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夕張高校は絶対になくさない!日本が直面する課題を学ぶフィールドとなるために。~夕張高校魅力化プロジェクト~

カテゴリー:子ども・教育 

main_img 達成

寄付金額 23,555,999

336.5%

目標金額:7,000,000

達成率
336.5%
支援人数
461
終了まで
受付終了

北海道夕張市(ほっかいどう ゆうばりし)

寄付募集期間:2017年7月28日~2017年11月24日(120日間)

北海道夕張市

プロジェクトオーナー

「僕らが日本の先山になる!」
先山(さきやま)とは、炭鉱で先陣を切って採掘作業にあたる者をいいます。
大きなリスクを背負った過酷な現場で、夕張の先人たちは日本の未来のために力を尽くしました。
現在、夕張市は今後日本が立ち向かわなければならない課題と向き合っています。
このクラウドファンディングでは、そんな夕張の地で、日本の課題探求に挑戦する高校生のための環境整備を行います。応援をお願いします!

卒業生の夕張市への思いがメディアに掲載されました

「ふるさとを好きな理由なんてない。嫌いにはなれない。近くにいると嫌なところも見えるけど、いいところを見つけられる人になりたい。見つけられないって悲しい――。」

門出の日に、ふるさとへの思いを述べ、在校生39人を激励した夕張高校の卒業生。

そんな卒業生の答辞を述べる姿が、メディアに掲載されました。

強く優しく故郷を思うその答辞に、39人の在校生も多くのことを感じ取ったことと思います。

 

 

皆様のおかげで目標金額を達成しました!
引き続きご支援をよろしくお願い致します!

次なる目標に向けて

【8月30日追記:プロジェクト追加情報!】
ご支援ありがとうございます。多くの方々からのご支援により、目標金額を達成しました。次なる目標に向けて、引き続きプロジェクトを継続していきます。

 

財政破綻から10年。夕張の高校生のいま

「財政破綻、もういいよ」

財政破綻し、日本で唯一の「財政再生団体」となった夕張市。
小中学校の統合、人口流出による生徒数減少、ネガティブな故郷の情報発信。
財政破綻以降、「夕張では何もできない」というあきらめが蔓延し、
地域には閉塞感がありました。

「財政破綻(の話)は、もういい。夕張を言い訳にするのではなく、『夕張だからできること』に目を向けたい!」

これは夕張高校生が言葉にした思いです。
ワカモノの純粋な想いが、地域に変化を起こしはじめています。

夕張高校学校祭で生徒会長が語った思い

今年の夕高祭のテーマは「Change!~歴史を塗り替えろ~」です。
夕張高校は生徒数もかなり減少し、出来ないことも多くなりました。ですが、少ない人数だからこそできることは何か、どうしたら全員が楽しめるのか、沢山生徒会メンバーと話し合いました。
新しいことに挑戦し、要領が分からない事のほうが多かったですが、先生方、保護者の皆様、生徒会のみんな、そして全校のみんながいてくれたからこの学校祭が完成しました。
この新しく、大きく変わった夕高祭は、「夕張じゃ何もできない」、「夕張じゃだめだ」というイメージを打消すための第一歩だと私は考えております。
高校生のパワフルさや頑張っている人がこんなにも多くいることを、今回の夕高祭で知っていただけたら嬉しいです。

 

主役は高校生

夕張市の使命は、地域を変えていくエネルギーを持った『人財』を育成し、輩出することです。

そのために、今回のプロジェクトでは、高校生の「本気」に応えられる環境づくりや、日本の課題を探求するプログラムづくりを行います。

「できない」を言い訳にせず、環境変化の風を読み行動できる、地域に求められる人財の輩出を目指します。

 

夕張高校魅力化プロジェクト

夕張高校の現状

夕張市唯一の高校である夕張高校は、人口減少に伴う生徒数の減少に加え、財政破綻後の小中学校統廃合により、新たな人とのつながりを求める傾向があることなどから、夕張中学校からの進学率が年々低くなっています。(H24 87%、H29 50%)
また、山間にある夕張市では、市外から通学するための交通手段の不足、外部受け入れ体制の未構築などから、市外からの生徒確保も困難となっており、平成29年度の入学者数は定員40名のところなんと20人。
夕張市は、「地域から高校を絶対になくさない」ことを宣言し、本プロジェクトを実行していきます。

夕張の課題から日本の未来を探求します!

人口減少、少子高齢化、財政難。
夕張が抱える課題は、日本のみならず世界がこれから直面する課題です。

この問題を探求する武器が夕張にはあります。
RE STARTのスローガンのもと、課題解決に挑む人財を生み出すまちであること。
人口は減少したが、日本中に散らばった夕張出身者や夕張のファンが多くいること。
高齢化率の高さは、豊富な経験に裏打ちされた「知恵」という資源を持ったお年寄りが多い
ということでもあります。

未来に直面する日本の課題の答えを探求するプログラムをつくり、自分の殻をやぶり、たくさんの失敗と成功を経験できる環境をつくります。

最初は「20人」でもいい。

夕張高校魅力化プロジェクトは、生徒数の増加だけを目指すものではありません。

最初の生徒は「20人」でもいい。しかしその20人が、となりにいる仲間を一番に考えられる優しさを持ち、学年の枠を超えた絆で学校全体が結ばれた一つのチームをつくっていくこと。

そんな生徒たちが、地域を想いながら地域の課題解決のために動き、今後の日本に必要な力を身につけていく。

そして将来、日本全国で同様の課題に直面した地域で大いに活躍する。

夕張高校魅力化プロジェクトの目的は、そこにあるのです。

2020年の大学入試改革により、【求められる学校】へ

2020年に大学入試改革が行われます。入試の詳細な内容は現段階では確定しておりませんが、センター試験の廃止等が予定されています。
また、学力だけでなく、コミュニケーション力やリーダーシップ、課題解決力などが求められ、地方創生系の学部の設置も相次いでいます。
夕張高校で行われる課題解決のプログラムは、次世代に求められる人材を育成するものとして、大きな可能性を秘めています。

どのようなことを行うのか

本プロジェクトでは、夕張高校において

①課題から日本の未来を探求するプログラムづくり

②チャレンジモア・スピリットを高める未来塾の設置

を行います。応援をいただいた方々には、高校生のチャレンジの成果やまちの変化をお伝えいたします。また、高校生による夕張市案内などの企画も検討する予定です。

①課題から日本の未来を探求するプログラムづくり

炭鉱の繁栄から閉山。市政転換の末に財政再生団体へ。人口は最盛期の1/10となった夕張市。
課題先進国日本における課題先進地域として、あらゆる経験をしてきた夕張だからこそ、日本の未来を模索することができるのではないでしょうか。しかしながら、これまでは課題を教材としてカタチにすることができていませんでした。課題を教育資源とし、課題から「次の社会のカタチ」を学ぶことができるプログラムをつくります。

 

②チャレンジモア・スピリットを高める未来塾の設置

夕張は課題をオープンにすることで、ソトからの知恵や交流を取り入れ、様々なチャレンジを生み出してきました。
市が設置する未来塾では、キセキのような偉業を達成してきた社会の先輩たちを招へいし、高校生自ら授業を企画・実施する「キセキの授業」を行います。
失敗を恐れないチャレンジモア・スピリットを高め、自分の道を切り拓く力を養う環境をつくります。

【注意事項】

○必要となる費用
 ・キセキの授業や高校生の挑戦への支援 100万円
 ・生徒の学力向上、進学支援      560万円
 ・講師の研修等              40万円
  計               700万円 

 

次なる目標に向けて

目標金額は、来年度の夕張高校生のチャレンジ環境の整備について、最低限の目標を設定しています。
達成後もプロジェクトは継続し、将来にわたって夕張高校生の自主的なチャレンジを支援していきます。
また寄附金を活用し、市外からの生徒受け入れ体制整備を行うことも検討していきます。

これまでの高校魅力化の取組

○資格取得・進学模試に係る費用の半額助成
○地域資源を体験するスキー授業の開催費用補助
○部活動遠征費の補助
○都立八丈高校との短期交換留学への補助

高校生のチャレンジの広がり

○4校連合野球部が常識を破る

「勝つためにやってきた」

連合チームはどうしても「出場」が目的となるなか、勝つために32試合の実践を重ね、
課題を各校が持ち帰り、克服し、また集まることを繰り返して実力を高めていきました。

「連合チームの固定概念を壊したかった。下手なやつが公立に行って、集まっただけと思われることが悔しかった」

と生徒は話しました。集まることができるのは、土日のみ。各校持ち回りで集まり、集中して練習に取り組みました。
地区代表決定戦まで進出し、甲子園に出場した滝川西高校を最後まで追い詰めました。

「勝つためにやってきた」

○学校の歴史を変えた学校祭

「夕張だからできない
      というイメージを打ち消したい」

生徒数が減少し、学校祭ではできないことも多くなりました。しかし生徒たちは、少ない人数だからなにができるか、どうしたら全員が楽しめるのかを話し合い、そんな状況でも新しいことに挑戦しました。

「夕張じゃ何もできない。夕張じゃだめだというイメージを打ち消したい」

地域の人に楽しんでもらえるよう、市内2か所でヨサコイの発表を行いました。 以前、夕張にあったヨサコイチームが踊っていた振付を再現しました。
当時のメンバーの方は、「感動した。完璧に再現されていた」と言っておられました。

「夕張だからできない
      というイメージを打ち消したい」

  

本プロジェクトに支援をお願い致します

このプロジェクトは日本がいずれ直面する大きな課題に対して、大きな解決策になりえます。
当プロジェクトが成功し、夕張が再生を果たしたその成功事例は何事にも代えがたいノウハウになるはずです。

今回のご支援は夕張市への支援という形にとどまりません。
日本の将来の課題解決への投資という意味でも是非皆様の支援をよろしくお願い致します。

  

現在進捗情報はありません。

北海道夕張市

夕張市は国内唯一の財政再生団体となり、人口減少や少子高齢化といった課題解決に向け、市民と市役所が一丸となって立ち向かっています。夕張は、日本が、世界がこれから直面する問題集だと言えます。この問題に対する解を求めて、夕張高校生は3年間をかけて挑みます。この問題を解く武器は夕張にはあります。RE START!のスローガンのもと、課題解決に挑み続ける市民と市職員。人口減少率の高さゆえに日本中に散らばった夕張のファン。高齢化率の高さは経験豊富な知恵が多いことを意味しています。まさに「世界最先端で最も難しい問題」に、地域とともにチャレンジモア・スピリットで挑む夕張高校生。彼らの挑戦を生む環境づくりにご支援をお願いします!