蒸気機関車アイアンホース号復活プロジェクト~北の鉄道発祥の地小樽に再び蒸気機関車の汽笛を鳴らそう!~
カテゴリー:観光・PR
寄付金額 7,972,748円
目標金額:6,000,000円
- 達成率
- 132.8%
- 支援人数
- 364人
- 終了まで
- 受付終了
北海道小樽市(ほっかいどう おたるし)
寄付募集期間:2018年4月23日~2018年7月21日(90日間)
北海道小樽市
小樽は北海道で最初に開通した官営幌内鉄道の起点のまちです。
アイアンホース号は、北海道を最初に走った機関車「義経号」「弁慶号」「しづか号」と同じH・K・ポーター社によって1909年アメリカで製造されました。小樽市総合博物館では国指定重要文化財「旧手宮鉄道施設」の機関車庫と転車台を使用して運行をしてきました。
ところが昨年10月に機関車のボイラーに重大な故障が見つかり、運行を休止せざるを得ないことになりました。
アイアンホース号の修理を行い、再び北の鉄道発祥の地小樽に蒸気機関車の汽笛を鳴らすためにご協力下さい。
プロジェクト達成のご報告
昨秋以来故障のため運休を余儀なくされていた蒸気機関車アイアンホース号は、無事修理を完了し、7月21日(土)に復活運行の試運転、7月25日(水)より通常運行を再開できることになりました。ご理解とご協力に心よりお礼申し上げます。
今回の修復にあたって、広く皆様からご支援をいただくためクラウドファンディングを実施したところ、たくさんのご寄付をいただきました。予定額を大きく上回るご支援は望外の喜びでした。皆様方の力によって復活した蒸気機関車アイアンホース号にぜひご乗車ください。
今後もご支援、ご協力をお願いいたします。
総合博物館館長 石川直章
※アイアンホース号復活運行の第一便(7月21日)
アイアンホース号に重大な故障が発生
北海道鉄道発祥の地でその雄姿を再び見たい
汽笛を鳴らして走る蒸気機関車アイアンホース号の雄姿は、小樽市総合博物館の来館者や市民にも親しまれています。アイアンホース号を製造したH・K・ポーター社は蒸気機関車全盛期のメーカーでしたが、現在動態保存されている車両は世界的に見てもほとんどありません。このように貴重な存在のアイアンホース号ですが、昨秋から故障のためその雄姿を見ることができなくなっています。
故障の箇所はボイラーの空だきによる事故を防ぐ「溶け栓(溶解栓)」という部分です。この部分が機能しない場合は安全な走行ができません。さらに、ボイラーの熱を水蒸気に変える役割の「煙管」という部分に激しい傷みが見られ交換の必要が出ています。
アイアンホース号は100年以上前の蒸気機関の構造システムを採用しており鉄道文化の歴史を後世に伝えるものです。また、転車・連結・切り離しの運行システムを重要文化財「旧手宮鉄道施設」を使用して行っており、これは国内でも他にない取り組みです。この貴重な展示を維持するために多くのみなさまのご支援をいただき修繕の費用に充てたいと考えています。
109歳の蒸気機関車を甦らせよう
大規模な修繕が必要
アイアンホース号は製造から109年が経過しています。日本では数少ないアメリカ型の蒸気機関車(初期の北海道の蒸気機関車はアメリカ型)であり、維持修理には困難がつきまといます。さらに現在、蒸気機関車のボイラーを修理できる工場はきわめて数が少なく、北海道内には存在していません。
そこで今回のアイアンホース号の修理は、まず札幌の工場へ移動してボイラーを取り外し、そのあと大阪の工場に運び込み、大規模な修理を行います。この修理には「溶け栓」のほかに「煙管」の交換もします。この分解・搬送・修理、また修理後の搬送・組立には多額の経費が必要となります。
地域の活力へとつなげる鉄道遺産として
■北海道の歴史と鉄道の関わりを体感する
いつの時代も蒸気機関車は子どもたちの人気者です。昨秋まで小樽市総合博物館の敷地を往時の姿そのままに煙を吐き、汽笛を鳴らしながら走るアイアンホース号の姿に、瞳を輝かせながら見つめる子どもたちの姿が毎日のように見られました。実際に蒸気を発生させて走る機械の魅力はその場でしか体感できないものです。
アイアンホース号の存在は、鉄道によって発展した小樽市独自の観光資源として重要なものです。転車台に載せられたアイアンホース号や連結作業を見たり乗車体験したりすることによって、小樽・北海道の歴史を追体験できることは、ほかの地にない教育的価値の高い資源です。アイアンホース号は観光都市小樽の魅力であり、数多くの全国の鉄道ファンにとっても重要文化財を活用した運行をご覧いただける貴重な鉄道遺産です。北海道鉄道発祥の地であり北海道の経済を支える起点となった歴史を持つ小樽の街に、蒸気機関車の汽笛が鳴り続けることは小樽市民にとっても誇りと愛着を呼び起こすものです。
アイアンホース号復活スケジュール
■109年目の再出発に向けて
2018年
【4月】
・本地を小樽から札幌の整備会社へ搬送(4/23)
・車両本体とボイラーを分離
【5月~6月】
・ボイラーを大阪の整備会社へ搬送(5/11)
・溶け栓の修理と煙管の交換を行う
・修理の後、構造変更検査を受ける(5/19)
・ボイラーが大阪の整備会社を出発(6/22)
・ボイラーが札幌の整備会社に到着(6/25)
・車両本体とボイラーを組立
【7月】
・本体を札幌の整備会社から小樽へ搬送(7/12)
・調整作業
・安全弁検査、試験走行(7/19~20)
・アイアンホース号復活!運転再開記念イベント(7/21)
・試運転(7/21~22)
・通常運行再開(7/25~11/4)
アイアンホース号復活にかける想い
汽笛の聞こえる街がもつ可能性
小樽市総合博物館 館長 石川直章
今年は「北海道」が命名されて150年の年です。北海道の近代化の歩みは鉄道から始まったと言っても過言ではありません。北海道の内陸部の炭鉱から産出される石炭は、鉄道によって小樽に運ばれ、日本の近代化の原動力となっていきました。
小樽は汽笛の似合う街です。いったんは途絶えた蒸気機関車の汽笛はアイアンホース号によって復活し、多くの市民、子供たちを楽しませてきました。皆様のご協力をいただき、アイアンホース号を復活させることは、小樽の歴史の継承に必要なことと考えています。
皆様ご理解とご協力をお願いいたします。
子供たちの歓声が仕事のやりがい
アイアンホース号機関士 岩井 克也
自分も若かった国鉄時代からいろいろな機関車に乗ってきたけど、このアイアンホースという蒸気機関車の運転が一番大変だね。その日の気温や天気でも蒸気の上がり方が違って、同じように走ってくれないんだよ。それでも、楽しそうに乗ってくれる子供たちの様子を見ると、今日も頑張らないとと思うね。子供たちの為にも早くアイアンホースが治って、また頑張って運転したいね。
これからも元気に走り続けて!
大きくなったら蒸気機関車の運転士になりたい
アイアンホース号に乗るのがとても楽しみです。ポーという汽笛を聞きながら蒸気機関車にのると、とてもワクワクします。大きくなったらアイアンホース号を運転してみたいです。これからもずっとずっと元気に走り続けてください。
ご支援いただくみなさまへ
小樽市総合博物館からのメッセージ
明治13年、小樽を起点としてできた鉄道はその後大量の石炭を運び、日本の発展を支えてきました。この鉄道は小樽だけではなく、日本の近代化の上で重要な役割を果たしてきました。その中でも蒸気機関車は文字通りその歴史をけん引してきました。
北海道を最初に走った蒸気機関車ゆかりのポーター社で製造されたアイアンホース号が伝え残す体験は、次世代の子どもたちにとっても重要な物と考えます。
みなさまの温かいご支援によって、アイアンホース号の汽笛が再び小樽の街に鳴り響くためのご協力をお願いします。
お礼の品をご紹介
アイアンホース号が復活して運行した際に、運転席同乗体験や出発前準備の見学をできる権利などを用意しています。
☆お礼の品について
本プロジェクトにご支援いただいた皆様へのお礼の品として、5,000円以上のご寄附をいただきました方へ、アイアンホース号特製ポストカード(5枚組)と小樽市総合博物館(本館・運河館)、手宮洞窟保存館の入館特典(2019年12月まで有効)が付いたアイアンホース号ファン認定証をお贈りします。
さらに、アイアンホース号の運転席に同乗できる体験や製造銘板のレプリカなど、多種多様な「体験・招待・グッズ」を用意しました。
■蒸気機関車アイアンホース号のGCFお礼の品詳細情報
「体験」系
■10,000円以上の寄附
・アイアンホース号の運転席で記念写真撮影
■20,000円以上の寄附
・アイアンホース号の出発前準備見学
・アイアンホース号の車掌業務
■30,000円以上の寄附
・アイアンホース号の運転席同乗
・小樽市総合博物館長と歩く小樽と鉄道の歴史
■100,000円以上の寄附
・アイアンホース号の専有運行
「招待」系
■5,000円以上の寄附
・「小樽芸術村」入館1名様
・「おたる水族館」入館1名様
■10,000円以上の寄附
・「リストランテ・トレノ」食事2名様
・「小樽あんかけ処・とろり庵」食事2名様
「グッズ」系
■5,000円以上
・冊子『重要文化財 旧手宮鉄道施設』と
特製ポストカード「昭和の鉄道」
・書籍『鉄道と歩んだ街 小樽』
・DVD『生誕100年アイアンホース号の軌跡』
■10,000円以上
・アイアンホース号の使用済み部品(弁)
・アイアンホース号製造銘板入革製キーホルダー
■60,000円以上
・アイアンホース号製造銘板レプリカ
☆プロジェクトにたくさんのご支援をいただいた方へ
本プロジェクトにたくさんのご支援をしてくださった方には、選択いただいたお礼の品に加え、下記の特典も用意しました。
【注意事項】
【注意】
複数回に分けて総額5万円以上をご支援いただいた方は、念のため小樽市総合博物館にご連絡ください。
電話0134-33-2523
■【A】総額50,000円以上のご支援をいただいた方
車掌車に乗ることができる権利の抽選参加権
特別に連結した車掌車に乗ることができる権利の抽選参加権。
限定5組を抽選。
当選者は、2018 年度の通常運行時に、車掌車へ1グループ(最大8名)が専用で乗ることができます。
抽選対象は、7月21(土)までに総額5万円以上のご支援をしてくださった方。
抽選結果は8月中旬に小樽市総合博物館から当選者のみに連絡します。
当選者は、事前に希望する日と便を小樽市総合博物館と電話連絡で調整していただきます。
権利実施可能期間:当選の連絡を受けた翌日~11月2日の運行日(休館日や運休日には乗車できません)
先着順で日程調整しますので、ご希望に添えない場合があります。お早めにお申し込みください。
■【B】総額100,000円以上のご支援をいただいた方
復活運転最初の鐘を鳴らす権利の抽選参加権
7月末に予定している復活運転最初の鐘を鳴らす権利の抽選参加権。
限定1組(最大2名様)を抽選。
運行初日に機関車庫から出てくる際に、アイアンホース号の運転席に同乗し、復活の鐘を鳴らすことができます。
さらに、その後の運行の際、運転席に同乗いただきます。
運行初日の日程は、7月上旬頃に決まる予定です。
抽選対象は、6月30日(土)までに総額10万円以上のご支援をしてくださった方。
抽選結果は7月中旬に小樽市総合博物館から当選者のみに連絡します。
記念品として、アイアンホース号の使用済み部品(圧力計)のお土産付き。
■お礼の品一覧
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【グッズ】冊子『アイアンホース号 Porter4514』&ポストカード
5,000円
新商品『アイアンホース号 Porter4514』の解説書と特製 ポストカード
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【体験】アイアンホース号の運転席で記念写真撮影
10,000円
アイアンホース号の運転席に乗り込み、窓から顔を出している様子などを記念撮影できる権利。通常は見ることができない運転席内部の写真撮影もできる。(要予約)
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【体験】アイアンホース号の出発前準備見学
20,000円
運行前点検や出庫作業などの出発前準備作業を見学できる権利。機関士らによる点検作業、機関車庫からの出庫作業を機関車庫の中で見学することができる。(要予約)
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【体験】アイアンホース号の車掌業務
20,000円
アイアンホース号の運行時、車掌業務を体験できる権利。発車時の合図、転車台進入や連結作業の誘導などを行う(要予約)
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【体験】アイアンホース号の運転席同乗
30,000円
アイアンホース号の運行時、運転席に同乗することができる権利。出発の鐘を鳴らしたり、機関士の操作を間近で見たりすることができる。(要予約)
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【体験】小樽市博物館長と歩く小樽と鉄道の歴史
30,000円
2015年に「ブラタモリ」で小樽の歴史を紹介した小樽市総合博物館の館長・石川直章が、皆様と歩きながら小樽と鉄道の歴史についてお話します。(要予約)
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【体験】アイアンホース号の専有運行
100,000円
関係者のみが専有してアイアンホース号の客車に乗ることができる臨時便を運行する権利。特別な思い出にアイアンホース号を借り切って運行してみませんか?(要予約)
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【招待】「小樽芸術村」入館1名様
5,000円
小樽の新しい観光スポット「小樽芸術村」にご招待。
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【招待】「おたる水族館」入館1名様
5,000円
小樽の定番観光スポット「おたる水族館」にご招待。
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【招待】「リストランテ・トレノ」食事2名様
10,000円
小樽市総合博物館本館に隣接するイタリアンレストランでのお食事にご招待
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【招待】「小樽あんかけ処・とろり庵」食事2名様
10,000円
小樽名物「あんかけ焼きそば」の人気店舗「とろり庵」でのお食事にご招待
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【グッズ】冊子『旧手宮鉄道施設』&ポストカード
5,000円
『重要文化財旧手宮鉄道施設』の解説書と、特製 ポストカード『昭和の鉄道』
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【グッズ】書籍『鉄道と歩んだ街 小樽』
5,000円
前半は車両を詳細に解説、後半では北海道の鉄道の歴史について詳しく説明
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【グッズ】DVD『生誕100年アイアンホース号』
5,000円
2009年のアイアンホース号生誕100年の際に制作されたDVD
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【グッズ】アイアンホース号の使用済み部品
10,000円
アイアンホース号で実際に使用していた熱気弁もしくは逆止弁などの部品
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【グッズ】製造銘板入り革製キーホルダー
10,000円
アイアンホース号製造銘板を刻印したオリジナルの革製キーホルダー
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【グッズ】アイアンホース号製造銘板レプリカ
60,000円
配送:プロジェクト終了後から2か月ほどのお時間をいただく可能性があります。
煙突の下に取り付けられている製造銘板のレプリカ
現在進捗情報はありません。
北海道小樽市
小樽は、明治初期 から北海道の玄関としての役割を担い、明治・大正・昭和初期を通じて石炭輸送をはじめとした物流の拠点として発展しました。昭和初期には北日本随一の経済都市となりましたが、昭和30年代からしだいに「斜陽の街」と呼ばれるようになりました。しかし、小樽運河の整備をきっかけに昭和末期より観光都市として再生、現在では世界的に知られるようになりました。
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あなたのその想いが
プロジェクトを動かしています。
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反映まで数日かかることがあります。