香川県のオリーブオイル
オリーブの苗木が香川県小豆島に植えられてから110年余り。 この年月は、オリーブが食品や化粧品として暮らしに身近なものになるまでの苦節の110年余とも言えます。 生産者がなんとか栽培を続けようと創意工夫と努力を重ね、築き上げた基盤があってこそ、高品質なオリーブオイル生産が可能になっています。
1世紀を超える歴史
1907年(明治40年)に、農商務省の指定を受け、翌年4月22日に、香川県農事試験場(当時)が、香川県小豆島でオリーブの苗木を植栽。これが、日本における産業としてのオリーブ栽培の始まりです。その後、小豆島を中心として食品産業を発展させる基盤整備や、オリーブの島とした観光PRを積極的に展開。地道な取り組みが功を奏し、小豆島をはじめ香川県は、日本一のオリーブ産地としてイメージを確立してきました。
さらに小豆島中心に行われていたオリーブ栽培も、近年は三豊市、高松市、多度津町などでも増え、ますます面積が増加しています。日本のなかでは温暖で雨が少なく、オリーブ栽培に向いた香川県のオリーブ収穫量は、540.0tと全国シェアの87.1%を占め1位となっています(農林水産省:令和元年産特産果樹生産動態等調査)。
香川県産OliveMarche(オリーブを使ったレシピなどを紹介)
創意工夫で世界レベルに
世界から評価を受ける品質に至った取り組みの例として、生産者が個別に導入した「小型採油機」の存在があります。オリーブオイルは、品種・気象条件・管理状態・収穫時期によって、味も香りも変わるため、小型採油機を個別に導入することにより、それぞれが理想的なタイミングで、思い通りの味と香りに採油できています。
また、香川県産のオリーブは、収穫時に、熟れ具合や傷、病気の有無を目視で確認し、選りすぐりだけを摘み取っています。そして、収穫後すぐに採油することができる設備が整っているため、生産者が想い描くおいしい高品質なオイルができあがります。
かがわオリーブオイル品質表示制度
現在、日本では、エキストラバージンオリーブオイルの品質を示す基準がないため、香川県では、平成26年に独自の品質表示制度を設けました。
香川県内で栽培されているオリーブ樹から収穫されたオリーブ果実のみを原料として、衛生面や製造設備の規定を満たす県の認定を受けたオリーブオイル製造事業者(認定製造事業者)により、県内で製造されたオリーブオイルが対象。
指定検査機関で酸度などを測る化学検査に加え、官能評価を行い、品質評価基準に適合することが確認された製品だけが、ロゴマークを表示することができます。
2つのマークがあり、「インターナショナル・オリーブ・カウンシル(IOC)」が定めるエキストラバージンオリーブオイルの基準に沿うものを「スタンダード」。さらに高品質なものが「プレミアム」です。
認定製造事業者
香川県ふるさと納税で、現在、取扱いのある認定製造事業者様をご紹介します。(50音順)
蒼のダイヤ
アグリオリーブ小豆島
小豆島オリーブ
小豆島から「美」と「健康」を届けようと日本でオリーブの認知が低い時から島のオリーブ製品の企画・製造・販売を担う。
創樹
見ていて気持ち良くなるくらいハツラツと働く女性たちが育む自社農園産オリーブ100%のオイル。
鶴亀園
香川県高級オリーブオイルセット③
27,000円以上の寄付でもらえる
好みや料理に合うよう、品種別にオイルを採油している。自社栽培100%を貫く。
※左記セット画像の右端の品が、鶴亀園のオリーブオイル
東洋オリーブ
『東洋オリーブ』オリーブオイルセット①FG-20
8,000円以上の寄付でもらえる
持続可能な社会を見つめて循環型農業に邁進。地域を想う真摯な姿勢が共感を産む香川を代表するオリーブのスペシャリスト集団。
オリーブオイルの特徴
食用油の多くは種から採るのに対し、オリーブオイルは果実から採るのが大きな特徴です。
化学的な工程を経ることもないので、果実由来の色、香り、味を楽しむことができ、健康な体づくりをサポートする成分を取り入れることができます。
エキストラバージンオリーブオイルは、独特の苦味、辛味、香辛料のような風味があり、この苦味成分は、オリーブ独特のポリフェノール類によるものです。このポリフェノールは複数の成分からなっていますが、風邪薬にある炎症抑制剤であるイブプロフェンと同程度の効果を持つと言われています。アレルギー防止作用や美白効果の高い成分もあり、機能性成分の宝庫です。
機能性の良さも魅力の香川県産オリーブオイルを、ぜひお試しください。
進む利用技術
香川県では、採油後の果実や水分、葉も丸ごと有効活用する技術も世界随一。
例えば、採油後の果実を飼料に混ぜて育てた「オリーブ牛」「オリーブ夢豚」「オリーブ豚」「オリーブ地鶏」や、オリーブの葉を入れた餌で養殖した「オリーブハマチ」「オリーブマダイ」。
さらに、採油時に出る果汁やオリーブの葉から抽出した高濃度のポリフェノール。これらを活用したエキスは、さまざまな食品や化粧品に展開しています。
オリーブ牛
全国屈指の品質を誇る讃岐牛にオリーブ採油後の果実を与え育て上げた香川県だけのプレミアムな黒毛和牛。
オリーブ牛の特徴は、コクがあり、さっぱりしていてやわらかく、しかもヘルシー。女性にもお子様にも優しい香川だけの味です。
オリーブ豚
オリーブ採油後の果実を加熱乾燥し、飼料として与えると、肉質が変化して、口の中で甘くとろけ、あっさりした味わいに。オリーブの力で健康に育った肉質は、今までの豚肉と違う、独自の味を楽しめます。
オリーブハマチ
ハマチ養殖発祥の地である香川県で誕生した、香川だけのブランドハマチ。
香川県産を主原料としたオリーブ葉の粉末を添加した餌を一定期間与えた養殖ハマチで、さっぱりとした味わいと適度な歯ごたえが魅力です。
香川県産オリーブ関連商品
香川県にはオリーブを使った食品や化粧品・雑貨など素敵なものがたくさんあります。
香川県では、香川県産オリーブを使った商品を認証する制度があり、認証された商品にはこのマークが付けられています。
香川県のオリーブが使われた商品を、ぜひお試しください。
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ご当地ドリンク「オリーブサイダー」
16,000 円
【かがわ県産品コンクール】2008年度知事賞 瀬戸内海にうかぶ小豆島は日本オリーブ発祥の地。その特産品であるオリーブの果汁を使った甘さ控えめでフルーティーなサイダー、オリーブサイダーです。 ラベルは、手描きの文字とオリーブの実を摘み取る女性のイラストが素朴な味わいをより一層ひきたてます。 ★香川県産オリーブ関連商品認証制度認証商品 青りんごのような爽快なフレッシュオリーブの味わいが特徴的です。オリーブオイルを作る時にできる果汁には、美容や健康にいい成分、ポリフェノールが多く含まれているものの、渋みが強いためなかなか食用に使われて来なかったそうですが、おいしく作ることに成功しました。 ※県産オリーブを使用し、製造にかかる工程のすべてを県内で行っています。
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さぬきオリーブ純米酒
6,000 円
【かがわ県産品コンクール】2020年度優秀賞 香川県酒造組合と香川県産業技術センター発酵食品研究所との共同研究により香川県産オリーブの果実から発見した「さぬきオリーブ酵母」を使用し、原料の米から仕込水に至るまでオール香川の日本酒です。青いフレッシュな果実の香り、トロピカルフルーツをイメージさせる風味の中に、しっかりとした米の旨味も感じられるお酒です。 ※県産米を使用し、製造にかかる工程のすべてを県内で行っています。
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手延べオリーブ素麺詰合せ(900g)
11,000 円
小豆島の老舗、東洋オリーブの農園で収穫された果実と、小麦の中心部分を贅沢に使い、瀬戸内産の塩で練った生地にオリーブオイルを塗り、伝統の「手延べ技法」でつくられたオリーブ素麺は、風味豊かな匠こだわりの素麺です。 ★香川県産オリーブ関連商品認証制度認証商品 ※製造にかかる工程のすべてを県内で行っています。(こね(粉を練る)⇒熟成⇒生地踏み⇒熟成⇒油がえし⇒熟成⇒自動巻⇒熟成⇒かけば⇒熟成⇒こびき⇒熟成⇒箸わけ⇒乾燥⇒裁断⇒計量・結束(異物混入・金属探知)⇒箱詰⇒梱包)
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「机上の食論」オリーブ肉味噌
6,000 円
机上の食論「オリーブ牛肉味噌」は、オリーブ牛の旨味が凝縮されたご飯に合う絶品の肉味噌です。ご飯と一緒に炒めて肉味噌チャーハン、パンにのせてピザトーストにもいかがでしょうか。また野菜と合わせて煮物など色々な料理にもお試しください。 ★香川県産オリーブ関連商品認証制度認証商品
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オリーブカレー食べ比べセット
5,000 円
日本におけるオリーブ栽培発祥の地『小豆島産オリーブ』の果実が入った優しい甘さの中に刺激的な辛さのあるグリーンカレーと、瀬戸内の温暖な気候風土と独自の飼料で育てたオリーブ牛を使用し、芳醇な味わいとソテーオニオンの甘さが調和したコクのある風味豊かなカレーです。 ★香川県産オリーブ関連商品認証制度認証商品 ※県産オリーブを使用し、具材解凍⇒調理⇒袋詰⇒殺菌⇒包装⇒梱包まで、県内で製造しています。