生産されています。
文化・歴史・産業・自然…多くの魅力があふれる住みよいまちです。