イノシシを使った「猪骨ラーメン専門店」を開業して、しまなみの獣害対策&新名物誕生を!
カテゴリー:新産業・地域創生
寄付金額 4,000,000円
目標金額:4,000,000円
- 達成率
- 100%
- 支援人数
- 161人
- 終了まで
- 受付終了
愛媛県今治市(えひめけん いまばりし)
寄付募集期間:2017年8月1日~2017年10月31日(92日間)
愛媛県今治市
◆しまなみ海道とは、「みかん王国」愛媛県が誇る風光明媚な観光地。サイクリストの聖地としても人気です。その中心地である大三島(おおみしま)の人々は、観光と農業で生活を営んできましたが、近年イノシシによる獣害でみかん畑が深刻なダメージを負っています。
◆ところが、しなまみのイノシシたちは、食用としてはとても美味しいことがわかりました。2017年1月に開催された産地ごとの味比べ「第1回日本猪まつり」では見事日本一に輝いたのです。
◆「害獣を資源に変える」ため、地域団体や事業実行主と共にイノシシに新たな価値を加え、皆さまに気軽に味わっていただける場を作ります。メインは、肉だけでなく骨まで活用した「猪骨ラーメン」。専門店としてはおそらく日本初となるでしょう。地域課題を解決しつつ新たな名物を生み出すこのプロジェクトに、皆さまのご支援をぜひともよろしくお願いいたします。
プロジェクトの進捗報告!
寄附者の皆さまへ
今回はイノシシの骨を活用した「猪骨ラーメン」の店舗開業プロジェクトにご賛同いただき、誠にありがとうございます。皆さまのお陰で、無事に店舗の改修工事を終えることができました。
この4月より、私は地域おこし協力隊としての任期を終え、赴任地の大三島でラーメン屋として励んでいくつもりです。
害獣と呼ばれ、地域の厄介者だったイノシシを美味しく食べられる資源に変えるべく日々精進して参ります。お店は大三島のシンボルでもある大山祇神社の正門からすぐのところにあります。お近くにお越しの際には、是非お立ち寄りください。
御礼の品に関しては、大変お待たせしてしまい申し訳ない限りですが、3月中旬より順次発送しておりますので、まもなく皆さまのお手元に届くかと思われます。
地域おこし協力隊としての任期は終わりますが、私のとっての移住生活はこれからが本当のスタートです。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
このクラウドファンディングは『ふるさと納税』対象事業です!
ふるさと納税とは、自治体への寄附金のことです。個人が2,000円を超える寄附を行ったときに住民税のおよそ2割程度が還付、控除される制度です。
ふるさと納税をもっと知る
私はふるさと納税をいくらできる?(寄附金控除額のめやす)
ふるさとチョイスのガバメントクラウドファンディングについて
イノシシを丸ごと使った「猪骨ラーメン」の専門店を作る!
狩猟に憧れて移住、しかしそこには厳しい現実があった
皆さん、はじめまして。愛媛県今治市の大三島(おおみしま)という島で、地域おこし協力隊として活動している吉井涼と申します。
東京でサラリーマンをしていた私は、2年前に妻と一緒にこちらにやって来ました。
移住のキッカケは「狩猟」への憧れ。大三島は瀬戸内海で指折りの観光エリアでありながら、穏やかな気候がもたらす海の幸、そしてオオタカも生息するような「豊かな生態系」に恵まれている素晴らしい島です。実際、狩猟のシーズンには、県内だけではなく他県からもハンターたちがやってきます。
しかし、実際に地域に住んでみると……見える世界は180度違うものでした。地元の認識に「狩猟=レジャー」という側面はまったくなく、「狩猟=害獣駆除」なのです。これは大三島に限らず、全国の地方が抱えている悩みだと思います。
イノシシによる農業被害は、大三島だけでも1000万円を超える損害があり、柵の設置や捕獲に対する各種補助制度は充実していますが、被害はさほど軽減されていません。これは日本の食卓を支えている農家さんとしては、甚大なダメージです。
サポート制度が充実しているのに、どうして被害が減らないのでしょう?
その大きな原因は、「捕獲を行う狩猟者の高齢化」と「捕獲後の処分の大変さ」です。野生の獣を捕まえるだけでも大変なのに、50kgや100kgを超えるような個体を運んで埋めるとなると、想像を絶する手間がかかります。想像してみてください、60代や70代の猟師さんが100kgを超える獣を一人で引きずって歩く姿を。
各地で始まった取り組み、そしてイノシシは美味しかった!
実はこういった問題を解決するために、各地では「イノシシやシカなどの害獣を食肉という“地域資源”として活用しよう」という取り組みが始まっています。わたしが所属する地域団体「しまなみイノシシ活用隊」もそのひとつです。
わたしが感動したのは、この団体のイノシシ肉はとても美味しいということ。どのぐらい美味しいのかというと、今年1月に開催された「第1回日本猪まつり」という産地ごとの味比べで日本一に輝くほどです。
移住2日目に、そこで食べさせていただいたイノシシ肉は忘れられません。炭火で焼いただけなのに嫌な臭みは全くなく、赤身に滋養が感じられ、脂身にはイベリコ豚をも髣髴とさせる高級感ただよう味わいでした。
わたしはそれ以来、この「活用隊」にお世話になり、狩猟や解体のノウハウを教わりながら、共にイノシシをより活用していく術を模索していました。
現場に立って知ったのは、肉以外にも「皮」や「骨」についても素材として「未知の可能性」が秘められているということ。活用する部位が多ければ多いほど、猟師さんたちにとって捕獲後の処分はラクになり、地域が潤うので地元のモチベーションも上がります。それに動物の命をいただくのですから、できるだけ無駄にしたくありません。
皮は、すでに先輩の地域おこし協力隊がレザー商品を製作する事業を立ち上げ、軌道にのりつつありました。では骨は……?なんと当時は用途が見えず、ただただ山の中に埋設処理されていたのです。
「日本一」のイノシシの骨がラーメンに変身
なんて、もったない!その打開策としてひらめいたのが――、ラーメンでした。豚骨ラーメンならぬ、猪骨ラーメン。イノシシの骨で出汁を取るのです。チャーシューももちろんイノシシです。
島の人たちに来ていただいて、試しに行った第一回目の試作&試食会が「イケる!」と好評だったこと、そして新しいチャレンジを好む地元の皆さんに「とりあえず、やってみんけん(やってみれば)」と後押しをいただいて、開発をスタートしました。大三島に本格的なラーメン店がなかったことや、わたしが無類のラーメン好きであったことも影響しているかもしれません。
そこからは、味の改良に勤しむ日々です。2015年6月~2017年5月で延べ28回の試作&試食会を行い、近県や東京でのイベントでの試験販売も含め延べ2,000杯の猪骨ラーメンを提供してきました。
■猪骨ラーメンのメディア掲載歴
平成27年 7月24日 愛媛新聞 島の悩み煮出し猪骨ラーメンに
平成27年 7月26日 中国新聞 出会い彩々
平成27年 9月 5日 朝日新聞 イノシシ骨まで愛して
平成27年 9月16日 南海放送 『News Channel4』
平成27年 9月21日 日本テレビ 『news every』
平成27年 9月22日 日本テレビ 『Oha!4 NEWS LIVE』
平成27年12月 1日 TOKYO FM 『クロノス』
平成28年 3月号 今治市広報 害獣を地域の資源に
平成28年 4月24日 NHK総合 『四国えかこと!』
平成28年 6月 2日 BSプレミアム 『四国えかこと!』
平成28年 6月 9日 愛媛新聞 猪骨ラーメン進化中
平成29年 1月27日 日本農業新聞 地域おこし協力隊興味津々
平成29年2月号 田舎暮らしの本(宝島社) ジビエで地域おこし
平成29年 5月29日 愛媛経済レポート 地元で獲れるイノシシを活用
昨年は、専門学校「大和ラーメン学校」で修業もしました。大三島が誇る「伯方の塩」を使った塩レモンベース、しょう油、担々麺、味噌など、ときには失敗もしつつ試行錯誤を重ねました。
最近ではラーメン好きの男性はもちろん、女性やお子さんからも「スープまでごくごく飲める!」「イノシシってこんなに美味しいんですね」など喜びの声をいただいています。特に、コクのあるスープに大三島産の無農薬レモンをしぼっていただくスタイルは、「塩味と酸味がマッチしてでクセになる」「味が変わって二度楽しめる」とファンになってくださる方もいらっしゃいます。
ありがたいことに皆さんから愛されはじめた「猪骨ラーメン」ですが、現状では実店舗がないために、せっかく遠方からお越しいただいてもご提供できないことが多々ありました。お客さまの中には、ジビエやラーメン好きの方はもちろん、農家さんやわたしたちと同じように害獣を資源にしたいと考えている方もいらっしゃいます。
これからは「店舗」を構えることによって、より多くの方に気軽に味わっていただきたいと考えています!わたしの知る限りでは、イノシシの骨を使ったラーメンの専門店というのは見たことがありませんでした。なので、害獣活用の新たなモデルケースとしてもお役に立てればこれに勝る喜びはありません。
具体的な目標と実現までのプラン
改めまして、わたしが「猪骨ラーメン」専門店開業を通じて実現させたいことは、次の3つです。
1.狩猟(有害鳥獣駆除)ビジネスの活性化
イノシシやシカ、カラスといった有害鳥獣の農作物被害は全国的に深刻です。「猪骨ラーメン」専門店が開業すれば、捕獲した個体を活用してのジビエビジネスにおいて、新しいモデルケースとなります。全国的な問題解決の端緒を築き、狩猟者の増加と若返り、狩猟関連業界全体の活性化を目指します。
2.しまなみ海道の新名物に
私が共に活動している「しまなみイノシシ活用隊」が処理したイノシシ肉は2017年1月に開催された産地ごとの味比べ「第1回日本猪まつり」で見事日本一に輝きました。日本一のイノシシ肉と骨で作るラーメンを今治タオルやみかんに並ぶようなご当地名物に出来るように、日々味を追求していきます。
3.「tonkotsu(豚骨)」に次いで「shishikotsu(猪骨)」を世界へ
今や海外では豚骨ラーメンが大ブームです。国内の有名チェーン店も次々にロンドンやパリ、シンガポールなどに出店しています。「訪日外国人が日本で食べたいもの」というアンケート調査でも、ラーメンは寿司、天ぷらに次ぐ3位という高さでした。
東京オリンピックもひかえ、多数来日される外国人観光客の方々にも食べていただけるよう積極的にPRを行い、いつかは海外出店を目指してその第1号店としてスタートさせたいと思っています。
■集まった寄付金の使い道
◎自己資金・借入金・補助金:450万円
→厨房機器、店舗備品、会社設立費用
◎今回ご支援いただく皆さまからの寄付金:400万円
→大三島の空き店舗改修工事
(床・壁・トイレ補修、上下水配管、電気・ガス引き込み、換気扇設置等)
■今後のスケジュール
2017年9月~10月:店舗内装工事
2017年11月:厨房機器等搬入。試運転・調整期間
2017年12月:飲食店営業許可取得。店舗プレオープン(※土日昼間のみ)
2018年1月~3月:店舗運営準備期間
2018年4月:店舗グランドオープン
■当プロジェクトの今後の情報発信について
今後「猪骨ラーメン」の店舗開業準備および、試食会・イベントなどの最新情報については、 専用のウェブサイトおよび、フェイスブック等のSNSにて発信をいたしますので、ぜひこちらもチェックしてください!
猪骨ラーメン(外部サイトリンク)
「猪骨ラーメン」を応援してくださった方へ
お礼の品をご用意しております
ご寄付いただいた皆様に感謝の気持ちを込めて、ささやかですがお礼の品をご用意しました。
完成後の実店舗までなかなか来られない…という方にもご自宅用の猪骨ラーメンをご用意いたしましたので、この機会にぜひご賞味いただければと思います!
■ご寄付いただいたすべての皆様
… お礼の手紙、店内の記念ボードにお名前掲載
(※お名前の記載はご辞退することも可能です)
■5千円以上のご支援をされた方へ
…(お食事券)猪骨ラーメン1杯
■1万円以上のご支援をされた方へ
…(A お食事券)猪骨ラーメンペア(2杯)食事券
もしくは
…(B ご自宅用)猪骨ラーメン1食分をクール便でお届け
■3万円以上のご支援をされた方へ
…(A お食事券)猪骨ラーメンペア(2杯)×2枚、
おつまみ用イノシシチャーシュー×2皿
もしくは
…(B ご自宅用)猪骨ラーメン2食分、
お土産用イノシシチャーシュー200gをクール便でお届け
■5万円以上のご支援をされた方へ
…(A お食事券)GCF限定 特濃猪骨ラーメン(5名様まで)、
おつまみ用イノシシチャーシュー×4皿
もしくは
…(B ご自宅用)GCF限定 特濃猪骨ラーメン4食分、
お土産用イノシシチャーシュー500gをクール便でお届け
(※通常のスープより2倍量の猪骨を使い、2段仕込みする特濃スープです)
■10万円以上のご支援をされた方へ
…(A お食事券)貴方だけのオリジナル猪骨ラーメンペア(2杯)、
猪骨ラーメンオリジナルmy丼(2つ)
もしくは
…(B ご自宅用)貴方だけのオリジナル猪骨ラーメン2食分、
猪骨ラーメンオリジナルmy丼(2つ)をお届け
※レシピ開発のため、事前に味の好み等をお伺いさせていただきます
【注意事項】
※店舗完成後の発送となりますので、平成30年1~2月頃発送予定です
ご支援いただける方へメッセージ
今回のプロジェクトは、今治市のご好意によって「ふるさと納税制度」を利用して寄付を募ることができるようになりました。これは支援してくださる皆さんにとっても、金銭的負担の少ない制度となります。
仕組みを簡単に説明しますと、このページから今治市に「ふるさと納税」していただくと、その納税額は今治市を通じて今回わたしが実施する「猪骨ラーメン」プロジェクトに出資される、という流れです。
なぜ最後になってシステムの説明をしたかというと、「一個人の事業に『ふるさと納税』を通じて出資ができる」という仕組みは、これまでにあまり例のなかった取り組みだからです。それだけ今治市としても、地域の活性化に力を入れている証なのです。
もちろんわたしも自己資金を投入しますが、皆さんからの支援が大きければ大きいほど、「より美味しい味を追及できる設備」や「よりたくさんの方にご提供できる態勢」が整えられることになります。何としてでも、今回のプロジェクトは成功させるつもりです!
「移住」「島暮らし」「狩猟」「獣害対策」「ジビエ」「ラーメン」「しまなみ」。こんなキーワードにご興味をお持ちでしたら、ぜひご検討ください。今回ご支援いただいた方のことは、「大三島からはじまる地域活性化」「(豚骨ならぬ)猪骨ラーメンという新ジャンル発展」のパートナーとして、お一人お一人末永く大切にさせていただきたいと思っております。
何卒、ご支援の程、よろしくお願い申し上げます!
■今治市役所も吉井隊員を応援しています!
吉井隊員は今治市の大三島地域で地域おこし協力隊員として活動しており、赴任した直後から「イノシシの骨を活用したい」と考え、熱心に活動を続けてきました。
何回もの試作や研究を積み重ね、ファンも増えてきた「猪骨ラーメン」。イノシシの骨や肉のみならず地域で生産された塩やレモンを使っており、地域の新たな名物となる可能性を秘めています。もちろん、捕まえたイノシシの活用を進めることで、有害鳥獣問題の解決の糸口となることも期待されます。
しかし、以上の役割を果たすためには、やはり実店舗を構え、安定して「猪骨ラーメン」を提供できる環境を整える必要があります。地域を元気にするために特産品の開発と有害鳥獣問題に取り組む吉井隊員の活動を、ぜひ今治市と一緒に応援してください!よろしくお願いします。
■地域おこし協力隊とは
人口減少や高齢化等の進行が著しい地方において、地域外の人材を積極的に受け入れ、地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図ることで、地域力の維持・強化を図っていくことを目的とした制度です。
隊員として期間は1年~3年です。
2017年度時点で、3,978名の隊員が全国で活動しています。
JOIN 地域おこし協力隊とは:http://www.iju-join.jp/chiikiokoshi/about/index.html
【このプロジェクトにおける寄附金の流れ】
現在進捗情報はありません。
愛媛県今治市
今治市は、愛媛県の北東部・瀬戸内海のほぼ中央部に位置し、平成17年に12市町村の合併により、人口18万人となり、松山市に次ぐ県下第2の都市に生まれ変わりました。みかんをはじめとした農業だけでなく、日本の海運企業が所有する外航船の約4割を今治の船主が占めるなど、造船業も盛んです。その他、「今治タオル」、ゆるキャラ「バリィさん」、サイクリングロードとして「しまなみ海道」は全国的にも有名で、近年では「村上海賊の歴史遺産郡」が第1回日本遺産に指定されました。
今回のプロジェクトで活用するイノシシ肉も平成29年に民間団体が主催する産地ごとの食べ比べイベントで日本一に輝くなど、今後の特産品化が期待できます。
コメント投稿をありがとうございます!
あなたのその想いが
プロジェクトを動かしています。
投稿は順次、進捗情報ページへ反映されます。
反映まで数日かかることがあります。