～産地が消えゆく危機的状況を打破へ～　京たんご梨の産地を守り、育てるプロジェクト！！

事業概要

　京都府京丹後市は、京都府の最北部に位置し、日本海に面した風光明媚な景色が広がります。果樹栽培は古くからあり、京丹後市久美浜から網野に至る海岸線はフルーツロードとなっています。
　本市の果樹は梨・桃・ぶどう・メロン・スイカをはじめとして多品目・多品種が生産されていますが、中でも梨は「京たんご梨」としてブランド化されており、国内だけでなく、香港や台湾等東アジアでも大変人気があります。
　しかし、2015年には134名あった梨農家が、この2020年には83名まで減少しています。さらに梨農家の高齢化（平均年齢70歳超）は深刻で産地の維持が危ぶまれる緊急事態となっています。とりわけ離農が進むことは、梨が実る成木を有害鳥獣の温床とならぬよう伐採する必要があり、「長年かけて育成した成木という財産をなくしてしまうこと」に直結します。
　そこで京丹後市では、梨の果樹園地の保持、さらには生産規模の拡大を目指し、後継者（担い手）の育成と梨園地の整備対策を講じるべく新たなプロジェクトに着手します。

【京たんご梨の産地を守り、育てるプロジェクト】
・梨園地の拡大（又は高齢農家からの継承）を行う梨農家への肥料購入や機械・設備の導入に係る補助支援
・研修用園地の整備に必要な経費の支援
・研修に必要な機械・施設の整備に必要な経費の支援

京都府下最大の果樹産地として、新規果樹農家の育成を進め、産地の維持・発展を図ります！