第5弾! 会津駒ケ岳のハイカーと湿原を守るため、安全な”木道”を取り戻したい!
カテゴリー:自然・環境
寄付金額 1,485,000円
目標金額:1,000,000円
- 達成率
- 148.5%
- 支援人数
- 87人
- 終了まで
- 受付終了
福島県檜枝岐村(ふくしまけん ひのえまたむら)
寄付募集期間:2022年9月1日~2022年11月30日(91日間)
福島県檜枝岐村
会津駒ケ岳(標高2,133m)は、日本百名山のひとつで「天上の楽園」とも言われています。山頂湿原に群生する貴重な高山植物や、色鮮やかな紅葉を目的に、毎年多くの登山者が訪れる山です。美しい眺望の背景には厳しい自然環境があり、冬には山頂付近にある山小屋が完全に埋まってしまうほどの積雪となります。近年はその厳しい自然環境に対して維持管理が追い付かず、「木道」の老朽化が深刻です。傷んだ木道は傾いて滑りやすく、湿原への踏み込みや登山者の怪我につながっているため、早急な整備が必要です。
2018年より多くの方々に本プロジェクトをご支援いただき、木道の一部と休憩用のデッキを整備することができました。整備に係る工事は、1年のうち無雪期である3か月の間でスケジュールを調整して行われるため、複数年かけて少しずつ、安全な会津駒ケ岳を取り戻すために、ご寄附を活用させていただきます。
ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!
ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
四季折々の美しさがある日本百名山「会津駒ケ岳」
会津駒ヶ岳(あいづこまがたけ)は、福島県檜枝岐村にある標高2,133mの日本百名山の一つです。高山植物が咲き誇る夏、迫力ある紅葉、白く輝く雪山など、季節ごとの美しさは、訪れる人を魅了します。
特に会津駒ヶ岳から中門岳にかけての稜線は、山の上とは思えないほどの広大な湿原が広がり、池塘(ちとう)と花畑が点在する「天上の楽園」となっています。
長い樹林帯から湿原に進むと、一気に広がる風景。駒の小屋を目指して、もうひと踏ん張りとなる場所です。木道脇に様々な高山植物が咲き、秋には色鮮やかな紅葉が広がります。
木道の老朽化は、「湿原の破壊」と「登山者の怪我」に
会津駒ヶ岳には、登山者の安全と自然を守ってきた”木道”があります。この木道のおかげで駒ケ岳の湿原は守られ、登山者達も安心して駒ケ岳を楽しむことができていました。
福島県や檜枝岐村では、会津駒ケ岳を守るために、木道整備やトイレの設置など、環境保全に取り組んできました。しかし、昭和40年代に敷設された”木道”の維持管理は困難を極めています。老朽化した木道は、湿原の踏み込みだけではなく、登山者の怪我にもつながっており、自然保護と登山者の安全性・利便性向上のために木道の整備が早急に望まれています。
限られた時間で人力での作業
標高2,000m以上ある山頂付近の工事となるため、ヘリコプターで材料を運搬しながら木道を整備箇所まで人力で運んでから、敷設作業を行います。雪が多い時期は工事ができないため、工事期間は1年のうち3か月程度であり、天候によっては予定通りヘリコプターが運行しないこともあります。限られた作業時間をどこに活用するのかを、前年度から現地を確認し、ハイカーの声を直接耳にすることが多い山小屋の管理人とも連絡を取り合い、情報を収集しています。
引き続き、木道をよみがえらせます
このプロジェクトは無雪期間のみの工事で、ヘリコプターでの材料運搬が伴うため、莫大な事業費と長い年月がかかります。
その規模を人口約520人の村で賄うことは簡単なことではありません。村ではこれまでも国や県に要望活動を行ったりと、財源を探してきましたがそれも難しい状況です。全国にファンがいる会津駒ケ岳の美しい自然と登山者の安全を守るために、一人でも多くの皆様からのご協力をお願いいたします。
寄附金の使い道
寄附金は、目標金額の達成可否に可否に関わらず、全額を工事請負費として本事業に活用させていただきます。
※工事請負費は、原材料費、人件費、ヘリコプター空輸代を含みます。
工事完了後にはクラウドファンディングでご協力いただいた方々が登山され、村役場には感謝のお手紙と整備された風景写真を送付いただきました。
安全で快適な登山を目指して
檜枝岐村の山岳観光を支える会津駒ケ岳。老朽化した木道の整備と休憩用のデッキを設置することは、登山者の安全と快適さの向上につながり、山岳観光地としての魅力をより高めます。
少子高齢化により人口減少が加速している檜枝岐村では、U・Iターン者を増やすことが大切だと考えています。そのためには魅力ある村づくりをしていく必要があり、全国にファンがいる「会津駒ケ岳」はその大切な魅力の一つです。
また、会津駒ケ岳をより、魅力あるものにしていくためには、村民一人一人が美しい自然を守る意識を持つことが大切です。地元の中学生は学校行事で3年に一度、会津駒ケ岳登山を行っており、美しい眺望と老朽化した木道をどちらも目にすることになります。
本事業によって、少しずつ木道整備が進められていく様子を見ることは、きっと郷土愛への芽生えのきっかけになると思います。
限られた時間で、少しずつ着実に整備
2018年、山頂から中門岳方面に新設されたデッキ。ひんやりとした風を感じながら、雲の流れを見る心地よい時間をお楽しみいただけます。
少しずつ木道をよみがえらせます
事業実施のスケジュール
・2018年:テラス3基の補修及び新設、木道敷設
・2019年:木道敷設、滑り止め(駒の大池周辺)
・2020年:木道敷設、滑り止め(駒の大池~会津駒ケ岳山頂方面)
・2021~2022年:木道敷設工事 (木道の老朽化と通行量により整備箇所を調整)
檜枝岐村長 星 明彦
美しい自然を後世に
会津駒ケ岳は村の宝だけではなく、日本の宝となる名峰です。
村ではこれまでも、木道敷設工事、湿原裸地化回復工事、公衆トイレの設置により、環境保護と登山者の利便性、安全性確保に努めてまいりましたが、厳しい自然にさらされた木道の整備は、補助金に頼っているだけでは間に合いません。本来、国立公園は国の管理となりますが、村としても早急な対応が必要です。
一方、国内においては新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっておりますが、感染対策を講じながら行動制限のない社会へと変化しております。新しい生活様式や野外活動のガイドライン等も定着してきており、健康と安全を優先しながら自然と繋がることが求められております。そのためにも、広大で美しい会津駒ケ岳へ足を運んでくださる多くのお客様を迎えられるよう、引き続き事業を進める予定です。
事業実施と施設の維持には莫大な費用が掛かりますので、寄附を募りながら財源を確保してまいります。先人たちが守り続けた美しい自然を後世に受け継ぐため、一人でも多くの皆様からのご協力をお願いいたします。
寄附者のみなさまへ
貴重な自然と登山者を守りたい
環境省データによると会津駒ケ岳の入山者数は、年間8,000~10,000人。どんなに山が好きな方でも、怪我をすればつらい思い出の方が強く残ってしまいますので、木道を整備することで登山者の安全性を確保してまいります。補助金だけに頼っていては、木道整備が完了することは不可能であり、多くの方からのご賛同をいただきながら整備事業を進めております。
湿原に群落するハクサンコザクラ。7月中旬から下旬にかけてピークを迎えます。8月中旬頃まで開花状況を見ることができます。
お礼の品をご紹介
mont-bell オリジナルロゴ入りアウトドアグッズ
今年から返礼品をリニューアルいたしました!
4品目全てがmont-bell製で、「会津駒ケ岳オリジナルロゴ」入りのふるさと納税限定グッズとなっております。
①サーモマグ【寄附金額5,000円】
②O.D.ワレット(小物入れ)【寄附金額10,000円】
③ポケッタブルライトパック(13ℓ)【寄附金額20,000円】
④アルパインクッカー【寄附金額50,000円】
会津駒ケ岳オリジナルロゴ(画像は「O.D.ワレット」を拡大したものです。)
➁協力いただいた方の名札掲示
名札は、会津駒ケ岳「駒の小屋」および「尾瀬・檜枝岐山旅案内所」の2か所に掲示いたします。(希望された方のみ。写真は「駒の小屋」の掲示です。)
お礼の品一覧
-
サーモマグ
5,000円
配送:ご入金確認後、2週間前後で発送いたします。クレジットや電子決済をご利用の場合は、カード会社等から当村指定口座への振込後となりますので、最長2か月程度かかります。
会津駒ケ岳オリジナルロゴ入りのサーモマグ(mont-bell製)です。 長時間の保冷と保温機能により、アウトドアはもちろん普段使いでも重宝します。握りやすい取っ手付き。 【素材】本体およびふた ポリプロピレン パッキン シリコーン 断熱材 発泡樹脂 【容量】200ml 【耐熱・耐冷温度】本体およびふた 100/-20℃ パッキン 180/-60℃ ※食器洗浄機、電子レンジでは使用できません。 ※完全に密封できるふたではありませんので、水筒として使うことはできません。
-
O.D.ワレット(小物入れ)
10,000円
配送:ご入金確認後、2週間前後で発送いたします。クレジットや電子決済をご利用の場合は、決済会社から当村指定口座へのご入金確認後となりますので、最長2か月程度かかります。
会津駒ケ岳オリジナルロゴ入りの小物入れ(mont-bell製)です。 開口部はジッパーを閉めてから生地を巻き込み、ベルクロで留める防水性が高い仕様です。ストラップなどを装着できるループホール付き!小銭や鍵などはもちろん、スマートフォンも入るサイズで携帯しやすいのでレジャーに最適です。 【素材】420デニール・ナイロン(TPUラミネート) 【サイズ】12(11)×19(18)cm ( )は内寸 ※防水性は高いですが、水中での完全防水には適しませんのでご注意ください。
-
ポケッタブルライトパック
20,000円
配送:ご入金確認後、2週間前後で発送いたします。クレジットや電子決済をご利用の場合は、決済会社から当村指定口座へのご入金確認後となりますので、最長2か月程度かかります。
会津駒ケ岳オリジナルロゴ入りのポケッタブルライトパック(mont-bell製)です。 軽量で1気室のシンプルさ、かつコンパクトに収納できるので、サブザックとして使いやすいです。 【素材】70デニール・ナイロン・リップストップ(ウレタン・コーティング) 【容量】13ℓ(高さ41×幅26×奥行11cm) 収納サイズ 18×23cm
-
アルパインクッカー
50,000円
配送:ご入金確認後、2週間前後で発送いたします。クレジットや電子決済をご利用の場合は、決済会社から当村指定口座へのご入金確認後となりますので、2か月程度かかります。
会津駒ケ岳オリジナルロゴ入りのアルパインクッカー(mont-bell製)です。 アルパインクッカー18とアルパインクッカー20のセットに、アルパインフライパン20ディープがセットになっています。付属のスタッフバックに重ねて入ります。 【素材】本体およびふた アルミニウム合金 ハンドルカバーおよび取っ手 シリコーンゴム フライパン フッ素加工 【容量】アルパインクッカー18(2.0ℓ) アルパインクッカー20(3.0ℓ) アルパインフライパン20ディープ(2.1ℓ)
-
2022年11月17日 09:50
今年度の事業が完了しました
会津駒ケ岳山頂湿原木道整備事業は、多くの皆様からご支援いただいたおかげで今年度分の工事が完了いたしました。整備区間は山頂へ向かうルートで、これまでの区間に比べて岩が多いために施工に苦労したものの、木道へのすべり止めを設置したほか、既存の階段や木道を撤去及び再利用して、擬木の土留階段工(142基)への更新を行いました。
これから迎える厳しい冬を超え、来シーズン訪れてくださる方が少しでも安心して歩くことができる階段になってほしいと思います。もっと見るまだコメントはありません
コメントを投稿するには、 ログインとプロジェクトへの寄付が必要になります。
-
2022年10月18日 18:00
目標金額に達成しました!
今年5回目となる「会津駒ケ岳のハイカーと湿原を守るため、安全な”木道”を取り戻したい!」プロジェクトは、多くの皆様からご支援いただきましたおかげで、本日10/18に寄附目標金額を達成いたしました。11月30日まで募集を続けまして、お預かりしましたご寄附全額を工事費用に充当させていただきます。ご寄附に合わせて、整備後の木道を歩かれた方や、いつか登山する日のために木道整備を応援していただいている方、会津駒ケ岳を含め檜枝岐村を応援してくださっている方、多くの皆様から温かい応援メッセージもいただきました。心より御礼申し上げます。
なお、今年度の木道整備の状況につきましては、後日本ページにてお知らせいたしますので、ぜひご覧ください。
檜枝岐村は、引き続き尾瀬国立公園とともに歩む村として、環境保全とお客様の安全な登山に全力を尽くしてまいります。もっと見るまだコメントはありません
コメントを投稿するには、 ログインとプロジェクトへの寄付が必要になります。
福島県檜枝岐村
檜枝岐村は福島県の西南端に位置し、面積の約98%を林野が占める自然豊かな村です。人口は521人(R4.7.31時点)で、村民みんなが顔見知りの小さな村ですが、「尾瀬国立公園」や日本百名山の「会津駒ケ岳」や「燧ケ岳」へのアクセス拠点となっており、グリーンシーズンは賑やかになります。
コメント投稿をありがとうございます!
あなたのその想いが
プロジェクトを動かしています。
投稿は順次、進捗情報ページへ反映されます。
反映まで数日かかることがあります。