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久米民之助が住んだ歴史的建造物が渋谷で解体の危機!沼田の「大正ロマン」エリアに移築したい【旧久米邸洋館移築プロジェクト SHIBUYA to NUMATA】

カテゴリー:まちづくり 

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寄付金額 5,830,000

58.3%

目標金額:10,000,000

達成率
58.3%
支援人数
83
終了まで
受付終了

群馬県沼田市(ぐんまけん ぬまたし)

寄付募集期間:2020年10月16日~2020年12月31日(77日間)

群馬県沼田市(沼田市教育委員会)

プロジェクトオーナー

旧久米邸洋館保存整備事業<文化財保全事業>

[概要]
沼田市名誉市民である久米民之助翁(1861~1931)が暮らした渋谷区代々木上原の邸宅、通称代々木御殿の一角にあった洋館を、市内中心市街地に移築し保存整備するもの。

[経過]
この建物は大正期に建てられた洋館として歴史的に貴重な建造物である。木造平屋建てで、当時世界的に流行していたセセッション(ウイーン分離派)様式の外観を持つ。
久米家の後には紀州徳川宗家の迎賓館として使用された洋館は、関東大震災や戦時中の空襲など困難をくぐり抜け、現在は「旧岩佐多聞邸」として親しまれている。
本年10月末を期限に建物の解体が決定していることから、久米民之助翁に所縁があり同じく渋谷区内の旧土岐家洋館を移築した実績のある沼田市に情報提供があり、市内への移築による保存整備を模索していた。

[目的]
この建物は、久米民之助翁が建築し暮らした邸宅内の洋館であり沼田市に所縁が深いこと、大正初期の歴史的建造物として価値があることなどから、歴史的建造物として保存整備することにより、市民文化の振興を図るとともに、「大正ロマンのまちづくり」と銘打つ中心市街地の新たな建造物として追加することで相乗効果が期待できる。

[建物概要]
構造木造平屋建て(一部RC造) 面積約90㎡(9.4m×10.1m)※概寸、テラス部を除く。

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ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

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結果:-

久米民之助が住んだ歴史的建造物が渋谷で解体の危機!
沼田の「大正ロマン」エリアに移築したい

【旧久米邸洋館移築プロジェクト SHIBUYA to NUMATA】とは

皇居二重橋を設計した久米民之助は、沼田市で生まれ育ちました。技術者に留まらず豪腕実業家としても成功を収め、晩年は沼田城址(現・沼田公園)を買い取り、整備のうえ沼田市へ寄贈したふるさと思いの人物でした。
久米民之助は成功を収めた頃、渋谷区に広大な御殿を構えます。「代々木御殿」といわれた邸宅の一角にあった洋館は、歴史の紆余曲折を経て、大正時代の歴史的建造物として現存していましたが、都市開発のため今年9月取り壊すことに。

解体寸前の8月、洋館の解体を惜しむ保存プロジェクトの中心メンバーから情報提供があり、見学会に参加、沼田市は急遽移築を決定しました。
折しも沼田市は、中心市街地を「大正ロマンのまちづくり」エリアとして整備を進めているところでした。歴史的建造物群の一角に移築、公開し、多くの方に見学いただきたいと思います。
久米民之助の出身地として、彼が住んだ歴史的建造物を沼田市に移築するため、みなさまのご協力をよろしくお願いいたします。

公園の寄贈者・久米民之助は、有名な技術者で豪腕実業家だった

写真

沼田市民や城好きにお馴染みの沼田公園(沼田城址)は、明治大正期に一代で成功を収めた人物が、晩年、私財を投じて沼田城址を買い取り、近代公園として整備のうえ、沼田市に寄贈したものです。
その人物こそ、沼田市で生まれ育った久米民之助(1861~1931)で、旧沼田藩士・権十郎の長男として生まれました。

11歳で父を亡くしますが、その優秀さから周りの援助を受け、慶應義塾、工部大学校(後の東京大学)へ進学して主席をおさめます。皇居二重橋の設計者として知られ、技術者であると同時に土木事業・鉄道事業などで実業家としても手腕を発揮、衆議院議員としても4回当選を果たしました。次男・権九郎は建築家として成功し久米設計を興します。また、旧沼田藩五島家を再興した長女の夫は東急の中興の祖である五島慶太です。

沼田市では、沼田市名誉市民を追贈、墓所である沼田市内の正覚寺では「久米民之助翁法要」が毎年行われています。

紀州徳川家の迎賓館としても使われた大正ロマンの洋館

久米民之助は、渋谷区上原に広大な御殿を構えます。「代々木御殿」と言われた邸宅のなかの建物の一つが、大正初期に建てられた写真の洋館です。

木造(一部RC造)平屋建て、屋根裏部屋付で当時世界的に流行していたセセッション風の外観が採用されており、広大な庭園に向けて設けられていたテラスが印象的です。設計者は、赤坂離宮を手がけた片山東熊(1854~1917)とも、小樽市公会堂を手がけた木子幸三郎(1874-1941)とも言われ、竣工は1912(明治45、大正1)と推測されています。維持のため、内外装とも後年に改修が行われていますが、大正期に建てられた貴重な洋館の一事例といえます。

その後、御殿は、鉄道事業の運転資金作りのため紀州徳川家に売却されます。紀州徳川家では、この洋館を迎賓館として使用していました。その後、関東大震災や戦時中の空襲など幾多の困難をくぐりぬけて現在は「岩佐多聞邸」として親しまれています。

この洋館は、歴史の紆余曲折を経ながらも現存していましたが、ついに今年9月、解体されることになりました。解体寸前の8月、沼田市に情報提供があり、沼田市は急遽移築を決定しました。

洋館が取り持つ渋谷と沼田の縁結び

写真

「代々木御殿」に住んだ久米民之助、また娘婿である東急の五島慶太とも沼田に所縁の家柄ですが、渋谷との関係も、明治、大正、昭和、平成、そして令和と連綿と紡ぐ歴史の中で受け継がれています。

沼田市では以前渋谷区広尾にあった旧土岐家住宅洋館を市内に移築した実績もあります。
このたび久米民之助が暮らした洋館を渋谷の地から移築することになり深い縁を感じざるを得ません。

大正ロマンのまちづくりエリアに移築、公開

沼田市は、歴史資料館の入るテラス沼田を起点に、沼田城跡として発掘調査が進む沼田公園とあわせて、中心市街地・上之町を中心に「大正ロマンのまちづくり」をテーマに整備しています。
洋館を、歴史的建造物群の一角に移築、公開し、多くの方に見学いただきたいと思います。
久米民之助の出身地として、彼が住んだ洋館を沼田市に移築するため、みなさまのご協力をよろしくお願いいたします。

寄附金の使い道

いただいた寄附金は、旧久米邸洋館移築事業に要する費用に充当いたします。

〇 解体移転に要する費用
〇 用地取得に要する費用
〇 基本調査、基本設計、実施設計に要する費用
〇 移築工事及び付帯工事に要する費用
〇 調度品等備品購入費などその他移築事業に要する費用

スケジュール(案)
令和2年度 解体移転、用地取得、基本調査
令和3年度 基本設計、実施設計、移築工事
令和4年度 移築工事、工事完成、公開

 
※目標金額より寄附が集まらなかった場合でも、事業は実施いたします。
※目標金額以上に寄附が集まった場合でも、本事業に活用させていただきます。

寄附者の皆様へ

沼田市長 横山 公一

沼田市名誉市民である久米民之助翁が暮らした旧久米邸洋館は、大正期に建てられた歴史的に貴重な建造物です。
久米家の後には紀州徳川宗家の迎賓館として使用され、その後、関東大震災や戦時中の空襲など困難をくぐり抜け、現在に至ります。

このたび解体が予定されていましたが、久米民之助翁に所縁が深い沼田市に情報提供があり、急遽市内への移築を決定し事業に着手いたしました。

明治大正期の日本の産業発展に多大な貢献をされた久米民之助翁は、沼田市にとっての大恩人です。
建物の持つ歴史的価値もさることながら、その恩に少しでも報いることができるのではないかと考え決断いたしました。
8月26日現地見学会、9月23日補正予算可決と1ヶ月足らずの短期間で事業決定できましたのも旧久米邸洋館に関わる関係各位、皆様のご理解とご協力の賜と感謝しています。

沼田市では、久米邸洋館の持つ歴史的価値をしっかりと後生に伝えるとともに、名誉市民である久米民之助翁の偉業を讃え、市民文化の振興を図っていきたいと考えています。
そして、この旧久米邸洋館の移築事業が完了したあかつきには、全国各地からこの建物を愛する多くの方々に「大正ロマンのまち」沼田市を訪れていただきたいと考えています。

皆様の温かなご支援をよろしくお願いいたします。

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本プロジェクトへの支援に対するお礼の品について

【市外在住の皆さま】

・本プロジェクトへの寄附は、通常のふるさと納税同様、寄附金控除の対象となります。
・7,000円以上の寄附をしていただいた沼田市外にお住まいの方には、本市物産等事業者支援の意味も込め、お礼の品を送らせていただきます。
・お礼の品のお届けには、迅速を心がけてまいりますが、1~2カ月程度のお時間をいただく場合がございますので、何とぞご容赦ください。
・お礼の品の選択は、最大10品までとさせていただきます。ただし、お礼の品を複数選択する場合は、ふるさとチョイス会員登録の上、ログインする必要があります。

【市内在住の皆さま】

・本プロジェクトへの寄附は、通常のふるさと納税同様、寄附金控除の対象となります。
・お礼の品は、ふるさと納税制度の趣旨に沿って、沼田市外にお住まいの方に限らせていただいております。
・沼田市民の皆さんには、お礼の品をお送りすることはできませんが、本プロジェクトへのご支援をよろしくお願いいたします。

  • 2024年04月01日 13:51

    旧久米家住宅洋館開館記念イベント「NUMATA KUME DAY3」

    本プロジェクトへの応援をいただいた皆様、誠にありがとうございました。
    お陰様をもちまして、復原移築事業が完了し、令和6年4月6日(土曜日)に開館を迎えます。
    開館を記念し、旧久米家住宅洋館開館記念イベント「NUMATA KUME DAY3」を開催します。
    お時間がございましたら、ぜひイベントへ足をお運びください。

    開催日:令和6年4月6日(土曜日)
    開催時間:午前9時30分 から 午後5時 まで
    開催場所:大正ロマンエリア(沼田市上之町)

    イベントの詳細
    記念式典(招待制)
    時間:10:30~11:00
    場所:旧久米家住宅洋館前
    ※旧久米家住宅洋館の一般公開は記念式典後となります

    記念講演会(事前申し込み制)
    時間:13:30~16:00(開場13:00)
    場所:旧日本基督教団沼田教会紀念会堂
    内容:旧久米家住宅洋館の復原移築事業に携わった方々を講師に迎え、お話を伺います。
    講師:志岐 祐一氏(代々木上原旧久米邸洋館保存プロジェクト)
       長井 淳一氏(旧久米家住宅洋館解体調査・設計監理担当)
       大島 善徳氏、岡本まさあき氏(「まんが久米民之助物語」制作担当)
       内田 青蔵氏(神奈川大学建築学部特任教授)
    定員:60人
    費用:不要
    【申し込み方法】 電話または申し込みフォーム※から
    【申し込み先】  電話:0278-23-2111(内線2602)
                文化財保護課 文化財保護係
    ※お申し込みフォーム(外部リンク)

    パネル展示
    時間:9:30~17:00
    場所:旧沼田貯蓄銀行
    内容:解体調査から完成までの工事の様子などを写真で紹介します。

    ※パネル展示は5月6日(月曜日)まで実施します。

    詳しくは沼田市ホームページをご参照ください。

    もっと見る

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  • 2022年05月13日 10:35

    旧久米邸洋館着工イベント開催について

    本プロジェクトへの応援をいただいた皆様、誠にありがとうございました。
    お陰様をもちまして、調査や検討を経て、復原方法が決まり、令和4年3月から工事が始まりました。
    これに伴いまして、旧久米邸洋館着工イベント「NUMATA KUMEDAY弐」を開催します。
    お時間がございましたら、ぜひイベントへ足をお運びください。

    [最新情報展]
    日時 令和4年5月21日、22日 9:30~17:00
    場所 テラス沼田1F多目的スペース

    [講演会]
    日時 令和4年5月22日 13:30~15:30
    場所 テラス沼田5F議場Waltzホール
    入場無料、申込不要、定員100名

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群馬県沼田市

天空の城下町 真田の里 沼田
群馬県の北部に位置し、赤城山や武尊山など日本百名山に挙げられる山々に囲まれ、標高は250mから2,000m余りにおよぶ起伏に富んだ地形で、市街地は利根川とその支流の片品川、薄根川により形成された日本有数の河岸団段丘上に広がっています。

歴史的には真田氏ゆかりの城下町として栄え、「沼田城址」をはじめ史跡や文化財が数多く残っています。また、神が開いた伝説の「老神温泉」や白沢高原温泉、日本の滝百選にも選ばれた「吹割の滝」、四季折々の自然が楽しめる「玉原高原」などの豊かな自然が魅力です。