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「ASUKAモデル」の取組を広め、救いうる命を救いたい! 「明日(あす)も 進む いのちの日」

カテゴリー:健康・福祉 

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寄付金額 3,930,000

78.6%

目標金額:5,000,000

達成率
78.6%
支援人数
102
終了まで
受付終了

埼玉県さいたま市(さいたまけん さいたまし)

寄付募集期間:2023年8月1日~2023年10月29日(90日間)

埼玉県さいたま市

プロジェクトオーナー

日本救急医療財団で策定された「AEDの適正配置に関するガイドライン」では、「日本での学校管理下の児童・生徒等の突然死のおよそ3割は心臓突然死である」と示されています。「電気ショックが1分遅れると救命率が10%程度下がる」と言われていることから、心停止発生から5分以内に電気ショックを行うことが求められています。そのため、さいたま市立学校におけるAEDは、職員玄関、保健室付近、体育館など、どの場所からでもより早く取りに行くことができる場所に、各学校の実態に応じて設置しています。
また、設置しているAEDは、学校で活動する児童生徒・教職員だけでなく、保護者や地域の方も使用し、救命活動に役立っています。
みなさまからの寄附金は、「ASUKA モデル」推進事業並びに市立学校等のAEDの設置及び貸出用AEDの設置費用等、本プロジェクトの趣旨に沿った事業に活用します。救いうる命を救うため、ご支援のほどよろしくお願いします。

ASUKA モデル

2011年9月29日、さいたま市立小学校6年生の桐田 明日香(きりた あすか)さんが、駅伝の課外練習中に倒れ救急搬送された後、翌30日に死亡するという大変悲しい事故が起きました。さいたま市教育委員会では、校長、教職員など「教育実践者レベル」の視点で、事故を巡る対応の在り方について掘り下げて教訓を明らかにし、教職員研修のためのより分かりやすいテキスト「体育活動時等における事故対応テキスト|ASUKA モデル」を2012年に作成し、教職員研修を充実させ、学校の安全度を高めています。

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ASUKA モデルを活用した傷病者発生時対応訓練

教職員は毎年、 ASUKA モデルを活用して年度当初に傷病者発生時対応訓練を行っています。役割を決めて、傷病者の対応を行い、自分たちの行動を振り返り、各学校では様々な場面を想定した訓練を行い、どのような状況でも迅速かつ的確に対応することができるようにしています。

さいたま市消防局との連携による教職員研修

さいたま市消防局と連携し、さいたま市立学校の教職員は、3年に1回、「普通救命講習Ⅰ」の講師となることができる「応急手当普及員講習」も積極的に受講しています。
教職員研修を行うことにより、教職員の危機管理に関する意識や資質が向上し、児童生徒の生命に関わる重大事故の発生を未然に防ぐことに繋がります。加えて、児童生徒に対する心肺蘇生実習への指導に役立っています。
現在、さいたま市では、900名以上の教職員が、応急手当普及員の資格を持っており、各学校1名以上は在籍しています。

【普通救命講習Ⅰ】
・全ての教職員が少なくとも3年に1回受講
・2014年度から、原則、各学校において、応急手当普及員
有資格者が実施

【応急手当普及員講習Ⅰ】
・全ての市立学校において、1名以上の応急手当普及員が在籍
・3年に1回再講習を受講(3時間)
・応急手当普及員は毎年増加しており、924名の応急手当普及員が在籍(2021年度末現在)

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さいたま市立学校 小中高一貫した救命教育「児童生徒の心肺蘇生法実習等」  

さいたま市立学校では、小・中・高一貫した救命教育を実施しています。現在、さいたま市では、「中学校第1学年の段階で、全ての生徒がAEDの使用を含む心肺蘇生法を行うことができる」ようにしております。毎年1万人を超える生徒が「普通救命講習Ⅰ」を取得することができるようになりました。

学校教育と地域との連携 知識・技術の習得から実践へ 
ASUKA モデルフォーラムを開催

さいたま市教育委員会では、毎年9月30日を「明日(あす)も 進む いのちの日」と制定し、全ての市立学校において、AEDの一斉点検及び児童生徒へAEDの設置場所等の確認を行い、学校安全管理体制の充実を図っております。
2022年度には、「ASUKA モデル」作成から10年の節目を迎えたのを機に、主体的に救命活動ができる児童生徒の育成を一層充実させるために、救命教育の在り方や実践方策について探究する「ASUKA モデルフォーラム」を明日香さんの御命日にあたる、2022年9月30日に開催しました。
当日は、市立学校教職員、日本AED財団、さいたまPUSH、PTA の方々、約700名のみなさまを対象に、市立児童生徒による「主体的な救命活動の取組についての発表」や「パネルディスカッション」等を行いました。
パネルディスカッションでは、桐田明日香さんのお母様をはじめ、日本AED財団の石見様、事故当時、検証委員会委員長を務めていただいた峯様、大宮消防署長の村越様をパネリストにお招きして「世界中の学校で心臓突然死を0にするために~ASUKAモデル誕生から10年~」をテーマにディスカッションを行いました。

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ASUKA モデルの成果 
AEDの使用件数の増加

さいたま市では、明日香さんの事故以降、AEDの使用を含む救命活動が増加しています。事故前にあたる、2006年から2010年の5年間でAEDのパッドを装着する件数が3件しかありませんでしたが、事故後の2011年から2022年11月末現在で77件に増加しています。AEDの使用を含む救命活動が積極的に行われるようになりました。

ASUKA モデルの成果
ASUKA モデルによる救命事例

2022年度にさいたま市教育委員会事務局職員とさいたま市立学校の教職員とで救命した事例がありました。さいたま市立教育研究所近くの路上で、運転中に意識を失った市民の方を、出勤途中のさいたま市教育委員会事務局職員と教職員、市民の3名で教育研究所のAEDを使用して救命しました。救命活動にあたった教職員は、「教育研究所にAEDが設置されていることが周知されていたことと、既に複数回教職員研修で救命講習を受けていたので、自然に体が動きました。」と話していました。このように、10年に渡るASUKA モデルの取組で、「学校中が救命サポーター」となっています。

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寄付金の使途

さいたま市では、学校施設内での心臓疾患などによる突然死を防ぐことを目的に、全ての市立学校に自動体外式除細動器(AED)を1台設置しています。
また、市立学校が実施する校外行事等において、児童生徒の救急救命活動に備えるため、「AEDの貸出し」を行っています。
「ASUKA モデル」推進事業や市立学校のAEDの整備には、約500万円の事業費を要します。みなさまからの寄附金は、「ASUKA モデル」推進事業並びに市立学校等のAEDの設置及び貸出用AEDの設置費用として活用します。
※目標金額に達しなかった場合でも、本事業は実施いたします。また、目標金額以上に集まった寄付金は、本プロジェクトの趣旨に沿った事業に活用させていただきます。

寄付者の皆様へ

さいたま市長 清水 勇人

「体育活動時等における事故対応テキスト|ASUKA モデル」作成から10年が経過し、さいたま市をはじめ、全国の学校で、本テキストを活用した教職員研修を実施し、学校の安全度を高めてきました。また、自分の身近な人が突然倒れてしまったら、その状況を何とかしたいと思う気持ちを行動に移すことができる子どもたちが、さいたま市では育っております。
AEDは、さいたま市の全ての市立学校に整備しており、職員玄関、保健室付近、体育館など、どの場所からでもより早く取りに行くことができる場所に各学校の実態に応じて設置しております。
「ASUKA モデル」推進事業並びに市立学校のAEDの設置及び貸出用AEDの設置に取り組むため、皆様のご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。

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ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

  • 2023年12月20日 10:22

    ご支援いただき、ありがとうございました。

    多くの方からご支援いただけたこと、大変嬉しく思っております。
    温かいメッセージと共に、応援いただき本当にありがとうございました。
    いただいた寄附金は、本事業に大切に活用させていただきます。
    ぜひ引き続き見守っていただけますと幸いです。
    この度は、誠にありがとうございました。

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    拍手をありがとうございます。
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埼玉県さいたま市

さいたま市は、埼玉県南東部に位置する人口約134万人の政令指定都市です。
「SUUMO住みたい街ランキング2022関東版」では「大宮」が3位、「浦和」が5位、「さいたま新都心」が17位になるなど、住みやすい街として評価され、Jリーグ 浦和レッズと大宮アルディージャのホームタウンでもあり、熱いサポーターの存在で全国的に知られているところです。
また、「東日本の玄関口」大宮駅は全国有数の乗り入れ路線数を誇り、駅近くの鉄道博物館は世界中の鉄道ファンばかりでなく、多くの家族連れが訪れる人気施設です。
他にも、大宮盆栽博物館(2010年オープン)や岩槻人形博物館(2020年オープン)など、日本の伝統文化を体験できるスポットも注目されています。

  • GCFとは?

このプロジェクトへの応援メッセージ

  • 市立中学校全校の正門等へのAED設置のニュースを見ました。さいたま市を起点に24時間使えるAEDの設置が今後も広がっていくことを願っています。

    2023年10月29日 20:12

  • 医療関係者です。
    お世話になっているためこちらにしました。

    2023年10月1日 15:43

  • 学生さんが、少しでも命が守られるよう、AEDの設置をお願いします。さいたま市民ですが、寄付させて下さい!

    2023年9月30日 22:48

  • さいたまにお仕事でお世話になりまして、日頃心より感謝しています。ありがとうございます。

    さいたま大好きです。
    大宮と浦和の方は仲良くしてくださいね。
    与野の方も慎ましく頑張ってくださいね。

    さいたま市の及び埼玉県の皆様の発展と幸福を心より願っています。

    2023年9月25日 18:48

  • AEDを全ての学校の門に設置し、さいたま市民の安全・安心に取り組んでいきましょう

    2023年8月2日 11:28

  • テスト

    2023年7月21日 9:36

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