元子ども兵や、紛争で傷ついた人々の「自立」を応援したい
カテゴリー:子ども・教育
寄付金額 2,407,000円
目標金額:7,000,000円
- 達成率
- 34.3%
- 支援人数
- 73人
- 終了まで
- 受付終了
佐賀県NPO支援(さがけん えぬぴーおーしえん)
寄付募集期間:2017年12月14日~2018年3月13日(90日間)
佐賀県NPO支援 × 認定NPO法人 テラ・ルネッサンス

認定NPO法人テラ・ルネッサンスは、「すべての生命が安心して生活できる社会(=世界平和)の実現」を目指して2001年に誕生したNGO団体です。ウガンダ、 コンゴ民主共和国、ブルンジ、カンボジア、ラオス、日本の6ヶ国で、「地雷」 「小型武器」「子ども兵」「平和教育」という、4つの課題に取り組んでいます。現場での支援活動と同時に、国内で啓発・政策提言を行うことで、 課題の根本的な解決を目指しています。佐賀県内では海外での支援活動を行うとともに、講演活動やワークショップなどを通して、グローバル社会を生き抜く人材育成も行います。
アフリカの子ども兵士
チャールズ君(仮名)が語ってくれた壮絶な体験

僕には家族がいて普通に暮らしていました。ある日、お母さんが隣村まで用事で出かけました。僕はお母さんの帰りが待ち切れず、隣村に迎えに行きました。その途中で、銃をもった兵士たちに囲まれ、反政府軍の部隊に連れて行かれたのです。数日してからでした。大人の兵士たちは、僕を村まで連れてくると、お母さんを前にしてこう命令しました。
『この女を殺せ』
もちろん、『そんなことできない』といいました。そうすると、今度は"なた"を持たされ、『それなら、片腕を切り落とせ!そうしなければお前も、この女も殺す』僕はお母さんが大好きでした。恐ろしくて腕がふるえ、頭の中が真っ白になりました。とにかく、お母さんも僕も、命だけは助けてほしいと思いました。
僕は手渡された"なた"をお母さんの腕に何度もふりおろしました。手首から下が落ちました。お母さんは気を失いましたが命は助かりました。僕はそのまま兵士に部隊へ連れていかれ、3年間兵士として戦っていました。
まるで消耗品のように、子どもたちが使い捨てに・・・

アフリカの東部に位置するウガンダでは、1980年代後半から内戦が始まり、反政府軍と政府軍が20年以上にわたって戦闘を繰り広げていました。
ウガンダにおいて、武装勢力は、平和に暮らしていた村にやってきて子どもたちを拉致し、連れ去りました。
その際、家を焼いたり、ひどい場合は両親を殺したりします
そして、暴力によってコントロールされ、軍隊の一員として戦わされます。
まるで消耗品のように、子ども達が使い捨てに・・
男の子は、武器や食料のなど重い荷物を運ばされたり、最前列で行進させられ“弾よけ”として使われたりします。
女の子は性的な虐待を受けたり、無理やり大人の兵士と結婚させられ、妊娠することもあります。
ドラッグで士気を高揚させてから突撃させられ、あるいは地雷原を除去装置がわりに歩かされることもあります。
子どもは従順で洗脳されやすく、小柄で機敏です。
強制的に徴兵が可能で、すぐに”補充”ができるため、まるで消耗品のように扱われてしまっているのです。
そして、子ども兵はウガンダのみならず、アジア、アフリカ、中東、中南米などの紛争地域で現在も確認されており、世界で少なくとも25万人以上いると言われています。
自らの力で衣食住を満たし、未来をつくるために
テラ・ルネッサンスの活動(元子ども兵のために)

元子ども兵士は、故郷に戻ってきても幼い頃に誘拐されたがために基本的な教育も欠如しており、職業技術も無いため、仕事に就くこともできず、経済的に大きな困難を抱えています。
地元の村々での襲撃にも加担させられてきた元子ども兵たちは、帰還後、地域住民から加害者とみなされ憎しみの対象になることもあり、社会的にも脆弱な状況に置かれています。
中には、帰還後に路上生活をすることになったり、酒におぼれたり、再び軍隊へと戻ってしまったりする元子ども兵もいるのです。
テラ・ルネッサンスでは、元子ども兵社会復帰支援プロジェクトにおいて、「3年間で元子ども兵が社会復帰するために、必要な能力を身につけ経済的に自立すると共に、地域住民との関係を改善しながらコミュニティで安心して暮らせるようになる」を目標に活動を行っています。
これまで約200名のウガンダの元子ども兵たちに、識字教育、職業訓練や地域住民との融和など、「自立と自治」を目指した社会復帰支援を行い、元子ども兵の受け入れ家族約1,000名への生活支援を実施してきました。
また、受益者の後追い調査も行い、継続的なサポートも行っています。
【注意事項】
※テラ・ルネッサンスが取り組む、ウガンダの元子ども兵社会復帰支援プロジェクトの現地レポート動画
ウガンダでの元子ども兵社会復帰プロジェクトの実績



ウガンダでの支援を通じ、元子ども兵の平均収入が50倍以上(現地の公務員と同等の水準)に変化し、周りの人とのつながりが3倍以上に増えたことで差別や疎外感を感じることなく生活できるようになった人々の割合が増えました。また、自らの過去のトラウマと向き合い、現在の自分を受け入れるなどの自尊心が約1.7倍に変化するなど多くの変化がみられています。
テラ・ルネッサンスの活動(その他)

テラ・ルネッサンスでは、「すべての生命が安心して生活できる社会の実現」をヴィジョンに掲げています。
世界には、元子ども兵士だけでなく、地雷・クラスター爆弾によって手足を失い、貧困に苦しむ生活を送っている人々や小型武器の蔓延により助長された多くの暴力の加害者・犠牲者など、様々な問題が存在しています。当会は、そのような問題に対して、ウガンダ、ブルンジ、コンゴ民主共和国、カンボジア、ラオスにおいて、これらの問題に対する改善、解決に取り組むプロジェクトを実施しています。
【注意事項】
※テラ・ルネッサンス成果報告ムービー
佐賀県での活動

海外事業に対する支援業務はもちろん、中学校や高校で講演活動を行い、中高生の平和理解、国際理解教育
また中高生のみならず、大学生や社会人に向けても、事業活動報告
これらの活動を通して、佐賀県発の国際協力の活性化に貢献します
皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
「ふるさと納税」によって、カンボジアでの地雷撤去支援、アフリカでの元子ども兵や南スーダン難民など紛争被害者の自立支援などの取組を「応援」できます。
紛争や災害から、自らのチカラで立ち上がろうとする人々を、皆さまの「ふるさと納税(寄附)」で、応援してください。
皆様にご支援いただく寄附金の使い道
テラ・ルネッサンスが実施する紛争による被害を受けた人々(地雷被害者や元子ども兵など)の社会復帰・生活再建・心理的負担軽減を目指した各種施策の支援活動や、そのような紛争にまつわる課題に対して、佐賀県を中心とした市民の関心の喚起や国際協力に携わる人財育成に活用させていただきます。
【寄附金の活用例】
5,000円:紛争被害を受けた女性が自立するための裁縫用具と布のプレゼント
10,000円:元子ども兵社会復帰センターにて、100食分の給食の提供
30,000円:1.5㎢の土地の地雷・不発弾撤去
50,000円:元子ども兵の職業訓練1ヶ月分
現在進捗情報はありません。
佐賀県NPO支援
佐賀県のふるさと納税は、みなさまが支援したい佐賀県内のNPO等を指定して寄附することができます。お返しの品は指定されたNPO等が自らの創意工夫で送ることで、できる限り多くの額を指定されたNPO等にお渡しし、“自ら考え行動する自発の地域づくり”を応援しています。
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