専門家が選ぶ「いくら」特集2024-2025

ふるさと納税でも人気の「いくら」。
別海町では、いくらを抱えた秋鮭の漁が盛んで、元気に育って帰ってきた鮭の卵から新鮮な製品が作られています。
ただ、ここ最近は秋鮭の不漁が続いており、今シーズンは当初から記録的な不漁の年になることが伝えられていました。

この状況に対し、別海町では、地域をあげて鮭を守りつつ、美味しいいくらを皆様に提供できるように努めています。
また、大切ないくらのため、お礼品としても皆様に間違いのないものを届けたいという思いです。

そこで今回は、皆様にいくらのことをもっと知っていただきたく、東京海洋大学講師/おいしい魚の専門家ながさき一生さんから、
1.今シーズンのいくらの見通し、2.いくらを守る取り組み、3.いくらの選び方、4.おススメの返礼品について解説をいただきつつ、別海町のいくらをご紹介します。

◆解説者プロフィール

◆解説者プロフィール

おいしい魚の専門家 ながさき 一生
 株式会社さかなプロダクション 代表取締役フェロー
一般社団法人さかなの会 理事長代表/東京海洋大学 講師

漁師の息子として18年間家業を手伝い、東京海洋大学を卒業。築地市場の卸会社を経て、魚のブランドの研究で同大学院を修了。
魚好きのコミュニティ「さかなの会」を15年以上主宰。
ふるさと納税の魚介類を紹介する専門家の第一人者でもあり、漁業ドラマ「ファーストペンギン!」の監修も務めるなど、メディアでも食としての魚を分かりやすく伝えている。
著書に『魚ビジネス 食べるのが好きな人から専門家まで楽しく読める本』がある。

1.2024年シーズンのいくらの見通し

~豊洲市場ではバブル期以来の高値との声も~

2024年の北海道での秋鮭漁は不漁が続いており、11月20日時点での漁獲尾数は、前年同時期の81.3%となっています。(北海道連合海区漁業調整委員会調べ「令和6年 秋さけ沿岸漁獲速報」)
また、東京の豊洲市場での北海道産イクラ(しょうゆ味)の卸値は、前年同期に比べ8割も高くなったとも伝えられており、市場関係者からは「バブル景気だった1980年代後半以来の高値」との声も聞かれています。(日本経済新聞 2024年11月22日)

今年の北海道産のいくらは本当に貴重で、ふるさと納税なども利用しつつ、大切に扱いたいところですね。

2.いくらを守る取り組み

~放流や植樹で鮭を守る~

秋鮭の資源保護に対しては、北海道では行政と漁業関係者が一体となり、鮭を増やすため、捕獲した鮭の卵を人工的に孵化させて育ててから放流することで生き残りやすくする「人工ふ化放流事業」を継続的に行っています。

さらに、山の栄養が海にきちんと行き届いて鮭たちも元気に育つように、別海町内では植樹活動も続けられてきました。
植樹で河川の近くに森ができると、ミネラルが海に流れ込み、豊かな海を守ることにもつながっていきます。

3.いくらの選び方

次に、美味しいいくらを選ぶ際に着目すべきポイントをご紹介しましょう。
次の3点になりますので、ぜひともチェックください。

①産地・加工地 ~主な産地 北海道・東北で加工されたものを~
「いくら」の主な産地は、北海道や東北地方です。
これらの産地では、原料を近場で早く安めに仕入れられるため、加工も有利に行うことができます。
高鮮度で良質、かつボリュームもある本格「いくら」を求めるなら、産地で加工された「いくら」を選ぶと良いでしょう。

②親の魚 ~本格派はサケの卵~
「いくら」には、サケ科の魚の卵が使われます。
その中でも粒が大きく最も価値が高いとされるのはサケの卵です。
逆に粒が小さめで価格的にも求めやすいものはマスなどの卵になります。

③味付け方法 ~人気醤油漬け、通向けの塩漬け~
 「いくら」は味付けも重要です。
醤油漬けは、醤油をベースとした調味液に漬けられて味が整えられるため、クセも少なく人気となっています。
一方で、塩漬けは、塩のみのシンプルな味付けで、通向けのいくらといえます。


4.別海町の「いくら」 ~本格的な「いくら」を求める方におススメ~
まず、別海町は、清らかでミネラル分が多い河川が多くあり、江戸時代以前から元気な鮭が育つ地として知られています。
その鮭が抱える大きくて張りある卵を、獲れてからすぐに加工するため鮮度も確か。
素材の味を活かした味付けの「いくら」も多くなっています。

また、別海町の返礼品として用意されているいくらは、基本的にサケの卵のみが使われており、「本格的ないくら」を求める方向きといえるでしょう。

具体的には、例えば次の返礼品がおススメです。
ぜひ、いくらを食べることで生産者を応援いただけたらと思います。

◆専門家オススメの逸品①

漁協製造で鮮度も抜群な扱いやすいいくら

【ながさきさんのコメント】
秋鮭漁の漁師も多数所属する野付漁協製造のいくらで、扱いにも慣れており鮮度は確かです。量が選べて使い勝手も良く、250グラムから選べるので「まずは、お試しで」という方にもおススメです。秋鮭の名産地ならではのいくらを、まずは味わってみてください。

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◆専門家オススメの逸品②

「ESSEふるさとグランプリ」総合グランプリのいくら

【ながさきさんのコメント】
確かな素材、産地ならではの自然な味付け、これらが合わさり誰でも食べやすい「いくら」になっています。
主婦が選ぶお礼品コンテスト「ESSEふるさとグランプリ2022」の総合グランプリに輝いたこともそれを裏付けています。
別海町のお礼品の中でも最もスタンダードになっている「いくら」です。

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◆専門家オススメの逸品③

一度食べてほしい!通向けでも食べやすい「塩いくら」

【ながさきさんのコメント】
塩だけで味付けされた「塩いくら」。
漁協製造のため、獲れたての鮮度抜群な卵が使われていて、クセが少なくて食べやすいです。
そのため、通だけでなく幅広い方におススメできます。
塩いくらは、「食べてみたらすごく美味しかった!」という感想も多く聞かれており、実は私も大好きです。
ぜひ一度食べていただき、「いくら」本来の味をお楽しみ下さい。

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◆専門家オススメの逸品④

地元の鮭も楽しめて、”本当の鮭親子丼”も楽しめる

【ながさきさんのコメント】
別海町の「いくら」に加えて、鮭の身も楽しめる点がとても良いです。
秋鮭切身は、塩漬けと無塩があり、好みに応じて使い分けられます。
いくらと鮭を合わせた鮭親子丼(鮭いくら丼)も作れます。
鮭いくら丼の肉には、本来のいくらの親であるシロザケ以外のサケ・マス類が使われることもありますが、こちらは正真正銘の親子丼になりますよ。

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●ほかにもあります。オススメの返礼品

今後とも別海町へ変わらぬ温かいご支援の程よろしくお願いいたします💖