川中島合戦における武田信玄(晴信)書状購入プロジェクト
カテゴリー:伝統・文化・歴史
寄付金額 3,340,000円
目標金額:3,150,000円
- 達成率
- 106%
- 支援人数
- 193人
- 終了まで
- 受付終了
長野県(ながのけん)
寄付募集期間:2022年12月16日~2023年3月15日(90日間)
長野県(長野県立歴史館)

武田信玄(晴信)と上杉謙信の川中島合戦は、長野県民であれば誰でもご存じの、信州の歴史を振り返るうえで欠くことができない史実です。この川中島合戦において、信玄(晴信)が発給し、川中島の戦いに関わる戦況の具体的な経過を伝えるとともに、最前線で軍事活動を担う信濃武士の動向を伺うことができる「武田晴信書状」は信州の歴史を振り返るうえで大変貴重な歴史史料です。この貴重な文化財である「武田晴信書状」を購入し、長野県立歴史館で現在及び後世に渡って保存・研究・公開するため、クラウドファンディングによる寄付を募集します。
寄付金により「武田晴信書状」を購入いたします

上の写真の「武田晴信書状」は、武田信玄で知られる武田晴信(1521~1573)が発給したもので、市場に流通しているものです。川中島の戦いに関わる戦況の具体的な経過を伝えるとともに、最前線で軍事活動を担う信濃武士の動向をうかがうことができる、長野県にとって重要な文書です。
そこで、この貴重な文化財である「武田晴信書状」を購入し、長野県立歴史館で現在及び後世に渡って保存・研究・公開するため、クラウドファンディングによる寄付を募集します。
なお、
(1)目標金額に寄付金が達し、武田晴信書状を購入できた場合には、当該史料は長野県が所有し、長野県立歴史館において保管・研究・公開を進めてまいります。
(2)目標金額に寄付金が達しなかった場合も、集まった寄付金は歴史史料の購入に活用いたしますが、可能な限り武田晴信書状の購入に努めます。
(3)目標金額を上回った寄付金は、企画展などの運営費として歴史館事業の充実にあてさせていただきます。
「武田晴信書状」の内容について

この古文書の内容は次のとおりです。
山田城へ敵が移った際に、時を置かず攻撃を行い、城を落城させて多くの敵を討ち取ったということについて、その忠節は本当に比類ないものです。今回名を挙げた者達への感状は三日以内に晴信(信玄)が作成し、当人に渡すつもりです。
越後国の長尾景虎勢が出陣するとのことですので、こちらは今日諏訪郡に移動し、二十八日には佐野山まで進軍するつもりです。より一層戦功に励むことが重要です。
【読み】
山田之城江敵相移候処、不日被及行、城押落、敵数多被討捕条、忠節誠無比類次第候、今度高名之衆江感状、三日内ニ認、可遣之候、仍越国衆出張候由候間、今日諏方郡へ移廿日佐野山迄可進馬候、猶弥戦功可為肝要候、恐々謹言
卯月廿五日 晴信(花押)
寺尾刑部少輔殿
長野県立歴史館笹本正治特別館長のメッセージ

信玄と謙信が戦った川中島合戦はよく知られていますが、史料に基づいた研究は進んでいません。そこにこの新出史料の情報が飛びこみました。この購入機会を逃すと、重要な史料を県民の皆様に提供できなくなります。川中島合戦の舞台になった千曲市に所在する県立歴史館は、2年後に開館30周年を迎え、川中島合戦の展示を企画しています。展示の目玉商品としても、信玄が出したこの文書をぜひ入手したく、皆様の御協力をお願します。
お礼について
品物としてのお礼はございませんが、寄付いただいた方々を対象とした購入史料の長野県立歴史館での特別公開や、オンラインによる解説会を予定しております。特別公開及びオンライン説明会については寄付いただいた方へ後日個別にご連絡を差し上げます。

長野県立歴史館について

長野県立歴史館は県立の歴史博物館として平成6年に開館して以来、信州にゆかりのある歴史史料を収集し、保存し、研究し、公開することを通じて県民の皆様が県の歴史的歩みをふりかえり将来を展望する場、新しい文化創造のよりどころとなるよう取り組んでいます。
長野県立歴史館では年4回の企画展を開催するとともに信州ゆかりの歴史史料の収集を進めています
長野県立歴史館では、常設展示のほかに、夏、秋、冬、春と季節ごとに企画展を開催するとともに、長野県にゆかりのある歴史史料の収集を進めています。こうした企画展の開催や史料の収集を継続していくことは、いずれも、県立の歴史博物館として必要かつ重要な取組であると考えています。


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長野県
長野県は日本列島の中央高地にあり、古くから東日本と西日本、太平洋側と日本海側の結節点として、多様な文化が交流する場となり、独自の風土と文化をはぐくんでいます。こうした多様性を有するという文化的背景もあってか県内には博物館が多く、長野県内の博物館の数は345館で日本一の多さを誇ります。こうした一つ一つの博物館のもとで特色ある博物館活動が展開されているところです。
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